1. 無料アクセス解析

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

AIJ投資顧問の影響

AIJ投資顧問は、資金流用をしたのではなく一応運用をしていたようですが、3年間で預かり資産の半分1千億円を3年間で失ったと報道されました。これほど、運用の下手な運用会社を見たことありません。現金40億円は確認されているようですので、ほとんどの資産が無くなったと推測されます。

AIJ投資顧問のお金がほとんど戻ってこない前提で、どんな影響が被害にあった基金に出るか書いてみます。まず被害にあった基金は、多くが総合型と呼ばれる同じ業種の中小企業が数多く集まって構成される基金です。常務理事は社会保険事務所出身者が多く、理事長と理事は加入する事業会社の社長が務めます。多くの方は資産運用について素人です(個人で株式投資をされている方はいますが、巨額の資金を分散投資で運用するということに慣れていません)。なので、AIJ投資顧問に騙されたわけです。こういったファンドの保有比率はあまり高めないのが一般的で、資産の30%以上を組み入れた基金は分散投資の基本を理解していないことになります。これは責められても仕方がないと思います。

実際に被害にあった基金がしなければならないことは、今後会社が拠出する特別掛け金という保険料を大幅に引き上げなければならないことです。おそらく来春から保険料が大幅引き上げを余儀なくされるでしょう。会社によっては、営業利益を大きく減らすことになりかねません。将来的に高い保険料を払い続けることが無理だから、基金を脱退したいと思っても積み立て不足分を一括で支払わなければなりません。その金額が巨額になります。もし、加入する会社が倒産すると、その会社が本来負担すべきであった不足金の支払いを残る会社が負担しなければなりません。すると、年金による連鎖倒産に陥る会社が出る可能性が出てきます。厚生年金基金を管轄する厚生労働省は全て基金の自己責任で片づけると思います。また、この被害に遭う以前の段階で、将来の年金支払いのための積み立てが不足しており、厚労省から保険料を引き上げるように指摘されている基金が多くあります。この基金はダブルパンチとなります。

すでにリタイアして年金を受給している人に対する上乗せ部分(基礎年金+厚生年金の合計額を上回って支給する金額)が減額される可能性が出てきます。現役で働いている方は、昇給幅が抑えられる、賞与が抑えられるといった形で影響を受けます(負担します)。会社と現役社員の負担だけでなく、受給者にも応分の負担をお願いしますという考え方です。これは手続き上大変面倒ですが、受給者減額を実施しようとする基金が増えると思います。

AIJ投資顧問は罪に問われるのか?実際に運用していたら、巨額の損失に関する罪は問われずに虚偽の報告と説明をしたことを問われるくらいでしょうか?私文書偽造?詐欺?よくわかりません。

おまけ
毎週、週刊文春を購読していますが、いつの間にか350円から380円に値上げされていました。新聞広告に小さく新定価380円と書いてあるだけです。雑誌の中で値上げの説明もありません。8.6%の値上げです。段ボールで9%値上げしようと思ったら、何度も交渉を重ねて大変な苦労をします。黙って値上げできてうらやましいです。

ダンボールのコーワ
埼玉のダンボールメーカー コーワ株式会社



スポンサーサイト

| 経済・社会 | 07時27分 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

昨日はありがとうございました。わが業界各社への影響が少ない事を願っています。

| (山) | 2012/03/02 08:02 | URL |















非公開コメント

http://kowa1889.blog72.fc2.com/tb.php/767-3d505c50

PREV | PAGE-SELECT | NEXT