1. 無料アクセス解析

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

AIJ投資顧問の詐欺行為

まだAIJ投資顧問が詐欺行為をしたとは報道されていませんが、きちんとリスク管理された運用で9割の財産を失うということは考えにくく、資金を流用したとしか考えられず詐欺行為と書きました。

私はコーワが所属する厚生年金基金の理事を務めています。業界の会社が複数集まって組成する年金基金の場合は総合型と呼ばれ、各企業から選ばれる理事長、理事と社会保険事務所出身の常務理事から構成され、資産管理は幹事行と呼ばれる信託銀行がまとめて管理します。アドバンテストや安川電機といった企業の単独型では、人事部や財務部の人間が担当しており、金融に関する知識が総合型よりもあるのが普通で、こういったファンドに引っかかる確率は低いはずなのですが・・・・。被害をこうむった企業は不足する金額を支払わなければならず、企業の存続そのものが危うくなる可能性すら出てきます。米国なら、このような投資顧問を採用した理事たちを、基金の加入員が裁判に訴える可能性が高いです。

コーワの属する基金では、幹事行の信託銀行に資産別にインデックス運用を委託しています。さらに外部のファンドにも投資しています。複数のファンドはすべて外国籍のファンドですが、全て立派な運用会社(私が知っている運用会社ばかりです)が運用するファンドだけです。ファンドの中身の運用状況に関しては、幹事行が定期的にチェックし問題ないか確認しています。いくら優れた運用会社でも、ファンドの運用成績はプラス/マイナスがあります。AIJ投資顧問が運用しているといわれるファンド(本当に運用しているとは考えられません)は、毎年プラスの収益を確保していると報道されました。資産運用業界に永年籍を置いた人間として、毎年プラス収益を稼いでいると聞いただけで、胡散臭いものを感じます。どんなに優れた運用プログラムや優秀なファンドマネージャーでも、コンスタントにプラス収益を稼ぐのは困難です。

投資顧問会社は、銀行や証券会社に比べて設立認可が容易で、検査も銀行・証券に比べて緩いです。投資顧問会社に運用を委託する場合は、本当にまっとうな会社なのか確認しなければなりません。

私は「うまい話はない」と考える習慣を資産運用業界で身に付けました。大事な年金資金の運用に携わる厚生年金基金の理事の方は、資産運用業界に関する知識を身に付けて、自ら資産を守れるようにしなければなりません。これは厚生年金基金だけでなく、個人でも「金融リテラシー」と呼ばれる金融に関する知識を身に付けることが大切です。知っているのと、知らないのとでは雲泥の差を生み出します。自分の大切なお金を守るには、それなりの勉強が必要です。

ダンボールのコーワ
埼玉のダンボールメーカー コーワ株式会社



スポンサーサイト

| 経済・社会 | 07時29分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















非公開コメント

http://kowa1889.blog72.fc2.com/tb.php/763-cb352886

PREV | PAGE-SELECT | NEXT