1. 無料アクセス解析

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

家電量販店と「でんかのヤマグチ」


以前のブログでもちょっと触れた町田市にある「でんかのヤマグチ」。地デジ化前の駆け込み需要がなくなり、シャープやパナソニックに代表されるテレビメーカーが大幅赤字に陥り、ヤマダ電機に代表される家電量販店も大幅減収減益になっています。「でんかのヤマグチ」もさすがに上半期は15%程度の減収になった模様ですが、落ち込み幅は比較的軽微で利益も黒字を確保しています。どこに差があるのでしょうか?

ヤマグチは粗利益率を高める努力を欠かしません。顧客を限定しより濃密なサービスに力を入れています。テレビメーカー、家電量販店は粗利益率を引き下げて量を稼ぐ方向に走りました。ヤマグチは逆をいっています。家電量販店は不特定多数の人に商品を売り切るビジネスモデルです。それに対し、ヤマグチは特定限定数の顧客に絞り様々なサービスを提供しヤマグチがないと困る状況にしています。例えば、高齢者の自宅の電球交換、旅行時に新聞を受け取ったり犬の世話をしたりすることもあるそうです。また、顧客台帳で商品の購入時から一定期間を経過すると、定期点検、買い替えの案内などきめ細やかなサービスをします。家電量販店では不可能なサービスばかりです。その代わりに、ヤマグチは過去の購入履歴が少ない客はリストから外します。すなわち、熱烈なヤマグチファンを抱えるわけです。

日本もしくは日本人が、海外と比べて特に優位に立つのは、サービス力だと思います。日本人のホスピタリティは世界最高クラスだと私は考えます。テレビメーカーと家電量販店にはこのサービス、ホスピタリティの概念が希薄です。段ボール製品も価格一辺倒になりがちですが、コーワは価格ではなくサービスと対応力で「コーワがないと困る」と言ってもらえる会社にしたいと想います。

おまけ
ちなみに、シャープが窮地に陥ったのは、液晶テレビを100%内製化したこと、画像のきれいさだけをアピールして楽しさをアピールできなかったからです。今の時代は、安く性能が高い部品やユニットを外部から調達し組み立てる体制にした会社、もしくはアップルのように企画はしても100%外部に製造委託する会社が成功しています。さらに、アップルは同社の製品を使う楽しさをうまくアピールします。
工業製品で100%内製化をして成功しているのは、スイス製の超高級時計ブランドくらいではないでしょうか?クオーツはせいぜい20年くらいしか持ちませんが、スイスの高級機械式時計は100年でも使えます。ブレゲというブランドの時計は、今の時計の基礎的技術を開発したことで知られ、顧客にマリー・アントワネット、ナポレオン、チャーチルなど多くの著名人がいます。ブレゲの時計を正規代理店で購入するとパリの本店の顧客台帳に登録され、ナポレオンなどと同等に扱われます。こういう消費者をワクワクさせるようなストーリーが日本の家電メーカーにはありません。

スポンサーサイト

| 未分類 | 07時08分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















非公開コメント

http://kowa1889.blog72.fc2.com/tb.php/978-9ac4c94e

PREV | PAGE-SELECT | NEXT