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原価割れで受注しますか?


工場の閑散期で、仕事が定時までありません。そこに、原価割れの仕事が舞い込んで来たらあなたは受注しますか?

例えば、売価1万円、材料費4000円、人件費や減価償却費などの固定費が3000円、合計の製造原価が7000円を、6000円で売って欲しいという話が舞い込んできました。仕事を受ければ1000円の赤字が出ます。赤字だから受注しませんか?それとも受注しますか?

人件費や減価償却費といった生産・販売量に関係なく発生する固定費は、工場が稼働してもしなくても発生します。そうすると、ここで考えるべきは固定費を無視して、6000円の売値から材料費4000円を差し引いた2000円が、この仕事を受注することによって生まれる現金収入の増加分ということになります。したがって、定時までの仕事量がなくて設備とオペレーターが遊んでいるなら、受注したほうが良いという事になります。
では、忙しくて残業が発生している場合にはどうするか?残業代が追加でかかります。したがって、追加でかかる経費と増加する現金収入を比較して判断することになります。もし、目一杯残業が入っている場合はどうでしょうか?ちゃんとした利益が出る受注に影響が出るわけですから、これは断るべきです。したがって、定時まで仕事がない暇な時期なら原価割れでも受注する意味はあります。売上が急減して資金繰りに窮している会社は、目先の現金欲しさに、採算割れの仕事をドンドン受注して自分の首を自分で絞めていきます。

同じ現象が身近で見られます。ホテルの格安宿泊料金、航空券の格安チケットがそうです。ホテルの減価償却は宿泊客が居なくても発生します。それなら、当日に通常の半額以下で部屋を提供してもその分の現金収入が増えることになります。これを活用して成功したのが「一休」です。格安航空券は、燃料費やパイロットと客室乗務員の費用は、乗客が満席でも空席だらけでも同じです。空席で飛ばすくらいなら、安くてもいいから空席を埋めたほうが良いという計算が成り立ちます。旅館の宿泊料も平日は安く、休日前は高くなります。これも同じ原理です。

段ボール業界では、時に原価割れ(製造原価ではなく純粋な材料費を下回る水準です)もしくはそれに近い安価な製品を見受けます。超安価で受注しなければならないほど暇な段ボールメーカーはないと思いますが、いかがでしょうか?

おまけ
土曜日の地震。15階建てマンションの最上階はゆっくり長く揺れ、東日本大震災以来の揺れでした。
おまけ
交通マナーの悪い順。自転車、歩行者、車です。自転車を取り締まる改正道交法が今日から施行されます。自転車事故による死亡事故が増えています。自転車に乗る時はマナーを守って欲しいと思います。

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| お仕事 | 07時31分 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

我が産業、原価割れでの受注が多過ぎます。
より多くの材料を購入する事でコストを下げようなんて…。段ボール産業にはこんな手法、当てはまる訳がありません。

しかも業界を引っ張る企業が、です。

| (山) | 2015/06/01 08:50 | URL |















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