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「ハーバードでいちばん人気の国・日本」佐藤知恵著 PHP新書


標題の本を読みました。

ハーバードというのは米国にある大学・経営大学院で、全米でもトップいや世界でもトップの大学と呼べます。ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)という経営大学院があり、世界ナンバーワンの経営大学院と呼ばれます。学生の多くがビジネスマンで、米国の大企業のトップの多くはHBSで勉強しますし、世界各国から優秀な学生・ビジネスマンが集まります。私も出来るものならハーバードで勉強してみたかったけれど、それは無理とわかっていました。万が一、間違って入学できたとしてもおそらく勉強でノイローゼになったろうと思います。HBSで有名なのは、ケースメソッドと呼ばれるもので、実際の企業の事例を学んで、自分ならこういう決断をするといった勉強をします。日本の企業も題材として良く取り上げられます。昔は、キヤノン(カメラの技術を活かして多角化を進めた企業)とカルピス(乳酸菌飲料専業で多角化を進めなかった企業)を比較して勉強したと言われます(今は使われていないと思います)。

最近はHBSの学生の間で、日本の経営に注目し、ケースメソッドで日本企業を学び、日本の企業を勉強で訪れる学生がかなり増えているとの事。授業の一環として日本を訪問するツアーがあっという間に埋まってしまうそうです。この本で紹介される日本企業は、テッセイ(JR東日本の新幹線の掃除を担当する会社、HBSでものすごい人気だそうです)、トヨタ、堂島米市場(世界最初の先物市場)、ホンダ、ANA、JAL(エアラインの破たん事例)、楽天、福島第二原発のチーム増田(大惨事を防いだ増田所長のリーダーシップ、通常1か月間かかる作業を二日間で行った)等。

最近の日本は、東芝・シャープ・ソニーといった名門企業の冴えないニュースが流れ、人口減少・政治不信・国の過剰債務など将来を悲観させるようなニュースも多く、日本人が自信を失っている感が多少なりともあります。しかし、この本を読むと日本人が気付かない日本と日本人の価値をもう一度認識させてくれます。戦後、日本が目覚ましい経済成長を遂げたのは「清廉で謙虚なリーダーがいて、彼らが正しい価値観で勤勉な社員を正しく導いたからだ」とHBSの教授は説きます。「清廉」「謙虚」「正しい価値観」「勤勉」、今の時代のリーダーに欠けているキーワードの気がします。

日本に住んでいると、日本と日本人の強み・価値に気付きません。日本人は自分の仕事を卑下しがちですが、海外から見れば非常に質の高い仕事をしていると見られます。この本を読んで、もっと頑張ってみようという気になりました。

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