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オポチュニティ企業とクオリティ企業


一時期ベストセラーとなった「ストーリーとしての競争戦略」を書いた楠木建一橋大学大学院教授の話を聴く機会がありました。ポイントを書きます。ちょっと面倒な話なので、興味のない方はスキップしてください。

●オポチュニティ企業:外部環境に成長機会を見出し、それを収益機会としてどんどん実現していく企業。ポートフォリオ経営ともいえるが、投資のセンスが必要。先行者利益と規模の経済を追求する。成長することが第一の目標で、利益は後からついてくるという考え方。代表的なのが孫社長率いるソフトバンク。ソフトウェアの商社が携帯電話による通信サービス会社になり、いまや投資会社に変貌した。アップルも同じ。
●クオリティ企業:成熟経済の主役で、外部環境の収益機会ではなく、企業が内部で創るクオリティへシフトする。独自の価値を求め、ここで勝負する、ここで深掘りすると決めて、モノやサービスの良さではなく、戦略の良さを追求する。柳井社長率いるユニクロ(ファーストリテイリング)。他社と共同で、時間と労力を掛けて、ウルトラライトダウン、ヒートテック、エアリズムといった商品を育てた。

貪欲に売上を増やそうと外部に成長機会を追及する大手のオポチュニティ企業に対し、当社が目指すべきはクオリティ企業で、体格ではなく体質を追及すべきだと考えます。

●日向と日陰
1850年ごろにカリフォルニアで起きたゴールドラッシュ。一攫千金を求めた多くの人が金を掘りにカリフォルニアへ。しかし、短期間で終了。これが「日向」。ゴールドラッシュで儲けたのがジーンズメーカーの「リーバイス」。金を掘る人はみんなリーバイス製品を購入。これが「日陰」。すなわち「日向」とはオポチュニティ(収益機会)。しかし、他社も日向に殺到するので、あっという間に競争激化。クオリティ企業は、日差しがつくる日陰に注目する。他社が追随する動悸が希薄なので、独自価値を持続維持できる。
段ボール業界で言えば、大口顧客は「日向」、小口顧客は「日陰」といえるかもしれません。日向には各社が注文を欲しがるので、競争激化し儲からない商売となります。日陰は手間のかかる顧客のため限られた会社しか参入しないので、独自にビジネス展開を出来る。当社が手がける自転車を安全に運ぶための「BTB輪行箱」は日陰といえるかもしれません。

中小企業は日向を目指すよりも、日陰を目指したほうが良いのかもしれません。当社にとって、手がけられる日陰は何か?

おまけ
史上初の米朝首脳会談。名をとったトランプ、身をとったキム・ジョン・ウンという感じ。
トランプのいい加減さが見て取れました。

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| 経済・社会 | 07時32分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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