1. 無料アクセス解析

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

売上増、利益増、現金減


会社が倒産する時は、どんな時でしょうか?全ての現預金残高がマイナスになると会社は倒産します。売上が100億円あって、営業利益が5億円あっても、現金がマイナスになったら潰れます。損益計算書で黒字でも、現金がなければ倒産します。一部上場企業の不動産会社が百億円単位の黒字を発表してからまもなく倒産した事例がありました。

安売りをしてでもいいから、何が何でも売上を増やそうとする売上至上主義の会社は売り上げを伸ばすかもしれませんが、利益が出るかどうかは分りません。ハッキリしているのは、売上が増えれば原材料の仕入れや商品の仕入れで仕入先に対する支払いが間違いなく増えます。残業代、配送費、エネルギー費も増えます。そして、仕入れ代金の支払いが売上代金の回収よりも早いと資金がどんどん減ってマイナスになってしまいます。また、売上を無理矢理増やそうとすると、原材料と仕入れ商品の在庫が増えます。在庫はお金が寝ていることになり、資金が必要になります(運転資金の増加と呼びます)。従って、売上至上主義の会社では、売上が減ると銀行からの借入もしにくくなり、採算が悪くても売上を増やそうとし、余計に資金が必要になり、最後はお金が回らなくなります。さらに、売上をどんどん増やそうとすると、倒産リスクがある会社にも売り上げを立てて不渡りを受けて窮地に陥ります。売上や事業規模に見合わない過大な固定資産(土地、建物、機械)の取得も、資金が回らなくなる要因です(リースの活用で借入れを増やさない方法があります)。

銀行借入を増やして、手許にある現預金を増やしても、それは銀行に返済しなければならないお金です。利益を出して残したお金は銀行い返済しなくて良いお金です。資金を増やす方法は3つ。
1. 利益率の改善で増えた資金
2. 運転資金の改善で増えた資金
(在庫を減らす、代金回収を早くする、支払時期を遅らせる)
3. 銀行借り入れで増えた資金

一番望ましいのは、1の利益率の改善です。利益率の改善は、
1) 製品価格改定で売価を引き上げ、利益率を改善する
2) 採算割れの取引を止めて、採算に乗る取引を増やす
(止めるだけでは粗利益総額が減るので、代わりの売上を立てる事が必須)
3) 原価比率を引き下げる
(材料費の引下げ、歩留まりの向上、クレームの減少、等)
4) 固定費を削減する

売上至上主義の会社は、いずれ倒産リスクが高まります。私は売上至上主義ではありません。基本的には利益重視で、限界利益額(売上から変動費を除いた金額)が固定費+必要利益+決算賞与の総額を上回ることにあります。従って、売上は必要な限界利益額を満たすのに必要な売上があれば十分と考えています。従って、採算割れの取引を減らし、採算が取れる取引を増やすことに尽きると考えています。

*以上の内容はNBCコンサルタンツ社の資料を参考に書きました

おまけ
日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命、3社の上場は成功したと言えるでしょう。特に、かんぽ生命の値上がり幅が大きく、事前の応募倍率がかんぽ生命で10倍、ゆうちょ銀行が3倍、日本郵政が3倍だったので、値上がり率が一番大きかったのは当然と言えます。これは、かんぽ生命の売り出し株数が少なかったことによります。初日に売却して利益を確保した人が次の銘柄に向かうのか、消費に向かうのか、注目されます。しかし、NTTのように公募価格2.6倍に上がるというのは考えにくいです。誰ですか?応募に申し込んでみればよかったと思っている人は?
スポンサーサイト

| お仕事 | 07時36分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















非公開コメント

http://kowa1889.blog72.fc2.com/tb.php/1652-7217643c

PREV | PAGE-SELECT | NEXT