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2019年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年09月

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金融リテラシー

政府は「貯蓄から投資へ」と掛け声を長年行っていますが、依然として個人の金融資産では、預貯金比率が高いのが実情です。

投資に関して間違いのない事実は2つしかありません。それは「先のことは誰もわからない」ということと、「世の中にうまい話はない」ということです。日経マネーで優秀ファンドマネージャーに選ばれた人物(1年間一緒に働きました)の口癖が「先のことはわからないから分散投資だ」でした(株式投資専門家が年末の日経平均予想を言いますが、誰も覚えていないので平気で言います。逆にすぐ結果が出るので、明日の日経平均の終値を予想する人はいません)。

世の中にうまい話はないとういのは、「リスクゼロで高い金利が得られる、もしくはリスクは小さいが大きな値上がりが確実」といった金融商品はないということです(もしあったら、私は誰にも教えません)。昔の銀行定期預金金利は高かったじゃないかという方もいるかと思いますが、破綻した銀行がありましたし、金利が高いということはインフレ率も高いので将来のお金の価値が目減りするリスクがあったのでリスクゼロではありません。

この2つの事実「先のことは誰もわからない」と「世の中にうまい話はない」を心底から実感して身につけていれば、投資で大きな損をすることはないし、怪しげな商品にだまされることもないと思います(元本保証で月3%の利息が支払われるなんて詐欺話に引っかかることを避けられます)。誰もが「そんなことは常識だ、当たり前じゃないか!」と言うでしょうが、いざとなるとこの2つを忘れてしまうことが多いです(退職金をもらった先生に詐欺被害者が多いと聞きます。頭は良いかもしれませんが世間知らずでプライドだけは高い人種です)。投資教育で大事なことは単に投資のやり方を教えるのではなく、この2つをきちんと腑に落ちるまで説明すると同時に、自分で判断することの大切さ、そしてそのために必要な勉強の仕方を教えることの方が、ずっと大切だと思います。

それと日本人は年末調整で税金関係が済んでしまうので、税金に関する関心が低いです。また、社会保険を理解すると、社会保険でカバーされること、社会保険でカバーできないこと(限界)を知ることで、無駄な保険(例、がん保険や医療保険)に入ったりすることもなくなるし、逆に自分で蓄えを持つことの大切さも理解するようになる。投資が必要だと思えば、自然に自分で勉強するようになります。そうすれば、「老後の生活に2千万円もの大金が必要だ」と大騒ぎもしなくなるはずです。

おまけ
今朝の日経MJの記事によると、消費税率アップ前の駆け込み消費を4割はしない、する人でも5万円未満が1/3。そもそも消費意欲が減退しているとの見方も。
おまけ
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「一度の合意で、過去の問題を終わらせることはできない」と発言。交渉で韓国とは何も決められないということです。
おまけ
フォーエバー21が米国で倒産します。フォーエバー(永久)ではありませんでした。
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| 経済・社会 | 07時34分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ダラダラをしない

何事もダラダラしているのは見苦しいものです(8月20日のブログに関連します)。キビキビ動いて仕事をする事が大事です。
●ダラダラ始業  
始業時間まじかに会社に来て、始業ベルが鳴ってからコーヒーを飲んで一息ついてから仕事に取り掛かる
●ダラダラ報告 
業務報告が遅い、結論まで時間がかかる報告 ミスが発生した報告だけで要因の分析や対策の立案が全くされていない報告
●ダラダラ歩く
猫背でノロノロ歩くよりも、背筋をピシッと伸ばしてサッサと歩くほうが美しい
●ダラダラ休憩
ダラダラ休憩をすると、仕事に戻ってもペースが上がりません。メリハリをつけた休憩にしたいものです
●ダラダラ集合
時間に多少遅れても気にしないのは最悪。集合時間前に必ず到着する。そのために、出発時刻を余裕を持って決めておく
●ダラダラ作業
仕事を嫌々するとダラダラ作業になります。仕事を楽しんですると、キビキビした作業になります。

おまけ
北九州地方の豪雨。去年の岡山県真備町の画像とそっくりです。1日も早く復旧できることを祈ります。

| いろいろ | 07時27分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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段ボールメーカーと銀行と資産運用会社が似ている??


銀行と資産運用会社はともに金融業で似ている部分があると想像はつくと思いますが、段ボール製造業もこの2つの業種と似ている部分があります。

段ボール製品の品質は、中小企業も大企業も大きな差が出ません。当社が作る段ボールケースも大手メーカーが作る段ボールケースも品質はほぼ同じです。
銀行からの借入金には色がなく、どこから借りても同じです。
インデックス投信の運用成績は、運用会社間でほとんど差がありません(株価指数に連動する成績のため)。

結果、安価な段ボール製品が好まれる、金利が低い銀行からの融資を選ぶ、信託報酬(経費)の低いインデックスファンドが好まれる、ようになってしまいます。しかし、これでは値下げ競争、低金利競争の体力勝負で、会社や銀行が知恵を出すことをしなくなってしまい、長期的に事業を継続するのが難しくなります。

当社が大企業と価格で競争してもかないません。しかし、営業マンの素早い対応や密着したサービスでは大企業に勝てると信じています。銀行も金利の低さだけで選ぶのではなく、見込み客紹介や様々なサービス・提案等を総合的に判断して選別します(会社が資金繰りで苦労する時に融資をしてくれるのが最高)。インデックスファンドでは差異を見せるのが容易ではなくても、銘柄を個別に選ぶアクティブ運用で高い成績を収めることで人気を呼ぶことも可能ですし、情報提供で他社との差別化を図ることもできます。

全く異なる業種ですが、価格・金利・経費の低さだけで選ばれるのではなく、他の様々な要素で選ばれる会社になる事が、段ボールメーカー、銀行、資産運用会社にとって非常に重要となります。

おまけ
今日28日、韓国をホワイト国からはずす事が決定されます(欧米では韓国をホワイト国に指定する国はなく、これまでの日本が韓国に優遇措置をしていただけです)。台湾やシンガポールと同じレベルにするだけなのに、韓国は経済報復だと頓珍漢なことを主張し大騒ぎしています。台湾のハイテク企業は問題なく操業しています。韓国経済は、海外から生産設備や部材を輸入して完成品を組み立てるだけのアッセンブリー経済です。
おまけ
年金は若い世代が高齢者を支える仕組みになっています。若い世代が減り、年金受給者が増えれば支給額が減るのはやむを得ない状況だと思います。しかし、年金がなくなるわけではなく、高齢者の収入の中心であることに変わりはありません。

| 経済・社会 | 07時24分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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小さな信用を積み上げる

私が米国株式のファンドマネージャーをしていた時代。米国株式の売買注文を出すのは米系の証券会社(投資銀行と呼ばれます)でした。その中で一番好きだった会社が、ゴールドマン・サックスという投資銀行でした。同社の社是の一番目は「顧客の利益を最優先にする」と言われています。顧客のためにならないなら、案件を取り下げることもあったそうです。案件(会社の増資の引き受け等)を取り下げるという事は、手数料を稼げなくなるわけですから大変なことです。しかし、こういう姿勢があるから米系の投資銀行の中ではトップを維持し続けているわけです(リーマン・ブラザースに代表される多くの投資銀行は、2008年に消えています)。

私が外資系投資顧問会社に勤務した1990年代前半のことです。日本ではまだ不動産投資信託(REIT)が全く知られていなかった時代に、ある中堅生保に米国の不動産投資信託に投資する私募ファンド(投資家はその生保だけ)をケイマン(カリブ海にあるタックスヘイブンの島)で作るから出資しないかと提案しました。その生保の担当者は、非常に乗り気になりXX億円の投資を決める寸前まで行きました。しかし、ケイマンの税制を良く調べたらREITから得られるリターンを減らす可能性があったので、私は提案を取り下げました。事実を隠してファンドを作ってしまう手もあったのですが、嘘をつくのが嫌いな性分なので、正直に話して提案を取り下げました。相手は私を信用してくれて、国内の口座の資金運用の契約を締結し同額の資金を任せてくれ、運用報告をキチンとしていたため、翌年には投資額を3倍に増やしてくれました。

洋服屋でも、顧客に似合わないのにもかかわらず、似合うと言って売りつけようとする店員もいますが、正直に(ソフトに)話して別のアイテムを進める店員もいます。

相手の事に配慮した発言は相手の心に届きます。日々の仕事をする時には、嘘をつかず、相手に気配りした言動をして欲しいと思います。それが信用につながります。「信用残高」を積み上げるには時間がかかりますが、失うのはアッという間です。社員全員で気を付けたいものです。

信用を築くには、「約束を守る」、「時間を守る」、「間違いのない仕事をする」、「誠心誠意仕事をする」、「相手に対する配慮をする」、といった基本的な事が出来ている事が前提になります。

| お仕事 | 07時20分 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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話がうまくなる方法


後継者教育の仕事をする二条彪さんは、話がうまくなるコツとして以下の2つを挙げています
『一つは,同じ話を何度もすることです。 同じ話を何度もすることによって話術は磨かれていきます。自己紹介をする文章をあらかじめ書いて決めておき,自己紹介をする場面になったら,毎回同じ自己紹介をします。これも同じ話を何度もすることになりますから,話がうまくなる訓練になります。

二つ目は,大勢の前で話をすることです。 大勢の前で話すことが苦手だから,困っているんです,という声も聞こえてきそうですが,大勢の前で話をしていると,だんだんと話がうまくなっていきます。大勢の前で話ができるようになれば,一対一でもきちんと話ができます。』

私が、話がうまいかどうかは判断しかねますが、この二つを数多く経験したので多くの人の前でしゃべることはさほど緊張しなくなりました。
外資系資産運用会社で、海外の株式・債券等に投資する運用商品の商品説明(プレゼンテーション)を厚生年金基金の理事たちの前で何度も話しました。一番多い時には20名以上に対して、海外株式に投資する商品説明をしました。そのときの顧客がGPIF、すなわち国の年金資金を運用する機関で、300億円の海外株式の資金運用を受託する事が出来ました。

同じ話を繰り返すので、冗談を言ったり、たとえ話で説明したりといったアドリブも使えるようになりました。大勢の前で話す時には、決定権のある人物を中心に見ながら、周りの人の反応も見て臨機応変に話を修正できるようになりました。同じ内容を何度も繰り返すと、次から次へと言葉が出てくるようになるので緊張して言葉に詰まる事がなくなりました。大勢の人の前で話すのも、一言で言えば「慣れ」です。朝礼で同僚の前で話すのを恐れずに挑戦しましょう。

おまけ
今朝の為替市場、1ドル=104円台に突入。今日の株式市場がどれだけ下げるか?
おまけ
韓国ムンジェイン大統領は南北統一しか頭にありません。韓国国民はそれでいいと思っているのでしょうか?

| いろいろ | 07時20分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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