1. 無料アクセス解析

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

自分の資産を把握する


経済コラムニストの大江英樹氏が日経ネットで上手いことを書いていました:
『投資って水泳と同じなんですよね。水泳の本を100冊読んでも、1回水に入らなければ泳げません。投資も同じで、いくら本を読んでも、自分が体験しないとダメなんです。退職金でいきなり投資をするという人は、水に入ったことがないのに、沖合でボートから飛び込もうとすることと同じです。それはもう、絶対におぼれてしまいますよ。』
『若い女性向けの雑誌で読者の質問に答えるコーナーがあり、私が回答者になったことがあります。「私は貯金が苦手で、すぐ買い物をしてしまい、お金がありません。でも買い物はやめられないから、手っ取り早く投資で儲けたいんですが、何かありませんか?」という質問に、「あなたは投資をせず、地道に貯金したほうが良いですよ」と答えました(笑)』

ある銀行のテレビ広告で、退職金をもらった男性が銀行の担当者に投資の相談をします。担当者は素敵な笑顔で、男性の話に耳を傾けます。これは、上と全く同じ状況です。担当者の笑顔は、販売手数料を稼いで自分が果たすべきノルマを消化できる喜びから出る笑顔です。

個人として資産運用をする前に、自分の年間の損益額と自分の資産を把握することから始めましょう。給与明細と賞与の明細に税金と保険などを差し引いた手取り額が表示されます(源泉徴収票でも構いません)。それ以外に収入があれば、それを加えた総収入額から使ったお金を差し引いてプラスであれば黒字、マイナスであれば赤字となり、企業経営と同じです。企業は売上から材料費を除いた粗利から人件費などの経費をマイナスして黒字か赤字になります。これは損益計算書です。やってみると無駄な出費や予定外の出費に気付くと思います。

月々の消費支出を記録するのに家計簿に記入するのは面倒だという人もいるかもしれません。その場合には、年末に総資産を集計することをお勧めします。企業で言えばバランスシート(貸借対照表)とおなじです。年末時点の、手許にある現預金、定期預金、投資信託や株式の評価額(年末の基準価格や株価を使って算出)、生命保険の解約返戻金(貯蓄性の強い保険に加入していたら、生保の担当者に年末時点までの払い込み済み保険料と解約返戻金を教えてもらいましょう)、自宅があればその評価額(固定資産税評価額を使う、毎年一定金額を購入金額から減らしていくといった方法を用いる)、などを全部加えて資産総額を求めます。その額から住宅ローンや自動車ローンなどの負債総額(支払い明細があるはずです)をマイナスします。この金額が企業でいう純資産に相当します。この純資産が前年対比で増えていれば年間黒字、マイナスになっていれば年間赤字になります。企業と全く同じです。

6月末で一度やってみて、年末に再度やってみましょう。半年間で黒字になったか、赤字だったかわかります。赤字だったら、その要因を見つけ出し改善策を考えます。まずこれをやったうえで、毎月どの程度投資に振り向けられるか考えましょう。

スポンサーサイト

| 経済・社会 | 07時31分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















非公開コメント

http://kowa1889.blog72.fc2.com/tb.php/2036-457363e7

PREV | PAGE-SELECT | NEXT