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「海賊とよばれた男」(上下巻) 百田尚樹著 講談社


上下巻合わせて700ページ以上ありますが、一気に読みました。涙が出そうになる場面もありました。会社経営をする人、組織で管理職にある人、に是非薦めたい本です。

この本は、出光興産の創始者である出光佐三をモデルにして書かれた自伝的小説です。出光興産というとわからない人がいると思いますが、ガソリンスタンドのIDEMITUを運営している会社と言えば分ると思います。出光氏は戦前に石油販売の会社を始め、戦後幾多の困難を乗り越えて急成長し、業界の異端児、暴れん坊と呼ばれる経営者(会社)になりました。しかし、この本を読むと異端児でも暴れん坊でもなく、社員、日本、国民のことを第一に考え、正しいことを貫き通した人物であったことが分ります。逆に、他の石油業界と官僚の先見性のなさ、狭い心、自分たちの権益を守ることに汲々としていた、が分ります(残念ながら、官僚は今も変わりありません)。逆に、銀行の頭取が出光氏と初めて面談して巨額の融資をすぐ認め、戦後日本を統治したGHQの幹部は出光氏の考え方を認めました。どちらも、出光氏の自社の利益を追わない姿勢、社員と国民のために何をなすべきか考える姿勢や人間性に魅了されたのだと思います。

出光氏は第二次大戦後、会社には仕事がないにもかかわらず戦地から戻ってきた社員を「最も大切な財産」と雇用し続けました。会社の利益以前に、社員の事、国と国民の事を考える姿勢に打たれます。また、仕事に対しては厳しくも社員をいつも大切にする出光氏を慕う同社の社員の心意気と努力に感動します。出光氏が会社を急成長させた背景には、同氏の強力なリーダーシップがあったことは言うまでもありませんが、出光氏に対する社員の強い信頼感、社員間の優れたチームワーク、仕事と会社に対する愛情、自分たちが明日の日本を築くという強い気持ちがありました。

戦後の日本が急成長した背景には、出光氏のように私心がなく、国と国民のことを考え、先見性に富み、厳しく、優しい経営者がいたことを忘れてはいけないと思います。現代の日本には同氏のような傑出した人物がなかなか見当たらないのが残念です。

おまけ
女子バレーボール日本代表チーム。五輪最終予選ではボロボロ。予選リーグ敗退と思っていました。でも、昨日は宿敵中国に粘り勝ち。日本の選手が大喜びする一方、中国の選手が号泣しているのが印象的でした。次戦はブラジル。強敵ですが、この勢いで頑張って欲しいです。男子サッカーの3位決定戦は宿敵韓国。こちらもがんばれ!!!


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| | 07時29分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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