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「権限」と「権力」

ANAビジネスソリューション社の文章をこれまでに紹介しています。東洋経済オンラインに掲載された記事が勉強になるので引用させていただきます:
『本人が意識しているかどうかは別にして、部下など下のポジションの人たちを率いる上司は、仕事上の「権限」をもっているものです。権限とは、ある範囲のことを正当に行うことができるものとして与えられている能力。また、その能力が及ぶ範囲のこと。上司には、上司として果たすべき責務が与えられているはずです。ANAでいえば、安全運航を果たす、法令を守る、機体整備完了の確認をする、などです。そうした責務を果たす上で、必要なものとして与えられている能力が「権限」です。しかし、権限は、ときに「権力」に変わりがちです。権力とは、他人を強制して服従させる力です。「権力」となると、相手がどのような感情を抱こうとも、強制的に自分のやりたいことに従わせるといった意味合いをもつようになります。

上司が権力を振りかざすような態度をとってしまえば、「声をかけづらい人」になってしまい、部下から適切な報告が上がってこないおそれがあります。権力によって部下を服従させようとすると、スムーズな人間関係を築けず、チームとしての仕事もうまくいきません。
ANAのパイロットが受ける教育プログラムでは、「権限が権力にならないように心がけよ」と教え込まれます。ある機長はこう話します。「権限に見合う振る舞いをしているかどうか、常に考えています。権限を使っていたつもりが、権力を振りかざすようになってしまうと、部下の社員たちから、それは違うだろうと捉えられてしまいますからね」

権限と権力は線引きしづらいもの。別ものであるということを常に意識して仕事に取り組むのは、なかなか難しいことではあります。けれども、こんな意識をもっていると、その違いを明確にできるのではないでしょうか。

・仕事の目的を達成するために部下を動かす力が「権限」
・自分の役職の高さを利用して部下を動かす力が「権力」

権限とは何か、そして権力とは何か――。それぞれに対して明確な意識をもち、権力でなく権限をもって部下に指示をする。これも部下への気づかいのひとつといえます。こうした気づかいを積み重ねることによって、伝えたいことが伝わる人間関係をつくることができるのだと思います。』

「権力を振りかざす」とは言いますが、「権限を振りかざす」とは言いません。権力が上司にもたらす弊害として
1.組織内の人間関係が損なわれ、上司が孤立してしまう
2.正しい情報が入らなくなるため、誤った意思決定をしてしまう
3.部下の監視や指示に、上司の時間や労力が奪われてしまう
4.ストレスによって、上司の心身に悪い影響を与えてしまう、等が挙げられます
権力を振りかざすことで、部下は上司に従うかもしれません。しかし、その反動で上司自身が失うものも多いといえます。

権限を活用しても、権力を振りかざすことがないように、いつも意識したいと思います。

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