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損失回避


日経ベリタスという金融専門の新聞にあった記事です。
日本人は損失を回避する傾向が強いと言われます。例えば、「10万円の投資で2万円儲かる可能性があるが、1万円損する可能性がある投資商品」があり、これに投資しますか?という問いに対し、8割が投資しないと回答するそうです。本来なら、1万円儲かるか1万円損するかというのが普通なので、2万円儲かる可能性に対し、1万円しか損しないのであれば、有利な商品なのですが、1万円を損することを避けたがる日本人気質だと言えます。

投資理論では、リスクとは値下がりすることを言うのではなく、リターンのブレ幅を意味します。10%のリスクというのは、約68%の確率で11万もしくは9万円になり、95%の確率で12万もしくは8万円になる可能性があることを意味します。すなわち、2万儲かり、損失が1万円で済むという商品はないというのが投資理論の考え方です。

違うアプローチをすると、儲かる可能性50%、損する可能性50%とすると、10万円の投資から期待できるリターンは、2万円x50%+▲1万円x50%=1万円-5千円=5千円のプラスということで、儲かる可能性が高い商品となります(プラス1万円とマイナス1万円ではプラスマイナスゼロ円です)。しかし、1万円損する可能性があると聞くとそれを避けたいと思うのが日本人です。なので、日本の家計調査で定期預金・現金が金融資産に占める比率が米国などに比べて非常に高い要因となっています(住宅ローンで購入する住宅をリスク資産とみるとリスク資産比率は高くなります)。アメリカ人の家計資産に占める株式の比率が高いのは、米国株式が堅調に推移し高値更新を続けてきたのに対し、日本株式は1989年末につけた日経平均の半分に留まっていることが大きく影響していると思います。

日本人は、ローリスク・ミドルリターン(低いリスクでほどほどのリターン)の金融商品が欲しいと考えがちですが、ローリスクはローリターンしかもたらしません(銀行預金)。ハイリスクはハイリターンをもたらす「可能性」があります(あくまでも可能性です)。ビジネスもリスクがあるからリターンがあるのであって、リスクが低くてリターンが高いビジネスはなかなかありません。あったら、誰にも教えずに自分だけでやります…(笑)。
金融業界では、「絶対」という言葉を使う事は禁止されています。もし、投資を勧誘する怪しい電話があって、「絶対儲かる」「リスクは小さくリターンが大きい」という話があったら詐欺話と判断してください。

おまけ
安倍首相、トランプ大統領と会談の翌日にゴルフをやるようです。言うべき事はハッキリ伝えて、飼い主に尻尾を振る犬のようになって欲しくないです。

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| 経済・社会 | 07時33分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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