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リスクを取らないリスク


ニューヨーク在住のファンドマネージャー堀古英司氏が書いた「リスクを取らないリスク」を読みました。

『何かを実行に移そうと思えば、必ず想定されるリスクがつきまといます。重要なことは、リスクを想定することもそうですが、それを実行に移さなかった時に何が起きるかというリスクm想定することです。実行した時のリスク、実行しなかった時のリスクの両方を分析し、最終的にどちらの選択肢を選ぶべきか判断を下さなければなりません。』
『人間はリスクを回避したがるもの』
『100万もらう、もしくはじゃんけんで勝つか負けるかで、勝てば300万円負ければゼロ円。どちらを取るかというと100万円を選ぶ人が多い。じゃんけんの勝つ確率は50%、300万円x50%=150万円なのでじゃんけんをする価値があるが、人間はリスクを回避して100万円もらう方を選ぶ人が多い。』

日本人は、従来のやり方を踏襲していればリスクを取っていないと考えます。しかし、欧米人の多くは「何もしない、何も変化させないこと自体がリスク」と考えます。社会や経済環境はどんどん変化していきます。昔上手くいった方法が、これからも通用するとは限りません。時代の変化のスピードが速く、むしろ通用しないと考えたほうが良さそうです。変えないリスク、変えるリスク、どちらの後悔が大きくなるか?私は変えないリスクの方が大きくなると思います。大和証券のテレビコマーシャルに、「人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔の方が深く残る」というのがありました。好きな女の子に告白しようかどうか迷っていた少年は、彼女が引越しして告白しなかったことを大いに後悔したという内容でした。後悔をリスクに置き換えても同じです。

年金資金の運用でも、毎月運用実績を分析し、良かった要因・悪かった要因を分析し、現状の投資方針を継続してよいか変更すべきか毎月検討し、継続・多少変更・大幅変更というように、リスク分析をしたうえで毎月投資方針を見直します。

会社経営も、従来の方法をずっと続けるという事はリスクを伴う事を忘れてはなりません。リスクのないことはリターンをもたらしません。必ず儲かる商売があったら、誰もがその商売を始めて儲からなくなります。失敗するリスク、儲からないリスクがあるから、参加者が限定されて、儲かるチャンスが残るわけです。株式投資で損をするリスクを取りたくないからと言って、低金利の預金だけにしていて、インフレ率が高まると定期預金の価値は減ります。リスクのある株式投資をしていて、インフレ時には株価は上昇しやすいので株価が上昇してインフレによるマイナスを補うことが出来る可能性があります。すなわち、リスクを取らないことがリスクになりうるわけです。但し、もし新商品が外れたら会社の経営が危うくなるような、許容できないリスクを取ることは避けなければなりません。

おまけ
アベノミクスで株価が上がっているのに賃金が上がらないのはおかしいという説があります。しかし、株価が大きく下がった時に賃金が大きく下がったかというと下がってはいません。株価が下がった時に賃金が下がらないのに、株価が上がった時に賃金が上がらないと文句をつけるのはおかしいと筆者は説きます。株価上昇の利益は株式投資というリスクを取った者だけが得られるもの、という考え方です。
おまけ
解散総選挙日程が急速に浮かび上がりました。大義名分のない自民党の勝手な都合による解散総選挙で、私は反対です。消費増税延期を要因にするなら議論して決めればよいだけの話。さらに、荒川区の自民党の候補者は例の松島みどりです。松島には投票したくない、野党で指示したいと政党がない。白紙投票しかないのか?

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