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欧州財政危機の連想ゲーム

今日は内容が硬く、ちょっと難しく、危機感をあおる内容になっているので、読みたくない人はスキップしてください。

スペインが再びきな臭くなって、ユーロ安円高が進んでいます。ここで欧州財政危機に基づく連想ゲームで最悪パターンを考えます。
●ユーロではアイルランドとギリシャが財政破たん。次はスペインとみなされ、長期金利が上昇しユーロ安となっている。もしスペインが破たんすると次はイタリアがターゲットとなる。しかし、形がどうあれユーロの問題がいつしか解決すると、投機筋(ヘッジファンド)は財政赤字が増え続ける日本の国債を狙い撃ちにして金利を上げよう(価格が下落)とするでしょう。日本の金利が上昇すると、低金利で何とか息をついている中小企業は赤字に陥るでしょう。日本の財政赤字を減らして、金利上昇をしないようにするために消費税率アップは不可避です。10%では不足で、さらなる引き上げが将来行われます。金利が上昇すると、国債を大量に抱えている銀行は多額の損失を出します。中小企業への貸し渋りが起きます。
●欧州の銀行はアジアでかなりの貸し出しを行っています。その貸し出しを日本のメガバンク3行に買ってもらっています。しかし、欧州の銀行が破たんするとアジアの企業も破綻します。その企業への貸し出しを購入した日本の銀行も巨額の損失を出します。その結果、日本のメガバンク3行は国内の貸し出しを減らそうとします。やはり、中小企業への貸し渋りが起きます。
●欧州の銀行がおかしくなると、欧州経済は景気後退に陥ります。欧州向け輸出比率の高い日本の精密機器メーカーや一部自動車メーカーは円高と販売数量減の二重苦に苦しむことになります。これら企業の減益幅が大きくなり、株式市場を下げる結果となります。
 中国は欧州向け輸出比率が非常に高く、当然輸出が減り、中国企業に素材を売っている日本企業の売上と利益は減り、株価下落要因となります。遠い欧州の危機も国民生活を直撃します。
●世界中の投資家は不透明感を嫌って、リスクの高い株式を売りリスクの低い債券を買います(金利は低下)。債券バブルが発生します。バブルはいつか崩壊します(債券価格が下落)。円、ドル、ユーロの中で、減ってはいるものの依然として経常収支が黒字の日本の円が買われます。円高は70円台前半から70円寸前まで買われる可能性もあり得ます。日銀の円売りドル買いの単独介入では効果はありません。輸出企業は円高に苦しみ、株式市場は下げます。

何か悪いことばかり書きましたが、悪い方向に連想ゲームが働きやすい経済環境にあります。投機筋と呼ばれるヘッジファンドは、こういったシナリオを読んで投資行動を決めます。

これらの問題を解決するには、ユーロ共同債を発行してドイツがユーロを支援するという姿勢を全世界に見せること、日本政府が消費税率引き上げを予定通り行い社会保障改革にも真剣に取り組むこと、日本の貿易赤字を貿易黒字に戻すこと(一番簡単な方法は、全ての原発を再稼働しLNGの輸入を減らすことですが、賛否両論あると思いますが)、ヘッジファンドの投資に関して何らかの規制をかけること、米国がドル安推進政策を止めること(ドル安にしても米国内で製造して輸出する製品がありません)、融資先がなく国債を購入せざるを得ない日本のメガバンクが融資を増やす方針を打ち出す(難しいと思いますが・・・・)、等々の対策が必要だと思います。

おまけ
オリンピック開会の前に、日本時間26日午前1時なでしこジャパンがカナダと対戦します。ロンドンと日本の時間差が8時間あるため放送が深夜になります。ライブで見たいけど、翌日の仕事を考えるとムリ。なでしこジャパンの中の私の注目選手は大儀見(旧姓:永里)優季選手。ドイツで2年連続二桁得点を記録し、攻撃だけでなく守備もできるようになり佐々木監督の信頼も厚くなりました。昨年のワールドカップでは、守備に対する気持ちが弱く(ドイツでは点を取るのがフォワードの仕事という意識が強い)佐々木監督の評価が低かったのに対し、ここ最近は攻撃だけでなく高い位置でのボール奪取に力を入れています。是非、金メダルと得点王目指して頑張ってもらいたいと応援します。

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| 経済・社会 | 07時13分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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