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リスク管理と危機管理とリスクマネジメントとリスクコントロール


似たような言葉ですが、かなり違います。

「リスク管理」とはすでに顕在化しているもの、または潜在的な危険に対して知っておき、対策を練るという事。つまり、まだ発生していない、将来起こり得る事故を未然に防ぐことを言います。
⇒安全衛生委員会が会社内を巡回して危険な個所を見つけ改善を図る等が含まれます。

「危機管理」とは発生してしまった事故や不祥事に対して、事態の悪化、深刻化を防ぐためにいち早く対処することを言います。
⇒人身事故が発生した場合の連絡網と役割分担、品質クレームが発生した場合の対応部署の確定と報告ルール等が含まれます。

未然に防ぐのが「リスク管理」、発生時の対応が「危機管理」となります。例えば、工場の製造現場で事故や怪我が発生するリスクがあると判断される箇所があれば、事故を防止するための装置を導入する、警告板をその箇所に設置する等が「リスク管理」。しかし、事故が発生した時に、素早く怪我人の救助措置を行い、他への悪影響を引き起こさないようにするのが「危機管理」。

「リスク管理」の上を行くのが、「リスクマネジメント」。「リスクマネジメント」とは、企業に発生するリスクを具体的に予測し、リスク発生を未然に防ぐ、また発生した際には損失や被害を最小限に抑える恒常的なプロセスを指します。「リスク管理」と「危機管理」を合わせたものに近いです。
⇒新商品開発の戦略的リスク、大きな設備投資のリスクを理解したうえで実施する。損害保険を活用し、万が一の出費・損失に備える等。

「リスクコントロール」とは、リスクがあるのを承知のうえでリスクを取るが、そのリスクを許容範囲内に抑える措置を指します。株式投資では価格変動リスクがある株式に投資します、海外株式投資ではさらに為替変動リスクが加わります。資産運用ではリスクを取らない限りリターンを得ることはできません。従って、リスクを承知のうえでリターンを狙います。但し、価格変動リスクをどの程度に抑えておきたいかあらかじめ決めた範囲内に収まるようにポートフォリオ(複数の株式から構成されます。例、100億円を50銘柄に投資した状態)を構築し、継続的に過大なリスクを取っていないか確認します。企業で言えば、1社に対する売上金額を全体の5%を上限とする(倒産した場合の影響を限定する)。与信に不安がある取引先の場合は、債権残高に上限を設けそれ以上受注しない、代金回収を早めにするといったことなどが含まれます。

アスクルの倉庫の火事が数日間続きました。火事の原因が特定されていませんが、スプリンクラーなどの設置は適切に行われていた模様ですが、防火シャッターが適切に使用されていなかったとの事。危機管理としては、他の倉庫に出荷業務を移し顧客への影響を最小化しようと務めました。さらに、近隣の住民への対応も行いました。しかし、結果的に大きな営業損失をもたらしただけでなく、顧客を失った可能性もあります。巨大倉庫に業務を集中させすぎた失敗かもしれません。

企業としては、事故防止と人命の安全確保を最優先し、事故発生時の対応マニュアルを整備し訓練する、これらを社員に周知徹底する。リスクがある場合は、リスクを最小化するための措置を検討のうえ実施する。これらが大事ですが、最後は一人一人がリスクを排除しようとする万全の注意が肝心です。
*「鉄壁のリスクマネジメント」太田裕二著幻冬舎刊を参考に書きました。

おまけ
トヨタマークX。永年トヨタの中核セダンとして販売されましたが、どうやら生産中止され、カムリ主体に販売するようです。
おまけ
朝日新聞の今朝の一面報道。加計学園の大学新学部設立に安倍首相が便宜を図った証拠を開示。やはり「ズブズブ」の関係のようです。

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| お仕事 | 07時35分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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