1. 無料アクセス解析

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

石油と食料

日本は石油に関してほぼ100%輸入に頼っています。食料も自給率40%といわれ60%は海外からの輸入に頼っています。将来、どちらが日本にとってリスクが大きい分野でしょうか?/・・・・・・・・・・答えは食料です。

石油の最大産出国であるサウジアラビアは国内で石油を大量に消費する産業がありません。外貨獲得のために石油を輸出しなければならない国です(中近東の国々はほとんど同じです)。日本は過去何度も石油危機に苦しめられましたが、石油を輸入できなくなったことは一度もありません。単に価格が高騰して大変な目にあっただけです。3.11の後、クウェート(石油の輸出国)は石油を日本に提供する支援を発表しました。クウェートにとって日本は大事なお得意さんであるからです。従って、石油は価格さえ気にしなければ入手可能な商品です。日本近海に大量に埋蔵されているといわれるメタンハイドレートはクリーンなエネルギーで、その試掘が愛知県で始まります。技術開発が出来れば、日本のエネルギー問題はかなり解消されます。

一方、食糧に関して日本は米国から小麦、大豆、とうもろこしなどを大量に輸入し、米国依存度が高い状態です。農作物というのは、出来不出来があるので耕作面積は国内消費に必要な面積よりもはるかに多く保有し、余裕を持つようになっています。国内消費を上回る分が輸出に回されています。大不作になって輸出に廻す量がないと、日本は食料を輸入できなくなります(昔、米国の大豆が3か月間輸入できないことがありました)。石油と違って食料は輸出禁止になりえます。日本はそのリスクを下げるために米国以外の輸入国の拡大を図っています。食料を育てるのに大量の水が必要で、食糧を輸入するということは水資源を大量に使っているのも同じです。しかし、世界的に水資源が減りつつあります。中国があれだけ土地があるのに穀物を輸入するのは水不足のためです。よく中国が日本の水源地近くの土地を購入していると報道されます。従って、輸入国を拡大しても世界的に水不足が進むと輸入できなくなります。

国のリスク管理という意味では、食料自給率を高める方策を打つべきだと思います。ただし、農家へのバラマキは止めて、企業が農業をしやすくするとか、若者が農業に就業しやすくする、といった方向に進めて欲しいと願います。

今日は(も?)まじめな話でした。これは京都大学大学院中野剛志准教授の講演で聞いた内容を基本に書きました。

おまけ
映画「はやぶさ 遥かなる帰還」という映画を先週末に見てきました。主演の渡辺謙が実際の川口教授に似ています。ハヤブサを変に擬人化したりせずに、はやぶさに関わった人たちを淡々と描く良い映画です。ハヤブサのカプセルの試作品を作ったのが、こだわり職人がいる零細工場だったと初めて知りました。
おまけ
12日のNHK特集で「うつ」治療の最前線を紹介していました。かなり効果を出す方法が米国では既に実用化されています。日本では毎年自殺者が3万人を超えています。この中にはうつ患者も数多く含まれています。一日も早く日本でもうつの治療が進歩することを願います。


ダンボールのコーワ
埼玉のダンボールメーカー コーワ株式会社



スポンサーサイト

| 経済・社会 | 07時22分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















非公開コメント

http://kowa1889.blog72.fc2.com/tb.php/757-6671b5cd

PREV | PAGE-SELECT | NEXT