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目に見えない資産(インタンジブルアセット)


会社が年間の決算を示す資料には、損益計算書(Profit & Loss Statement の略でP/Lと呼ばれます)と貸借対照表(Balance Sheetの略でB/Sと呼ばれます)があります。他に資金の増減を示すキャッシュフロー計算書がありますが、中小企業では作成しない会社が多いです(当社は作成します)。

損益計算書は企業の1年間の活動を通じて、いくら売り上げたのか、いくら利益を出したのか、もしくは赤字になったのかを計算する、企業の1年間の成績表ともいえます。
貸借対照表は、左右に表が分かれており、右側にはお金をどのようにして集めたのか(株式、銀行借り入れ、買掛金、累計利益総額、等)が表示され、左側にはそのお金が何に投資されたか(商品、原材料、土地、建物、設備、機械・輸送機器、有価証券等の資産)を表示します。右と左の合計の数字が必ず一致するので、バランスシートと呼ばれます(バランスには残高という意味があり、各項目の残高を示すのでバランスシートと呼ぶ説もあります)。損益計算書が1年間の成績表であるのに対し、貸借対照表は会社設立以来の成績表といえます。従って、短期間で貸借対照表を改善するのは、(増資以外では)困難です。毎年利益を積み上げて地道に内容をよくしていくしかありません。また損益計算書は粉飾決算をしない限り経営者の希望するような改善はできませんが、不良資産を処分して強い財務体質に変えるなど、バランスシートは経営者の考えで変えることができます。多くの中小企業経営者が損益計算書を重視するのに対し、バランスシートを重視する経営者は少ないのですが、つぶれにくい会社にするにはバランスシートが大事です。

しかし、貸借対照表には大事な資産が表示されていません。人間(社員)です。社員にかかわるお金は、損益計算書の人件費・労務費といった費用としか計上されません。実際は、社員が企業の保有する資産として最も重要なものなのに、貸借対照表には表示されません。いくら設備機械が良くても、社員がまじめに仕事をしない、良い製品を作ろうとする気持ちがない、といった社員ばかりではよい製品を作れませんし、会社を続けることもできません。社員が持つ「機械を上手に使うノウハウ(経験と知識)」、「お客様との交渉術」、「まじめなモノづくり精神」などは一切資産として計上できません。

資産にはタンジブルアセット(目に見える資産)とインタンジブルアセット(目に見えない資産)の二つに分けられます。目に見える資産は、土地、設備、機械、等です。目に見えない資産は、特許、社員が持つ知識と経験、顧客との強い関係、会社に対する顧客の信用・信頼、新製品を生み出す企画力等。目に見えない資産は貸借対照表に現れません。

段ボール箱の印刷と切れ込みを入れて接着する機械は、1台4~5億円します。しかし、一人の社員を採用し定年まで勤めると、会社は累計で2億円以上の給与などを支出することになります。100人いれば、200億円以上投資するのと同じです。

会社にとって、目に見える資産だけでなく、目に見えない資産が非常に大事です。私は当社の目に見えない資産を誇りに思います。

おまけ
不都合な事実を隠蔽し、真実を全く明らかにしようとしない安倍首相。口だけの「責任を痛感」という安倍首相。こんな人物にカジノ、憲法改正をやって欲しくありません。

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| 経済・社会 | 07時21分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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