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貿易収支と所得収支

まず二つの言葉を解説します。貿易収支とは日本から輸出された金額から輸入した金額を差し引いた金額を指します。所得収支とは、日本が海外に持つ会社や債券から受け取る配当金、利息などの合計額から、日本から海外に流出した金額を差し引いた金額です。家計に置き換えると、貿易収支は「給与から支出を差し引いてお金が残れば黒字、お金が不足すれば赤字」と同じことになります。所得収支は、保有する定期預金の利息、投資信託の分配金、所有するアパートや土地などの不動産から得る不動産収入などから、銀行借り入れの金利支払い額を差し引いたものと考えればわかりやすいと思います。

日本は2013年度(2013年4月~2014年3月)が6.8兆円の貿易赤字になると予想されており、3.11以降の3年連続の貿易赤字となります。ちなみに輸出は64兆円、輸入が70.8兆円で6.8兆円の赤字となります。ちなみに原発停止による割高なLNG(液化天然ガス)の輸入量が3兆円増えたと言われます。それを差し引くと3.8兆円の貿易赤字が元々あることになります。これは、日本企業の海外現地生産が増加し、その製品の輸入が増加していることに起因しています。例えば、デジタル一眼レフカメラは国内で生産されますが、コンパクトデジカメはタイ、台湾、中国などで生産され日本に輸入されます。日産はタイの工場で製造したマーチを輸入します。従って、原発を稼働させることでLNGの輸入を減らし貿易赤字を減らすことはできますが、日本企業の構造変化による貿易赤字要因は残ります。

所得収支は、約18兆円のプラスです。貿易赤字と合わせると11兆円以上の黒字なので、まだ「国として稼ぐ力」を持っていることになります。毎日の生活費が給与と賞与の総額で賄えないが、不動産や金融資産からの収入で黒字を確保しているのと同じです。しかし、海外の債券の利率が低下しています。徐々に所得収支は減少する可能性があります。

日本のGDP総額470兆円で輸出が64兆円ということは14%に届かず、輸入は15%です。決して日本は貿易立国ではありません。円安になって輸出が増えるプラスよりも、輸入物価が上昇し国内物価を押し上げるマイナスの方が大きい国になっています。円安が日本にとって良いことだという勘違いを是正したいものです。ちなみに、韓国は輸出50%・輸入47%、中国が26%・24%、米国が10%・15%です。韓国と中国こそが輸出立国です。日本と米国は個人消費、サービス産業の比率が高いです。

おまけ
今朝はこの冬一番の寒さで1月2月の厳寒期と同じ気温です。工場では体が硬くなって、事故怪我を起こしやすい時期になります。注意願います。

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| 経済・社会 | 07時34分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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