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女子フィギュアスケート

残念ながら浅田真央選手は銀メダルに終わりました(でもすごいことです。拍手を送ります。)。浅田選手のミスもあり、パーフェクトな演技をして銀メダルになったわけではありません。浅田選手は次のソチオリンピックまで頑張ると話しています。やり遂げたい目標があると、人間は頑張り続けられます。

金メダルを取ったキム・ヨナ選手と浅田真央選手の差は、技術力の差ではなく戦略の差だと感じました。マーケティングの考え方で、プロダクトアウトとマーケットインという言葉があります。プロダクトアウトとは、企業が有する技術をベースに商品を開発する商品中心の考え方であるのに対し、マーケットインとは市場や顧客のニーズをベースに商品開発をする顧客・市場中心の考え方です。

両選手を見ると、浅田選手はプロダクトアウト型、キム選手はマーケットイン型という印象を受けます。キム選手とコーチは、音楽を含めていかに観衆にアピールするか、採点ルールを良く研究しいかに加点を含めた得点を上げるか、を中心に考えて演技を構成しました。難易度の高い技に挑戦せず技の完成度で勝負しました。一方、浅田選手とコーチはトリプルアクセルを中心とした難易度の高い演技中心で、ジャッジからいかにうまく加点を引き出すかという視点が欠けていたように思えます。さらにキム選手は数年前にカナダに本拠地を置いて練習したのに対し、浅田選手はロシアと日本を行ったり来たり。長期的な戦略にたけていたキム選手側、戦略に欠けていた浅田選手側という印象を受けました。

女子も男子も難易度の高い技を避けて完成度で勝負したキム選手、ライサチェック選手が金メダルを取り、難易度の高い技に果敢にチャレンジした浅田選手、高橋選手、プルシェンコ選手、ジュベール選手が金メダルを取れませんでした。あくまでもスポーツである限り、レベルの高い技に挑戦する選手が報われるような採点方法になってほしいと思います。

企業経営の観点では、プロダクトアウトは「こんなにいい商品を作ったのに売れないのは、市場や顧客が間違っている」と会社が文句を言うケースがありえます。逆に市場や顧客が望む商品を開発した方が受け入れられる可能性が高いので、戦術的にはマーケットインの方が売れる可能性はあります。

安藤美姫選手は安全策を取りましたが、スピード感がなく冴えない演技でした。鈴木明子選手はオリンピックに出る事が出来た喜び、スケートができる喜びを演技からもすごく感じる事が出来て好印象でした。米国の長洲未来選手もスケートの楽しさを感じる素晴らしい演技でした。できれば日本国籍を取得してほしいと思います。

3月に開催されるフィギュアスケート世界選手権では全選手がミスのない演技をして演技終了後に笑顔を見せられることを期待しています。

おまけ
女子パシュート惜しかった。100分の2秒差の銀メダル。田畑選手と穂積選手が所属する企業は富山市の社員40人の中小企業。二人の支援を続けた会社ダイチ様に敬意を表します。


ダンボールのコーワ
埼玉のダンボールメーカー コーワ株式会社


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