1. 無料アクセス解析

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

社徳


昨日の日経ネットに掲載された記事です。中小企業は大企業よりも「社徳」がもっと大切だと思います。中小企業の代わりはいくらでもいます。その中で、取引を継続してもらうには、「社徳」がある企業と思われることが不可欠です。

シャープ追い詰めた「社徳」のなさ  編集委員 西條都夫
人間に「人徳」「人望」があるように、会社にも「社徳」「社望」がある。社徳のある企業とは立派で尊敬され、だれもがその企業と取引したい、提携したいと思う存在である。逆に社徳のない企業とは自己中心的で威張っており、できれば付き合いたくない存在だ。

 シャープの再建が迷走しているが、かつては液晶で一時代を築いた同社がなぜ追い詰められたのか。大型投資の失敗や経営陣の「無為」などいくつか理由があるが、「社徳のなさ」もその一因だったと思われる。日本企業は比較的行儀がよく、「他社の悪口は言わない」という不文律のごときものがあるが、シャープについては何人かの経営者からあからさまな悪口を耳にした。

 コマツのあるOBは1990年代の出来事を話してくれた。当時コマツは液晶製造装置を手掛けており、その最大の顧客がシャープだったが、いろいろと注文が多い。要は汎用スペックでは満足せず、シャープ向けの特別仕様をつくれとうるさいのだ。コマツとしても最大顧客の要望は無視できず、人員や時間をかけてシャープのリクエストに応えるのだが、それについては何も対価を支払ってくれない。「洋服でもつるしの既製品とオーダーメードの特注品は値段が違うのが当たり前なのに…」とこのOBはいまだに納得いかない様子。それでどうしたか。元を取るためには仕方がない、ノウハウの詰まった液晶製造装置を海外企業も含む他メーカーにも拡販し、ビジネスとしての辻つまを合わせたという。もしシャープにもう少しサプライヤーの事情を思いやる度量があれば、技術流出が少なくて済んだかもしれない。

同じ電機メーカーからも「シャープは付き合いにくい会社」という評判を聞いた。日立製作所のOBは不振だった自社の液晶事業の再編を打診するためにシャープを訪ねたことがあるが、「完全に上から目線の対応で、けんもほろろの扱いだった」と振り返る。このぐらいなら、まぁ「自信の表れ」ということでいいかもしれないが、東芝とソニーの場合はかなりひどい。日経記者が執筆した新刊の『シャープ崩壊』(日本経済新聞出版社)によると、2010年春ごろからソニーと東芝の幹部は「客をなんだと思っているんだ。あの会社(シャープ)だけは絶対許さない」と怒りの声を上げ始めたという。
両社はシャープの堺工場(当時)から液晶パネルを購入する契約を結んでいたが、前年に導入された家電エコポイント制度の追い風で液晶テレビが飛ぶように売れ始めると、シャープは自社製テレビへの供給を優先し、ソニーと東芝への供給を制限したのだ。他社との信義や業界内での評判より、目先の売り上げやシェアを優先する。こんな振る舞いの結果、堺工場は有力な顧客を失い、エコポイント特需が終わると業績が悪化、最後は台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業グループの出資を仰ぐことになった。

 シャープは一例にすぎない。自分が強い立場にいるからといって、横暴なことをすると、企業でも個人でもしっぺ返しが待ち受ける。「人に優しくすれば、人も優しくしてくれる。人に冷たくすれば、人からも冷たくされる」というのは子供向けの寓話(ぐうわ)の世界だけの真理ではないのである。(*「鏡の法則」と同じですね)

おまけ
2月24日に電力自由化について書きました。電気料金比較サイト2つで試してみました。両方でENEOSでんきが一番お得と診断されました。結果、昨日ENEOSでんきにコーワの燃料購入先の関彰商事がENEOSでんきの代理店なので、こちらを通じて申し込みました。吉田 羊が出演するENEOSでんきのテレビコマーシャルで、決断を先延ばしする男性に「意気地なし」と言っていますが、私は意気地なしではありません(笑)

スポンサーサイト

| お仕事 | 09時04分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















非公開コメント

http://kowa1889.blog72.fc2.com/tb.php/1727-8b314f94

PREV | PAGE-SELECT | NEXT