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高金利通貨

ちょっとわかりにくい内容を書いているので、興味のない方はスキップしてください。また、長い文章なので時間のある時に読んで下さい。でも読んでおくと、新聞を読む時や銀行などで話を聴いたときにプラスに働きます。

投資信託で未だによく売れているのが、海外の高金利の債券に投資して、毎月分配金を支払うという投資信託です。主な投資家は、定年を迎えて退職金をもらい、年金だけが主な収入となった高齢者が、毎月の生活費の足しにしたいという目的で購入しています(銀行や証券会社の窓口が勧めているのが実情ですが…)。例えば、1千万円投資すると毎月5万円、年間60万円が分配されます。年利6%で、銀行の定期預金が0.03%程度ですから200倍の金利です。ただし、高金利には理由があるので、気を付けなければなりません。

日本円は低金利、米ドルは高金利。例えば、日本国債10年物利回りは0.6%、米国債01年物利回りは2.8%。2.2%の差があります。そうすると、米国債に投資した方が2.2%利回りが高いことになるので米国債に投資したほうが良さそうに見えます。この金利が何で決まるか?インフレ率を考慮した実質金利が大きく左右します。たとえば、金利が1年で5%あっても、インフレ率が年4%だとすると、1年後受け取れる105は、物価が4%上がっているので101の価値しかないことになります。実質金利1%です。インフレ率が高いという事は、今100で買えたものが、1年後には104出さないと買えない、すなわちお金の価値が減った訳で、その国の通貨は下がることになります。逆に、長期間デフレが続いた日本は、物価が下がるので今1,980円で買う商品が1年後は1,900円で買えるようになります。すなわち、同じ商品を安い価格で買えるという事はお金の価値が上がったことになります。円の価値が上がるという事は円高になるわけです。従って、デフレは自国通貨高、インフレは自国通貨安の要因のひとつと覚えてください。

参考情報です。金利が高いという事は、その国や会社に対する信用度が低いことを意味します。日本で銀行からお金を借りる際の金利がA社は1%、B社は2%。期間と金額は同じです。何故金利が違うのか?B社の方がA社よりも信用度(確実にお金を返してくれるかどうか)が低いために、金利が高くなります。すなわち、返してくれない可能性が高いと金利が高くなります。リスクが高ければ金利は上昇し、リスクが低ければ金利は低くなります。銀行の定期預金金利が低いのは、銀行がつぶれず確実に元本が戻ってくるという前提で金利が低いわけです。

理論的には、日本と米国の金利差が2%あったとすると、米国のインフレ率が日本よりも2%高いことになり、ドル安円高になります。アベノミクスが始まって、円安になったのは、物価を上昇させると日銀が明言しており、物価/インフレ率が上昇⇒日本円の価値が下がる⇒円安という事になった訳です。高金利は短期的には通貨高の要因になりえますが、長期的には通貨安の要因となります。

従って、銀行や証券会社の窓口で海外の高金利の債券に投資しませんか、海外の高利回りの債券に投資するファンドを買いませんかと薦められたら、為替はどうなりますかと尋ねると面白いです。窓口の担当者は、高金利通貨イコール通貨高と勘違いしていますから、トンチンカンな回答が返ってくると思います。

上手い話には理由(わけ)がある、安い商品には安い理由(わけ)がある、高い商品には高い理由(わけ)があります。絶対儲かるという投資があるなら、私は絶対に他人に教えませんし、私一人でお金を借りてでも投資します。こう覚えれば、詐欺話には騙されなくなります。

おまけ
俺のダンディズム
テレビ東京水曜日夜11時58分から放送。滝藤賢一(半沢直樹)に出演ふんするサラリーマン段田一郎がダンディズムに目覚め、時計、万年筆、靴と一流の品を身につけていく番組。うんちくもあり、滝藤賢一の演技も面白く、クスッと笑いながら気楽に見れる番組です。以前の「孤独のグルメ」の時間枠です。今晩は、手帳を取り上げます。

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| 経済・社会 | 07時21分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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