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バランスシート経営


財務会計に関連した内容を書くので、興味のない方はスキップしてください。

多くの中小企業の経営者は、B/S(Balance Sheet 貸借対照表)よりもP/L(Profit&Loss Statement 損益計算書)を見てしまいがちです。P/Lは今年度の損益状況、すなわち黒字か赤字かを示すので、どうしてもこちらに目が行ってしまいます。P/Lは1年間の成績表です。去年が赤字であっても、年度が替わればゼロからやり直しが効きます。経営者は黒字でないとマズイという意識が頭にこびりついています。赤字になると銀行から借り入れが出来なくなると恐怖心を持ちます。ですから、P/Lが黒字かどうか非常に気にします。

しかし、会社経営で本当に大事なのはB/Sを重視した経営です。B/Sは会社が始まって以来の累積の成績表です。コーワは今年62期を迎えています。例えば、赤字はB/Sの純資産と呼ばれる項目を減らし、財務体質を悪化させます。最終利益に対して約4割の税金がかかるのを嫌って、不要な機械を買ったり、派手な慰安旅行をしたりして利益を減らし税金を減らす経営者がいます。しかし、会社に利益を残さないと純資産を大きくすることが出来ません。社歴が長くても、こんな行動をしていると利益の蓄積がされず、財務体質がぜい弱で不安定になります。期間に見合った純資産(資本金+蓄積された利益)があるかどうか大事です。銀行はB/Sを見て、資金を融資するかどうか判断します。その際に一番重視するのは、この会社がキチンと遅滞なく金利支払いと元本返済を間違いなく実行してくれるかどうかです。会社が急成長し、売上・利益とも急拡大している会社に銀行がどんどん融資をするかというと必ずしもそうとは限りません。なぜなら、そういう企業は財務体質がぜい弱だからです。

経営者の最大の責務は、黒字を大きくすることではないと考えます。会社を継続し、社員の雇用を守ることです。そのためには、会社をつぶさない事。会社をつぶさないためには、財務体質を強固にすること、そのためにはB/Sを重視した経営を行い、かつ利益を安定的に残すことです(大儲けする必要はありません、というか出来ないのが実情です・・・)。財務体質が良いと、銀行から融資を受けやすくなる、融資の金利も低くなる、会社が倒産しにくくなる、後継経営者も安心して事業承継できる(借金過多では後継経営者も会社を引き継ぐのを嫌がります)といったメリットが生まれます。

P/Lは経営者の意志だけでは作れません(粉飾決算は別ですが…)、どうしても外部環境などの影響を大きく受けます。しかしB/Sを良くすることは経営者の意志で出来ます。ちなみにコーワに対する評価をある公的金融機関がしてくれました。この金融機関では企業を14段階で評価するそうで、コーワは上から2番目だそうです。コーワの収益性は業界の傾向で非常に厳しいですが、コーワのB/Sが良好でそのような評価になるとの事でした。これからも従来と同様にBSを重視した経営を行っていきます。一方、段ボール業界では高い収益率を残すのは容易ではありませんが、外部環境に係らず安定的に利益を確保してB/Sの改善も続け、会社を継続できるように頑張ります。

おまけ
CSで苦労した巨人、CSで圧勝した日本ハム。日本シリーズは逆転。流れは怖いです。

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