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スカイマーク

スカイマーク社は、2011年にエアバス社に二階建ての超大型機A380を6機1,900億円で購入する契約を結び、東京-ニューヨーク間に就航させる計画でした。この超大型機は一定のリース契約期間が終了した後の再リース先が少なくて、リースには不向きな機体で全日空や日航でも持っていません。小型機は新興国などで次のリース先を見つけやすいので、リースに向いた機体です。スカイマーク社の2011年3月期の営業キャッシュフロー(本業でどれだけ稼いだかを示す金額)が148億円で、購入金額がキャッシュフローの10倍以上と無謀としか思えない額でした。当時は、私も大丈夫かな?と心配したのを覚えています。

その後、格安航空会社の参入でスカイマーク社の業績が悪化し、購入契約をキャンセルしようとしたら700億円の違約金がエアバス社から要求され、窮地に陥りました。スカイマーク社の自己資本は450億円で、手許現金は72億円のみと違約金を支払う能力はなく、また銀行からの借入がゼロで、飛行機もすべてリース契約のため固定資産がほとんどなく、銀行借入が出来ない状態です。従って、銀行からの支援が受けにくい状況にあります。また、スカイマーク社の社長の発言が強気で、支援要請するかもしれない国交省や同業他社からの受けが良くないと聞きます。

現状では、スカイマークが独自路線を貫くのは難しいと思いますが、大手の傘下に入ることを社長は拒んでいることから、どう展開していくのか予断を許さない状況にあります。

スカイマーク社の事例から学ぶこと:
1. 身の程を超えた投資をすることはしない。営業キャッシュフローで3年分程度に抑えたほうが安全。
2. 現状の好調さをベースにした、楽観的な中長期経営計画を立てない
3. 中小企業の経営者は無借金経営にあこがれるが、目指すのは借入金総額が保有する現預金よりも少ない実質無借金を目指すべき。
4. メーンバンク、サブバンク、と複数の銀行と良好な関係を維持する。
5. 同業他社(特に大手)や公的機関との対立関係は極力避ける。

おまけ
日清食品がカップヌードルなどの値上げを発表しました。今の円安では、モノの価格が上がるのは仕方がありません。自国通貨髙で経済破たんした国はありませんが、自国通貨安で破たんした国はあります。円安に歯止めをかける必要がありますが、日銀は全くその気はありません。日銀の役目の一つは、自国通貨(円)の価値を守ることがあったはずなのに・・・。

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| 経済・社会 | 07時26分 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

スカイマーク社の事例から学ぶこと:

我々の産業でも、1~5を実践している会社は逆境時でも強いですね。

| (山) | 2014/09/30 09:26 | URL |















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