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電機業界と自動車業界


この二つの業界は、日本株ファンドマネージャーにとって金融と並ぶ重要な業界となります。昔の電機業界は、日立、東芝、三菱と行った重電、パナソニック、シャープ、三洋、ソニーといった家電、富士通、日本電気、沖電気といった通信・半導体、とあり投資対象が非常に多くありましたが、今や三洋とシャープが中国・台湾系企業に吸収され、東芝は解体寸前、ソニーとパナソニックに昔の勢いはありません。それに対し、トヨタ、日産、ホンダ、富士重工、マツダ、スズキといったメーカーは存続し続け、業績も好調です。この違いはどこから来るのでしょうか?私個人の考えを書きます。

●家電はデジタルになって差別化が出来なくなった。ソニーのブラウン管テレビトリニトロンは画像の美しさに定評があり大人気でした。しかし、デジタルの液晶画面の時代になるとソニーもサムスンも性能の差が無くなりました。パソコンに見られるように、液晶パネル、HDD,キーボードなどを買えば個人でもパソコンが作れる時代です。ブラウン管やアナログの時代は、製造過程における「作り込み」という品質を上げてアジア製品との差別化が容易でしたが、デジタルになると差が無くなり、価格が勝負になってしまいました。
自動車は、エンジンをみてもガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッド、電気自動車と豊富。前輪駆動、後輪駆動、4輪駆動、4ドアセダン、ワンボックス、SUV等大きく異なり、デザインも特徴があるので、価格を含めて差別化が容易です。また、自動車は製造過程の「作り込み」による性能の差別化が出来る商品です。差別化が出来ない電化製品、差別化が出来る自動車の違いがあります。
●自動車は強力なディーラー網によるアフターサービスがあります。家電製品は故障が少なく、アフターサービスがあまり重要でない分野で、勢い家電量販店で安い商品を買おうとします。自動車の場合、12か月点検、車検、リコール、新車発表会などディーラーに立ち寄る機会が数多くあります。日本はサービス力に定評があり、自動車はそのサービス力を活かせるのに対し、電機は家電量販店中心主義でサービスを活かすことができませんでした。昔の松下電器専門店(街の電気屋さん)はアフターサービスを活かしていました。

段ボールは商品による差別化ができません。となると、会社のサービス力でお客さんを魅了することが大事だと思います。

おまけ
昨日のセブン&アイ・ホールディングスの鈴木会長退任報道。後味の悪さが残り、事業を拡大させながら後継者へのバトンタッチがうまくできなかったワンマンカリスマ経営者の事例です。ユニクロを運営するファーストリテイリングの柳井氏も、事業を成長させましたが後継者を育てていません。二人に共通するのは、全て自分が決める経営のやり方です。
おまけ
日銀のマイナス金利も効果が出ず、為替がNYで一時1ドル=107円台に上昇。輸出企業の社内レートは115円前後で設定されている会社が多く、利益が下方修正となるのは間違いありません。株安、円高、大企業の業績悪化、低い物価上昇率、実質賃金上がらず、とアベノミクスが逆回転しています。

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| 経済・社会 | 07時27分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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