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地震の国、日本


京都大学大学院人間・環境学研究科教授鎌田浩毅氏の話を聴く機会がありました。鎌田氏は地震研究で知られ、テレビ等にも出演しているそうで、京都大学の名物教授との事。ポイントを簡単にまとめます。

海の地震は最大マグニチュード(以下M)9、陸の地震は最大M7と考えられる。Mが1上がると、そのエネルギーは32倍になるので、7と9では1,024倍になる。それに対し、震度は7が最高だが、震度は揺れの目安であって地震の規模を示すものではない。理論的にはM12まであるが、12になると地球が壊れるエネルギーとの事で、実際はM9前後が最大規模となる。

M9の規模の地震が発生すると、10年程度はM8程度の地震が起きる可能性があるので、まだ警戒すべき期間にある。

東日本大震災で、日本列島は5メートル東に移動し、これを解消しようとして内陸で地震が発生する可能性があり30年間は危ない期間となる。

静岡から四国にかけての南海トラフ沿いの巨大地震が発生するかもしれない時期が2035年を挟む前後5年間、すなわち2030年から2040年に起きる可能性がある。この地域では、1605年にM7.9、1707年にM8.9、1854年にM8.4、1944年と1946年にM8.0の地震が発生した記録があり、20年後の2035年近辺が危ないとのこと。もしこの地震が発生すると、6000万人が被災し、32万人の死者、220兆円の損害予測がでている。高知には地震発生後3分で34メートルの津波が、和歌山には2分後に20メートルの津波が到達する。
*銀座ソニービルに展示された16.4メートルの津波の高さを見ても驚愕の高さだったのに、34メートルというと12階建てのビルの屋上に避難しないと危険という、とてつもない津波になります。

日本にある火山110個のうち20個が噴火スタンバイ状態にある(阿蘇山、箱根山、御嶽山、富士山等)。もし富士山が噴火すると、東京に5センチのチリが積もり、コンピューター、火力発電所、ジェット機などがアウトとなり、経済活動はストップする。噴火前には、1)1か月前程度に低周波地震が起きる、2)有感地震が発生、3)火山性微動が10分前から1週間程度前に発生するので、噴火はある程度予知できる。御嶽山の噴火では、11分前に火山性微動が発生したので、人的被害が出た。

地震の時間的経過を見ると、内陸地震が増加した後に海の巨大地震が発生し(最近では1944年1946年の東南海地震)、その後内陸地震が減少する。その後地震の静穏期に入るが(この時期が幸運にも日本の高度成長期と重なった)、陸の巨大地震が発生(1995年の阪神淡路大震災)し内陸の地震が増加し、海の巨大地震につながる。それが南海トラフ巨大地震と予想される。

日本は、世界中のわずかな土地しか占めていないにもかかわらず、自然災害では高い比率を占める自然災害に遭遇しやすい国土と言えます。日頃から災害に備える準備・訓練を心がけなければならないと感じました。


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