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勝者と敗者


プロ棋士藤井聡太4段がデビュー以来連勝を続け、今日29連勝の新記録樹立となるか注目。
藤井4段が勝った瞬間の映像を見ると藤井4段はにこりともしません。第75期名人戦で防衛に成功した佐藤天彦名人が勝者の心境を、著書『理想を現実にする力』で次のように語っています。

『勝負というのは、勝者がいれば当然敗者もいます。プロ棋士というのはある意味、人を不幸にして自分が幸福になろうとする残酷な職業です。将棋は必ず勝敗がつきます。私自身もプロ棋士を目指し、プロになってからも頂点を目標にしてきました。だから勝ちを追い求めることは当然ですし、避けては通れません。目の前の相手を倒そうとするのは仕方がないことなので、それよりも倒したあとの自分のあり方が問われてくると思うのです

私が勝った直後に心がけているのは、自分からはなるべく話しかけないということです。対局後には感想戦というものが行われます。この勝負の分かれ目はどこだったか、あの局面はどう指すべきだったかと対局者と検討をし合うのです。これ自体は一見なごやかなムードに見えますが、感想戦がはじまる前、つまり対局が終わった直後は、重苦しい空気に包まれています。勝ったのはもちろん嬉しいことですが、棋士は誰もが負ける側に回ることをたくさん経験しています。だからこそ、勝った喜び以上に相手の悔しさが痛いほどわかるのです。その気持ちの切り替えにかかる時間は人それぞれですから、自分が勝った場合は相手が話しはじめるまで待つことにしているのです。

さらに大切にしているのは、倒した相手から「なんであんな奴に負けたんだ」と思われないような言動を普段から心がけることです。例えば私が奨励会時代にすごく嫌な奴で、将棋に勝って傲慢(ごうまん)になったり、周囲に迷惑をかけていたり、「俺はあいつより強い」などと倒した相手をさげすむような発言をしたりしたら、相手は当然嫌な気分になるでしょうし、負けたことに納得しないでしょう。大事なのは、「まあ、あいつに負けたのなら仕方がないか」と納得してもらえるような人間になるのを目指すことです。そのためには将棋の実績も高いものが求められますし、立ち居振る舞いもある程度はきちんとしていたほうがいい。そして、自分なりに内面も磨いていきたい。そうやって周囲にいい影響を与えられるような存在になりたいと考えていました。』
    *出所:ハタコンサルタント

思い起こすと、元巨人の王貞治氏はホームランを打っても、ダイヤモンドを一周する時に大喜びをした姿は見た記憶がありません(さすがに756号を打った時は両手を上げて一周しましたが)。王選手にホームランを打たれても、投手に対する謙虚な姿勢を見ると、打たれた投手は「こんちくしょう」と思わずに、「王選手では仕方がない」と思ったはずです。

価格交渉など交渉相手と丁々発止のやり取りをする際に、「あの人になら負けても仕方がない」と思ってもらえる人物になりたいものです。一方的に自分の都合を押し付ける人がいます。自分が逆の立場だったらどう思うでしょうか?相手の事を思いやりながら、妥協点を探す人物なら、こちらも真摯に話し合う気になります。そのためには、Win-Loseの関係だけを求めるのではなく、Win-Winの関係を築けるように配慮することが大事です。

おまけ
海老蔵の記者会見の涙と「愛してる」の言葉、泣きました。

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| いろいろ | 07時28分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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