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「新幹線お掃除の天使たち」遠藤功著


東京駅の新幹線の車内の清掃業務を請け負っている「鉄道整備(テッセイ JR東日本の子会社です)」で働く人々を紹介し、なぜ「キラキラ輝く普通の会社」になったのか解明する本です。著者は、現場力の研究を永年されている遠藤功氏です。この本は今年8月28日に第1冊が発行され、現在は第9刷となっています。アマゾンに発注しても2週間待ちの状態になるほど売れています。

この本では、テッセイに勤務し東京駅で止まっている新幹線の車内を7分で完璧にきれいにする人々のエピソードを紹介すると同時に、7年前からテッセイを変革する仕掛けをいかに実施されてきたかを書いてあります。皆さんも東京駅で新幹線に乗る時、新幹線がホームに入る時に清掃スタッフ全員が並んで一礼をする人々を見たことがあるはずです。停車時間は12分、降車に2分、乗車に3分、清掃に充てられる時間は7分間だけ。清掃を終了して、乗車する乗客にまた一礼している姿を見ることが出来ます。彼らの仕事ぶり、気遣いはテレビ雑誌でも紹介され、海外のメディアも驚きの言葉で紹介され、最上級の評価を与えています。米国の名門スタンフォード大学の学生も清掃研修に来るそうです。

正直言って、本を読みながら涙を何度も流してしまいました(歳とって涙もろいです)。エピソードそのものは小さなものですが、心を打つものばかりです。この本を読んで、なぜそこまで感動するのか? 新幹線の清掃業務という仕事に対するプライド(清掃業務でプライドを持つのは容易ではありません)、利用客から認められ感謝される喜び、個人の改善案が認められ東京駅の環境改善や新しい車両の設計にまで活用されるやりがい、言われたことだけやっていればいいという親方日の丸の社風を変革した経営人と管理職に対する尊敬の念、のためだと思います。

7年前から会社の活性化を図ったお二人の仕掛けが第2部に紹介してあります。当初は新たな試みに対してスタッフには抵抗感がありましたが、少数の賛同者をきっかけに広がっていき、個々人が自ら進んで様々な改善案を考え出す「現場力」が生み出されるようになりました。清掃スタッフに対する経営陣・管理職のリスペクト(敬意)、それを受けてスタッフがプライドを持ってより良い仕事をしようと意欲的に仕事に臨みます。テッセイの社内での活動は、すべての会社で当てはまることで、弊社の運営にも参考にしたいと思います。

東京駅から新幹線を利用する機会がある時には、早めに新幹線のホームに行ってテッセイのスタッフの動きを良く見て頂きたいと思います。

優れた風土を持つ会社で働く誇り、職責を果たす誇り、顧客に感謝される喜びを実感できる本です。磯輪社長、山口社長、一読されることをお勧めします。

おまけ
昨日の巨人の勝ち方はどろくさいものでしたが、勝つという強い意識が感じられる戦いぶりでした。
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| | 07時29分 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

ご紹介ありがとうございます。

原紙在庫、42万トンまで増えてきました。出口が減っていないのに増え続けるなんて、生産調整の意味ありませんね。

| (山) | 2012/10/22 09:38 | URL |















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