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スタグフレーション

安倍首相はインフレ率2%を目指すと言います。しかし、物価が上昇すると不景気なのに物価が上昇するスタグフレーションになるのではないかと危惧します。

●インフレは景気が良く、物価が上昇します。消費者は価格が上がる前に早く買おうとします。給与も上がるので、生活が良くなっていると感じます。
●デフレは景気が低迷し、物価が下落します。消費者は価格がもう少し待てばもっと下がると思い買い控えします。物価が下がっても、給与が下がるので生活が苦しくなったと感じます
●スタグフレーションは景気が悪いのに、物価が上昇します。景気が悪く給与も減るのに、物価が上がるという最悪のケースです。
ウィキペディアによれば、スタグフレーションの具体例として、1973~1974年の第1次オイルショック、1979年の第2次オイルショックでは多くの先進国がスタグフレーションに悩まされたことがよく挙げられます。1980年代に入り石油価格がほぼ半値まで低下しスタグフレーションからの脱却は成功したと書かれています。

物価が上がるのは、2つの要因があります。一つはデマンドプルインフレ(需要が供給能力を上回り物価が上昇する)があります。バブル時代がこれに近いと言えます。もう一つはコストプッシュインフレ(コストが上昇することで物価が上昇する)で、賃金の上昇率が高い、エネルギー価格が上昇し物価全体を押し上げる、といった場合におきます。

物価を2%上げるための安倍首相の考えは、大規模な金融緩和を進め円安に転換し物価を上げさせる、金融緩和と公共投資で国内景気を良くして物価を上げる、の二つだと思います。もし狙い通り円安になれば、エネルギー、食糧などの価格が上昇し物価が上がります。物価が上がっても、景気が良くなって給与が上がれば物価上昇分を補えますが、大企業は給与を上げずに株式配当を増やす方向に行き、従業員(国民)にはメリットが届きません。また金融緩和と公共投資で景気が良くなるなら既に良くなっているはずです。それに円安になっても、海外生産比率が上がっているため輸出の伸びは期待したほどではなく、景気浮揚には不十分です。

物価を上げるなら、景気を良くして給与を上げることにつながらなければ生活をより一層苦しくするだけです。引き続き、安倍首相の政策を見る時にこの点に注視しましょう。

おまけ
円安をはやして株高になっています。勘違いしてはいけません。貿易赤字の拡大、経常収支の悪化を背景に円安になるという悪い円安です。円安で輸出企業の業績が多少良くなっても日本全体を見ると物価上昇によるマイナスの方が圧倒的に大きいです。

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| 経済・社会 | 07時33分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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