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ファンドマネージャーと経営者

3月にファンドマネージャーと経営者の仕事で、似ている部分と似ていない部分について書いたことがあります。今回は、株式のファンドマネージャーがどのような仕事をしているか書いてみます。私は米国株式が専門だったので、米国株式に投資するファンドの運用プロセスを書きます。

米国では色々な景気指標が、毎週、毎月、四半期毎に発表されます。新規失業保険申請件数は毎週発表されます。これをフォローすると、雇用状況が良くなっているか悪くなっているか傾向をつかめます。毎月発表されるものには数多くあります。消費者物価指数、卸売物価指数、失業率/非農業部門雇用者数、鉱工業生産指数、貿易収支など。四半期ではGDP成長率などです。これらをノートに時系列で記録して、米国の景気が良くなりつつあるのか、悪くなっているのか判断します。景気が良くなると判断すると、企業業績が良くなるので、株式の組み入れ比率を高めに維持して、好景気で利益の伸びが高い業種が何か判断します。自動車、鉄鋼、化学、半導体など景気が良くなると業績が改善する業種を高めにします。逆に景気が悪くなると判断すると、景気が悪化しても売上や利益があまり落ちない業種の、薬品、食品、飲料、電力などの業種の比率を高めにします。半年先の景気動向の判断⇒株式の組入比率決定⇒業種配分決定を行う、すなわちトップダウンで決めるプロセスです(何故半年か?株式市場は半年先を見ると言われているからです)。

では、ボトムアップでは何をするか?投資する銘柄を決めます。例えば、景気が悪化すると判断すると、景気に関係なく使用量が安定している家庭紙のキンバリークラーク社(クリネックスブランドでティッシュペーパーを製造販売していました)を保有し、景気が良くなると判断すると物流が増えて使用量が増える段ボールを製造していたストーンコンテナー社を保有するといった銘柄選定と入れ替えを行いました。薬品株(メルク、ファイザー)やタバコ株(フィリップモリス)などは景気動向に関係なく安定した収益を見込めるので、いつも保有していました。ファンドでは、大体30銘柄から50銘柄程度を保有していましたが、これをポートフォリオと呼びました。ポートフォリオでは、食品、薬品、素材、自動車、ハイテク、エネルギー、サービス(葬儀社や精神病院もありました)、金融、等幅広く分散し、偏った業種配分は避けました。また、ポートフォリオが過大なリスクを取っていないかもコンピューターを使って管理していました。

今日はここまで。続きは明日書きます。

おまけ
文字通り、台風一過の晴天。今日は蒸し暑くなりそうです。

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| お仕事 | 07時33分 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑















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まとめtyaiました【ファンドマネージャーと経営者】

3月にファンドマネージャーと経営者の仕事で、似ている部分と似ていない部分について書いたことがあります。今回は、株式のファンドマネージャーがどのような仕事をしているか書い

| まとめwoネタ速neo | 2012/06/21 07:11 |

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