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生命保険


日本人ほど保険が好きな国民はいないと言われます。生命保険の保険料総額は住宅購入に次いで大きな出費と言えます(教育費も掛け方によっては大きな金額になりますが…)。契約している生命保険の営業担当者から、「今の契約を下取りして、新しい保険にしましょう」「医療関連の特約などが古くなっているので、先進医療などにも対応した、時代に合った保険に切り替えましょう」と言われることがあると思います。「下取り」や「切り替え」といった言葉から、保障内容を移行させる手続きのように感じる向きもあるかもしれません。しかし、営業担当者が勧めているのは、加入中の契約を解約して、新しい保険に乗り換えることです。その際、加入中の契約にたまっている積立金や配当金などを、新しい契約の頭金に使う点がポイントです(「契約転換」と呼ばれるやりかたです)。結論としては、避けたほうが良い選択だと思います。理由は以下の通りです。

生命保険は保険料として受け取ったお金を運用して将来の支払いに備えます。その際に、どの程度の利回りで運用できるか決めて(これを予定利率と呼びます)、受け取る保険料を計算します。予定利率が高いと数十年後のお金が大きくなるわけですから保険料は安くなり、予定利率が低いと逆に保険料が高くなります。国内生命保険会社の予定利率の推移が下記の通りとなっています( 変額保険や一時払い保険は除く)。
□ 昭和 21年・・・ 3.00%
□ 昭和 27年・・・ 4.00%
□ 昭和 51年・・・ 5.00% – 5.50%
□ 昭和 56年・・・ 5.00% – 6.00%
□ 昭和 60年・・・ 5.50% – 6.25%
□ 平成 2年・・・ 5.50% – 5.75%
□ 平成 5年・・・ 4.75%
□ 平成 6年・・・ 3.75%
□ 平成 8年・・・ 2.75%
□ 平成 11年・・・ 2.00%
□ 平成 13年・・・ 1.50% – 1.75%
□ 平成 25年・・・ 1.00% – 1.50%
予定利率は国債の金利水準にある程度連動し、国債金利が下がると予定利率も下がります。
昭和50年代から平成の初めまでの保険は予定利率が高いので保険料が安く、最近の保険は予定利率が低いので保険料が高くなっています。今保有する生命保険の契約時期を見れば予定利率の見当がつきますし、営業担当者に確認できます。営業担当者が保険の乗り換えを進めるのは、過去の予定利率の高い保険を現在の低い予定利率の保険の切り替えさせようとしているわけです。切り替えると、生命保険会社が儲かるようになっているからです。すなわち、あなたにとって有利な保険(俗にお宝保険と呼ばれます)を、生命保険会社にとって有利な保険に切り替えようとしているわけです。

もし、営業担当者から乗り換えを勧められたら、現在加入している生命保険の予定利率と新しい保険の予定利率を教えるように請求してください。

おまけ
インフルエンザの流行が始まりました。手洗い・うがい・加湿を忘れずに。のどの乾燥を防ぐにはのど飴もいいのですが、ガムをかむのが有効です。ガムをかむと唾が出て、のどを潤します。

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| 経済・社会 | 07時39分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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