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叱ると怒るの違い


これも日経トップリーダー11月に掲載された記事です。
『叱ることと怒ることは一見似ているようだが全く異なるものだ。最大の違いは、相手が主体なのか、自分が主体なのかという点である。叱るのは間違いに気づかせて相手の言動を変える為の行為で相手が主体。怒るのは感情に任せて自分の言いたいことを表現する行為である。相手に理解させることよりも自分のストレスを解消したいという自己都合が優先している。

一般的に「叱る」の反対は「褒める」と考えられるが、相手の成長を考えるという意味では同じであり、むしろ「無関心」が近い。「怒る」は相手の成長を考えていない事から「無関心」に近い。理想的な叱り方は、「3分以内に抑える」「叱る理由を具体的に示す」「人格ではなく行動を叱る」。そして「お前はこうあるべき」というYOUメッセージではなく、「私は、君がこうなってくれたらうれしい」というIメッセージにした方が、相手に気持ちがより伝わる。』

マザー・テレサの言葉で「好きの反対は、嫌いではなく無関心」というメッセージがあります。これも上述の同じ意味だと言えます。

叱る時に一番やってはいけないのが、「人格否定」です。ミスしたことを注意・指導する際に、「おまえは机の上が整理されていない」「だいたい、お前は遅刻が多い」といった指導すべき行為と関係ないことでその人を否定することを避けなければなりません。まっとうな神経の持ち主なら、ミスしたことを後悔し次はキチンとやろうと思っているところに、このような発言があると途端に聴く耳を持たなくなります。行為そのものに着目する「なぜ失敗したと思う?」「どのようにやったら出来るか一緒に考えてみよう」といった指導なら、改善策を考える気になります。

叱られている人間は、「愛情あふれる叱り」なのか、「感情だけの怒り」なのか、結構区別できるものです。

YKK吉田工業の創業者吉田忠雄氏は、いつも皆の前で怒ったそうです。普通は、ほめる時は皆の前で、叱るのは周りに人がいない時というのが一般的です。吉田氏が皆の前で怒るのは、失敗の体験を会社全体で共有するためだそうです。皆が知らないと、同様の失敗を他の人がするのを防ぐという意味で、俗にいう「水平展開」と同じです。先日亡くなった巨人の元川上監督が選手の前で叱るのは、王選手ではなく長嶋選手だったと聞きます。あの長嶋選手でも叱られるんだと他の選手はピリッとします。それに叱られても深刻に考え込まない長嶋選手の性格をうまく使った叱り方でした。

また「4回ほめて、1回叱る」というのが日本人には適しているそうです。

よい叱り方は、結構難しそうですね。

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