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原価割れでも受注するか?


工場が暇で、仕事が定時までありません。そこに、原価割れの仕事が舞い込んで来たら、あなたは受注しますか?

例えば、売価1万円、材料費4000円、人件費や減価償却費など生産量に関係なく発生する固定費が3000円、合計の製造原価が7000円を、6000円で売って欲しいという話が舞い込んできました。仕事を受ければ1000円の赤字が出ます。赤字だから受注しないほうが良いか?それとも受注したほうが良いか?

人件費や減価償却費といった固定費は、工場が稼働してもしなくても発生します。そうすると、ここで考えるべきは固定費を無視して、6000円の売値から材料費4000円を差し引いた2000円(生産量に応じて増減する材料費を中心とした変動費を売上から差し引いて残った金額を限界利益と呼びます)が、この仕事を受注することによって生まれる現金収入の増加分ということになります。したがって、定時までの仕事量がなくて設備とオペレーターが遊んでいるなら、受注したほうが良いという事になります。
では、忙しくて残業が発生している場合にはどうするか?残業代が追加でかかります。したがって、追加でかかる経費と増加する現金収入を比較して判断することになります。もし、目一杯残業が入っている場合はどうでしょうか?ちゃんとした利益が出る受注に影響が出るわけですから、これは断るべきです。したがって、定時まで仕事がない暇な時期なら原価割れでも受注する意味はあります。売上が急減して資金繰りに窮している会社は、目先の現金欲しさに、採算割れの仕事をドンドン受注して自分の首を自分で絞めていきます。

顧客と価格交渉を行う営業マンはこういった点まで考慮して意思決定をして欲しいと思います。定期的に受注できる製品を前述の6千円で売るような取引を決めてはいけません。あくまでも、工場の閑散期に1回限りのスポット取引で終わることが望ましい。しかし、恒常的に工場の稼働率が低い場合は、こういった取引であっても受けざるを得なくなり、業績を悪化させる結果になります。従って、ある一定の受注量を確保し、工場の稼働率を維持することが大事となります。

おまけ
逆走台風が終わったと思ったら、猛暑復活。熱中症に要注意。

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| お仕事 | 07時30分 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

『いいんだよ、うちは価格競争を止めたんだから』、営業マンにこう言って送り出せる経営者が多くならないと。
段ボール業界はどうでしょうか???

| (山) | 2018/07/31 08:41 | URL |















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