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コーポレートガバナンス(企業統治)の欠如

最近、企業統治が欠如している企業のニュースが目に付きます。企業統治とは企業の運営がルール等に従い正しく行なわれているかどうかということです。
最近の事例を挙げると
-東京電力の原発の問題
-九州電力のやらせメール問題
-大王製紙前会長の不透明な金の流れに関わる問題
-オリンパス社長解任問題  等があります。
オリンパス以外は、もう皆さんご承知だと思いますので、オリンパスの件を取り上げます。
10月1日にオリンパスの社長に就任したウッドフォード氏が職を解任されたことを発端に、オリンパスの株価は半分以下に下げました。オリンパスはカメラメーカー(オリンパスペンが有名)というよりも今では内視鏡(胃カメラ)を中心とした医療機器メーカーという色彩が強くなっています。

オリンパスが2008年に英国の医療機器メーカーを2,150億円(当時の為替レート換算)で買収した際に、実態が怪しいアドバイザーに730億円の手数料を支払いました(買収金額を見ると、高くても100億円程度ではないでしょうか)。これは買収の助言に対する報酬とは信じられない金額で、かつアドバイザーはカリブ海のケイマン諸島で登記され、その会社は現在行方不明となっています。ケイマンはタックスヘブン(収入に対する非課税措置がある国)で、実態のないペーパーカンパニーを設立する場所です。ちなみに私が外資系資産運用会社で勤務した時に、国内の金融機関専用の投資信託をケイマンで設立したりしました。特定の投資家向け専用ファンドを設立する場所がケイマンでした。残念ながら行ったことはありません。

一般的に企業買収をするときは、ゴールドマンサックスや野村證券など証券会社をアドバイザーに使うことが多く、ケイマンの得体の知れないアドバイザーを使うこと自体が怪しい取引と言えます。またオリンパスは国内の新興企業3社(3社合計の年間売上4億円未満)を734億円で買収しました。これも信じられない金額です。ウッドフォード氏がこれらの事実究明をしようとして解任されてしまいました。これらから考えると、不当に高い手数料や高額な買収額を取締役会が承認したこと自体が怪しいことになります。オリンパスの前経営陣がなんらかの不当な取引をした可能性が考えられます。企業統治が欠如していた可能性があります。

企業経営では様々な決断をします。正しかった決断もあれば、誤った決断をすることもあります。しかし、その時点で色々調査検討した結果最善と判断された決断をすればよいだけです。後々、こうしておけばよかったと結果論でクレームをつけることは誰でもできます。しかし、その時点で意思決定プロセスが正しく行なわれることが大事です。「おかしいことはおかしい」とキチンといえるプロセスを経る事が大事です。コーワは中小企業で、株式の非公開企業ですが、様々な意思決定や企業運営において「独断専行」を排除し、「情報公開」と「公明正大」を大事にしていきたいと思います。

ダンボールのコーワ
埼玉のダンボールメーカー コーワ株式会社



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| 経済・社会 | 07時34分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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