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ギリシャ問題


弊社は12月決算なので、今日から下半期が始まります。上半期がアッという今に終わり、実現したいと考えていた事がほとんど出来ませんでした。下半期は何とかしたいと思います。

ところで、私の席の近くにいる社員から、ギリシャ問題をブログで書かないのですか?と質問され、簡単に解説しました。それをここに書いてみます。

問題の原点は、いくつかあります。
昔ギリシャドラクマという通貨を使っていたが、欧州の共通通貨ユーロに切り替えたこと
ギリシャ政府がユーロ参加後に財政支出過剰で財政赤字になっていた事を隠していたこと
ギリシャが外貨を稼げるのは観光や農作物が中心で、工業製品が全くないこと
ギリシャでは、50歳代で引退し年金生活に入る人が多く、公務員の数も多く、脱税も多く、もともと財政が厳しかった。そして国民が生活の質を落とすことを拒否していること。
ドイツ人のように勤勉な国民は、なぜ怠惰なギリシャ国民をドイツの税金を使って助けなければならないのかとの不満があること。

デフォルト(債務不履行)とは、国が借金を返せなくなることで、国の信用はガタ落ちとなり金利は急騰、自国通貨は暴落し輸入物価が高騰、国民生活は悲惨なことになります。欧州各国の要請を受け入れて財政支出を減らすよりも悲惨な結果となります。しかし、ギリシャ国民は目の前の生活を落とすことを拒否しています。

もしギリシャがユーロに参加せず、ドラクマ建ての国債を国内の投資家向けに発行していたら、元本の返済は簡単です。ギリシャの中央銀行が紙幣を印刷すればよいだけです。自国通貨建て国債は元本保証と呼ばれる所以です。しかし、ギリシャはユーロの紙幣を印刷することが出来ません。従って、ユーロを政府がきちんと確保していないと国の借金を返済できないことになります。元本を返済されなかった国債を保有する人や金融機関は損失を被ります。しかし、ギリシャ国債を保有するIMF(国際通貨基金)やECB(欧州中央銀行)といった公的機関が中心で金融機関は数が少なく、その影響は発行額も保有する機関も限られており限定的だと言えます(イタリヤやスペインも危ないのではとの不安心理は広がらないと思います)。ちなみに、日本政府は円建ての借金(国債)を1千兆円発行していますが、ほとんどが円建てで国内の機関投資家が保有しているためギリシャのような状況になるリスクはありません。

会社に例えれば、仕入れ代金の支払いに約束手形を発行したが、支払期日に口座にお金がないと不渡りとなり、二度目の不渡りを出すと銀行取引停止となり、会社は倒産します。会社再建には、銀行を含む債権者や社員等が痛みを分かち合い、一致団結して協力していく事が必須です。しかし、ギリシャ政府や国民が、痛みを分かち合う事を拒否しています。

欧州各国は、ギリシャがEU並びにユーロから離脱することを望んでいません。小国ですが、ロシアや中国がギリシャを支援して、親ロシア、親中国の政権が欧州域内にできることを望んでいないためです。

日本からのギリシャ向け輸出はたかが知れていますし、これで欧州景気が急速に悪化することはないと思います。今後の展開がどうなるかは予想がつきませんが、サブ・プライム、リーマンショックのような世界的な大混乱にならない事だけは間違いありません。

おまけ
ギリシャも気になりますが、中国の上海株式市場の急落も気になります。この1年間で株価指数が2,000から5,000まで暴騰しましたが、ここ数日で一時4000を下回るまで売られました。中国人による日本での「爆買い」にマイナス影響が出るかもしれません。遠いギリシャよりも近い中国の日本経済への影響度合いははるかに大きいです。

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| 経済・社会 | 07時33分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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