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努力を評価しない

努力を評価しないと言うと「えっ」と驚く人が多いと思います。正しくは「成果を伴わない努力を評価しない」というべきです。昔勤務した会社で、他部門の役員で残業しない部下を評価しないという困った役員がいました。残業イコール努力という考え方の持ち主でした。彼の部署で、優秀でパソコンが得意で仕事が丁寧でかつ早く終わるため定時に退社する女性がいました。一方、派遣社員で昼間手を抜くのが上手く(一生懸命仕事をしている振りが上手)夕方になると仕事を始めて、長時間残業をするのが常でした。この役員は、残念ながら前者を評価せず、後者を評価しました。前者は、私の記憶が正しければ退社したはずです。

一般的に、「努力する人」は立派な人だと思われる傾向にあります。一方で、「努力しない人」は残念な人だと思われます。たしかに、努力は大事なことです。どんな分野であれ、成果を残す人はみんなどこかで必ず努力をしているものです。努力する人が立派だと思われること自体は全然悪いことではありません。しかし、これを勘違いして「努力すること」自体が目的化してしまっている人がいます。何のためにやっているのかはあまり考えずに、とにかく努力さえすれば成長できると考えて、非効率なやり方で頑張ってしまう人です。エクセルを使わずに、手計算で集計する(多分、いまどきこんな人はいないと思いますが)。努力はあくまで手段に過ぎません。何か達成したい目標が前提としてあり、その目標達成のために必要になってはじめて努力をするのです。仮に、その努力が目標達成にほとんど貢献しないようなものだったら、そんな努力は評価をするに値しません。あくまで、仕事の評価は「努力それ自体」ではなく「目標達成への貢献度」によって判定すべきです。

メンバーが「目標達成への貢献度」で評価されるようにするためには、組織の目標は定量的で達成度の客観的な判定が可能なものを設定しなければなりません。定量的でない目標では、達成度を判定することができないと、評価はどうしても印象ベースになります。つまり、「頑張っている人」が評価されるようになってしまうわけです。前述の実例のように、テキパキと仕事を済ませてさっさと帰る人よりも、非効率な方法で残業や休日出勤をする人が評価されるような組織が健全とはいえません。努力をするなら、チームの目標達成に貢献できる形で努力しなければなりません。目標達成に貢献しない努力は、単なる自己満足でしかないのです。
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| お仕事 | 07時37分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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