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2022年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2022年11月

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公的年金の仕組み

年金アドバイザーhirokiさんの10月17日付メルマガに公的年金の仕組みが分かりやすく記述してあったので、引用させていただきます:

国民年金保険料の月額は16,590円となっており、これを20歳から60歳までの間の480ヶ月間完璧に納めると老齢基礎年金満額の777,800円(月額約65,000円)を受給する事が出来ます。60歳までが国民年金保険料の納付義務期間ですが、満額に足りていない人は60歳から65歳までの間に自分の意思で任意に国民年金に加入して保険料を納める事が出来ます。20歳から60歳までの間に480ヶ月行かなかった人は、60歳から65歳までの間に任意加入して480ヶ月に近付ける事が可能です。
さて、国民年金保険料(月保険料16590円)を納付する人は、主に自営業者の人、学生、非正規雇用の人、失業者などの人となっています。この人たちを国民年金第1号被保険者といいます。サラリーマンや公務員(国民年金第2号被保険者)は厚生年金保険料を支払っており、上記のような16,590円は支払っていません。

サラリーマンや公務員は厚生年金に加入して、一定率である厚生年金保険料率18.3%の半分である9.15%の保険料率を給与(実際は標準報酬月額)に掛けて保険料を徴収します。なので、例えば60万円の給料(標準報酬月額)の人は、60万円×9.15%=54,900円の保険料を毎月給与から天引きされています。他に賞与があるなら、そこにも厚生年金保険料率を掛けて徴収します。
例えば200万円の賞与を貰った人は150万円×9.15%=137,250円の厚生年金保険料を賞与から天引きされます。賞与は一回の支払いにつき、150万円が限度なので150万円に率を掛けています。このようにサラリーマンや公務員の人は厚生年金保険料率で徴収するので、給料に比例して保険料額も高くなります。なので、国民年金第1号被保険者の人は定額の保険料(月1万6590円)ですが、厚生年金保険料はそれよりも多く支払っている人も居ます。

ちなみに、サラリーマンや公務員も国民年金には同時に加入しているので、将来は65歳になれば老齢基礎年金の77万7800円を受け取る事になります。とはいえ、給料に比例した保険料を支払ってきているので、給料に比例した年金である老齢厚生年金も、基礎年金の上乗せとして支給されます。よって、サラリーマンなどは国民年金と厚生年金に同時に加入している状態ですが、別途に国民年金保険料16,590円は支払いません。老齢基礎年金の財源は、厚生年金保険料の中に含まれていると考えてもらえればいいです。

なお、従業員が支払った保険料と同じ保険料分を会社側も負担しています。

どうして国民年金第1号被保険者の人は定額保険料なのか。それは自営業者や農家、自由業などの人の所得は把握が困難だからです。サラリーマンなどは給料が支払われて、それを元に保険料を天引きするので所得の把握は容易です。しかし、自営業の人などはそうじゃないので所得が完璧にわかりません。わかんないから、国のほうでこのくらいの保険料にしようと決めて、その保険料16,590円を支払ってもらっているわけです。このように国のほうで一方的に決めると、ちょっと不都合な事が生じます。社会主義のように国が一方的に価格を決めるとうまくいかないケースとはちょっと理由は異なりますが…
それは支払えない人への配慮です。支払えないというのはどういう事かというと、人生は長いですのでその間に病気や怪我で満足に動けなくなった、失業した、まだ私は学生、非正規社員だから支払うのが厳しい…というような様々な事情が存在します。じゃあそういう人は国民年金に加入させなければいいのでは?と思いますよね。支払える人だけ支払ってもらって、支払えない人は自己責任だから我慢してくださいと。まあ、資本主義社会なのでその考え方の時代なのかもしれませんが、そうなると弱者切り捨ての社会となってしまいます。年金に加入できずに老後になれば、それこそ危険な貧困が待ち受けます。

おまけ
コロナ新規陽性者数が徐々に増えて、専門家は第8波の始まりと言います。要注意。
おまけ
ハロウィン、いつから仮装大会になったのでしょうか?
おまけ
日本シリーズ、ヤクルトはエラーで負けたシリーズでした。

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| 経済・社会 | 07時33分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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為替取引

米国株式に投資する投資信託(総額300億円)のファンドマネージャーをしていた時代の話。1989年にドル高が進み、金曜日夕方に3000万ドルの指値でのロンドン・ニューヨーク市場でのドル売り注文を銀行に出しました。指値とは指定するレートになったら3000万ドルを売って欲しいという注文で、そのレートがつかなかったらそのままドル売りは実行せずという注文です。例えば、150円でのドル売りの指値注文を出しても149.90円迄しかドルが上昇しなかったら売れず、150.10円を付けていたら売れたことになります。当時はパソコン、ネットがない時代。土曜日の夕刊を見たら私が指定したレートをちょうど付けていました。しかし、そのレートよりも高いレートがついていないので、3000万ドルの売り注文が約定できたか不明でした。月曜日朝に確認したら3000万ドル売れていて、なおかつドルが値下がりしていたので、即3000万ドルを買い戻して実現益を出しました(普通は安く買って高く売って利益を出しますが、順番を逆にして高く売って安く買い戻しても利益が出ます)。例えば2円円高になっていれば6000万円の利益になります(ただし保有するドルが円高になるのでファンド全体で4億円の時価評価額が減る結果となります)。しかし、その後ドルはさらに値下がりしてしまいました。ちなみに、ドル売りの指値レートが1989年のドルの最高値でした。

為替で儲けるのは難しいし、神経をすり減らす仕事です。為替取引は誰か儲かれば誰かが損する仕組みになっています。株式は上昇を続ければ、多くの人が儲かります。上昇途中に早く売ってしまった人は、儲けそこなっただけで損はしていません。為替取引FXで勝ち続けるというのは100%無理と言っていいほどです。

為替に投資する人は、日本時間月曜日朝から仕事が始まり、午後5時過ぎになると東京市場からロンドン・ニューヨークと市場が変わり、取引は東京に戻ってくるので、土曜日の朝にニューヨーク市場が閉まるまで気の休まる暇がありません。普通の仕事を辞めて、専業個人投資家として株式投資や為替取引を仕事にする人がいますが、大変だと思います。

日本での為替の取引は貿易の輸出入に伴う為替取引(実需と呼ばれます)よりも、有価証券関連の為替取引の方が大きくなっており、相場の先行きを読みにくいものにしています。円安の動きが早く落ちくことを祈りますが、一番のポイントは日銀が金利引き上げを行うか(来春迄は無いと思います)、米国のFRB(中央銀行)が利上げをいつ止めるかだと思います(来春当りになって欲しいと期待します)。ニュースでは、これに注目してください。

おまけ
コロナの新たな派生型が都内で発見。外人観光客が持ち込んだのか?5回目のワクチン接種券が届いたので予約しました。インフルエンザも含めると今年4回目のワクチン接種になります。


| 経済・社会 | 07時36分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『低過ぎる目標を達成~最大の危機』

ミケランジェロの言葉
「最大の危機は、目標が高過ぎて達成できないことではない。目標が低過ぎて、その低い目標を達成してしまうことだ」

経営計画を立てる際、各人、各部署、会社全体の目標をどこに置くか、どの程度を目指すかについて、悩むことは多いかと思います。簡単に達成してしまう目標では、立てる意味もないし、かと言って高過ぎる目標は、どうせ無理だという最初から諦めムードになりがちです。上記の言葉は、低い目標を達成するのは最大の危機だ、という強い言葉です。

それはなぜなのでしょうか?
まずは、なぜ目標を立てるのか、ということです。
目標数字をクリアすることにより、会社の財務内容を良くしていく、つぶれない会社にしていく、給与を高く取れるようにしていく、などがあるかと思います。ただ、最大の目的は、高い目標にチャレンジすることにより、会社を、個人を成長させることにあるのではないでしょうか?

そこで、低い目標を達成しようとすると、どうなるのでしょうか。
何の努力も、チャレンジも、発想の転換もいらずに、今までと何も変わらずに行動して、目標を達成することができるわけです。それで満足してしまいます。意欲が止まってしまいます。これでは、何の成長ももたらされないですね。
すなわち、低い目標を達成する、ということは成長を止めてしまうことに、つながるわけです。これを続けていったらと思うと、会社の将来の希望はまったく見えなくなるのではないでしょうか。正に最大の危機です。

今の自分たちでは、実現できそうもないことに本気でチャレンジすることにより、発想の転換がもたらされ、行動が変わり、個人、会社が進化して、成長がもたらされていくのではないでしょうか。
    *メルマガ「実践!社長の財務」より引用させていただきました。

私がキヤノン勤務時代、中近東・アフリカ・共産圏・東南アジアへの複写機輸出を行う部署で予算作成をしていました。予算の組み直しを年4回行いましたが、最終決算に向けての予算達成率は100%以上を求められましたが、105%は失格と言われました。何故なら、最終予算見直し時の見極めが甘いからでした。予算を低く設定すれば105%、110%になりますが、それは評価されませんでした。しかし、99.9%も叱られました。最高の達成率は100.1%だといつも言われました。予算設定が適切で、それを達成するための活動も適切であったということです。

おまけ
仕事で失敗をしてお詫びに伺う時に、最中を持っていくことが多くあったようです。最中の皮が半分で切れてあんこがはみ出ている「切腹最中」が有名です。何故最中なのか?どうやら、「もうなかったことにして」というダジャレからだという説がありますが、本当かどうかわかりません。


| お仕事 | 07時30分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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短い話と長い話

結婚式でのお祝いの3分間スピーチ、仕事における1時間のプレゼンテーション、どちらが大変でしょうか?

1919年にノーベル平和賞を受賞した元アメリカ大統領ウッドロウ・ウィルソンがこんな言葉を残しているそうです。「もし私が10分のスピーチをするなら1週間の準備が必要だ。15分なら3日、30分なら2日、しかし1時間のスピーチならもう準備が出来ている。」
長時間だと、話が横道に逸れても何とかリカバーがきくし、相手との信頼関係も徐々に作っていくことができる。しかし、短時間だとそれができない。短い時間であればあるほど、相手の心に響く話し方をするために、一言一言が勝負。リカバーがきかないからこそ、一つ一つの言葉を大事に発する。だからこそ、丁寧で丹念な準備が大事になる。

結婚式では、多くの見知らぬ人を前にして、短いスピーチで起承転結のある話にまとめなければなりません。それが出来ない人のスピーチは、ダラダラと長くなり、まとまりがつかず、何を言いたかったのか判らなくなり、印象にも残りません。
逆に仕事に関わる1時間のプレゼンテーションなら、相手の反応を見ながら話の中身を修正できますし、少々脱線しても何とか元に戻してまとめることが出来ます。私の投資顧問会社勤務時代。30分から1時間で運用商品のプレゼンテーションを数多くしました。相手の資産運用に関する知識水準を判断して話す内容を易しくするといった変更をしました。ところが、ソニーの財務部でプレゼンテーションをしようとしたら、15分で終了しろと言われた時ほど焦ったことはありません。重要な事項を抽出して、簡潔に納得させる必要があったので冷や汗ものでした。幸い、プレゼンテーションは成功し、ソニーからの資金運用の口座を獲得しました。

当社の営業マンも、「なぜ見込み客が当社を採用すべきなのか」3分で説明できるようにしておくと、顧客との商談が成功する確率が上がるかもしれません。

おまけ
自宅近くに青木屋というコロッケパンで有名なお店があります。昔、南千住の東京球場(現在のロッテマリーンズの前身である大毎オリオンズの本拠地で、今は一般用の野球場になっている)近くで、観客がコロッケパンを買ってオリオンズの試合を見ながら食べたそうです。このお店がNHKの72時間という番組で紹介されました。土曜日は5人から10人が行列するお店ですが、先週土曜日は長蛇の行列でおそらく100人以上並んだと思います。テレビの威力は凄いです、当面行列が続くでしょう。 ちなみに、私は一度買って食べましたが、その後買いに行っていません・・・。

| いろいろ | 07時28分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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社会人の基本

モチベーション・アップ社のポスターの文章。良くまとまっているので引用させていただきます。
社会人の基本
知っているだけではなく、ちゃんとできているかが大事
●挨拶
あ あいての顔を見て
い いつでも元気よく
さ さわやかな笑顔で
つ つねに自分が先に
●返事
へ へんじで自分のやる気が伝わると憶えておく
ん 「ん」とうなずくだけでなく大きな声で「ハイ」
じ じぶんがしてもらったら気持ちがいい返事を
●後始末
あ あとしまつまでが仕事
と とことんキレイにする
し しらんぷりでは無責任
ま まぁいいかと妥協はダメ
つ つかいっぱなしはダメ

全てごもっともですが、出来ていない部分が結構あります。特にベテランになるほど、挨拶がおろそかになりがちな気がします。

おまけ
昨日の朝も円が突然急騰後、乱高下。円買い介入があった模様。結局ドル高方向に。
おまけ
習近平氏の長期に渡る一強独裁体制が続きます。プーチン、安倍晋三を含め、政治家の一強独裁体制は、誰も何も言えなくなる恐怖政治の始まりです。
おまけ
ランチ時にすし屋で見かけたシーン。3組の夫婦がいましたが、セットメニューは価格別に3種類あって、3組とも真中の価格のセットを注文。日本人は松竹梅で竹を選びがちというのは真実でした。
おまけ
昨日「。私が米国に住んだ1970年代半ばは200円台でした」と書きましたが、実際の為替レートは300円前後で、生活実感では1ドル=200円という感じでした。

| 経済・社会 | 07時34分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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