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2018年02月28日
ピョンチャン五輪で金メダルを獲った、男子フィギュアの羽生選手、スピードスケート女子パシュートチーム、スピードスケート女子小平選手。彼らはジャンプ、ワンライン、選手交代、スタート、コーナリングなど、同じ練習を何千回、何万回と繰り返しいたはずで、本番で100%確実にできるだけの練習をしたと思います。オリンピックに限らず、本番で力を発揮できる選手は、普段からの練習が違います。もちろん、運もあると思います。しかし、結局は普段からの練習により実力を高めた人しか、レベルの高い場所では勝てません。普段4回転ジャンプを3回に1回しかできない選手が、オリンピックというプレッシャーのかかる場で成功できるはずがありません。怪我をした羽生選手が何とかジャンプ練習を出来るようになった時に、3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)ではなくレベルの低い2回転半ジャンプ(ダブルアクセル)を最初に飛んでみたそうですが、全く飛べなかったそうです。しかし、トリプルアクセルを飛んでみたら一発で完璧に飛べたそうです(NHKの番組より)。身体がトリプルアクセルの感覚を覚えていたことになります。以前に、二条さんの言葉として「閾値」という言葉を紹介しましたが、トリプルアクセルは「閾値」のレベルにあったという事だと思います。練習で出来ないことは本番で出来ません。練習で出来ても、本番で出来る保証はありません。自分はこれだけやったんだという自信があってこそ、始めて本番で不安なくできるのだと思います(それでも不安は必ずありますが…)。
同じように、ビジネスの場でも、レベルの高い次元で力を発揮するには、普段から高度な訓練をしておく必要があるのです。レベルの高いお客さまや仕事を想定して実力を高めておかないと、本当のプロの仕事はできないのです。「チャンスの対の言葉は準備」と言われるそうですが、普段からの準備、それも高いレベルの準備をしないと、本番で力は出ないのです。高い目標を持つことも大切です(金メダル獲得、9回目のオリンピック参戦、世界記録樹立、毎月新規口座獲得、大口契約獲得、等々)。高い目標を持たないと、それにふさわしい準備をしなくなるからです。中途半端な準備は中途半端な結果しかもたらしてくれません。高い目標を持ち、それにふさわしい準備をした人だけが、ビジネスの場でも最高の仕事ができるはずです。
おまけ
今日で、早くも2か月が終わりました。年度末まで残り1ヶ月です。営業マンの皆さん、それが何を意味するか十分承知していますね。
おまけ
明日朝の東京は春の嵐、午後は21度予報。花粉も飛ぶので要注意です。
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| いろいろ
| 07時25分
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2018年02月27日
私が初めて株式投資をしたのは20代半ばでキヤノンに勤務していた時代でした。キヤノンの前の会社が半導体の輸入商社で、半導体が伸びる業界だと理解していたので、半導体関連の銘柄を選びました。半導体を作る富士通、半導体を作るのに必要なフォトマスクを作る大日本印刷、半導体の素材となるシリコンウェハーを作る信越化学の3銘柄でした。結果として儲けたのかどうか覚えていませんが、多分若干損したのではないかと思います。ビギナーズラックで大儲けすると記憶に残っていると思います…。
株式投資をして何が良かったか?日経新聞をよく読むようになりました。一面から最後まで目を通し、経済・景気がどうなのか、ヒット商品や新技術が現れたのか、企業動向や為替・金利等も勉強するようになりました。もちろん、投資に関する勉強もしました。株式投資をすると、デパートやコンビニに行っても見る目が違ってきます。キヤノン勤務時代は、業界動向と為替(輸出営業だったので為替が重要)が分っていれば仕事が取り敢えずできてしまうのに対し、資産運用業務は世界経済、日本経済、金利、為替、技術、新商品等あらゆる知識が幅広く必要とされ、絶えず勉強が必要な仕事です。そういう仕事をしたいと熱望し、キヤノンから資産運用業界に転職しました。最初はアナリストとして企業訪問をして、買い売りを判断する業務でした。最初に訪問したのが、当時大好きだったモスバーガーに訪問し、副社長から話を聴いたのが記憶に残っています。
今の時代、少額でも株式投資をして株主になれる時代になりました。うわさで株価が上がりそうだと聞いて株式を買うと後悔します。出来れば、自分が好きな商品を製造販売する会社、愛用するサービスを提供してくれる会社等の株式を保有すると、株価が下がった時でも商品を買って応援しようと思います。さらには、株主優待といって自社商品、食事券や非売品の商品をもらえたりします。
大きな額を投資する必要はありません。応援したい企業があったらちょっと買ってみるのも良いと思います。もちろん投資信託でも同様の効果が期待できるので、投資信託の購入でも構いません。
おまけ
ピョンチャン五輪女子スピードスケート500mで、小平選手は新記録で金メダルを獲得しました。「なぜ彼女はあの年齢でここまで大躍進したのか?」という分析を多くのマスコミがしています。その中で、「ソチ五輪後にスケート大国オランダに留学したことが大きい!」と多くのマスコミが書いていますが、当の小平選手は、「オランダの指導が素晴らしく、日本が遅れているということではありません。」という否定的な姿勢を取っています。実は、オランダ仕込みの最新式のスケーティング技術を学んだというよりは、「体の大きなオランダ人と同じことをしても勝てない!」と痛感したのが大きかったのだそうです。そこで、2016年4月に帰国した後は、古武術などをヒントに、日本人に合った身体操作法を学び、自分に適したトレーニング法やフォームを追及し続けたので、あそこまで大躍進したというのが本当の所のようです。「大企業と同じことを中小企業がしても勝てない」と相通じます。
| 経済・社会
| 07時26分
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2018年02月26日
アメリカの大学院で勉強した時代。授業でディスカッションに参加しないと評価が上がりませんでした(良い点数をつけてくれません)。アメリカ人はくだらない質問でもどんどんしますし、教授もキチンと回答します。その影響のせいか、私はセミナーなどに出席すると質問をする癖があります。外資系投資顧問勤務時代。海外からファンドマネージャーやエコノミストが来日し、セミナーを開きました。銀行、生保などいわゆる機関投資家の運用に携わる方を多く招きますが、質問がほとんど出ませんでした。日本人は「こんな質問をしたらバカにされるのではないか?」等と心配して質問をしません。そうすると講師は非常にガッカリします。アメリカでは質問が来るのは当たり前ですし、自分が話したことを理解できていないのではないかと心配してしまいます。質問が来ることでさらに中身のある話をすることも出来ます。池上彰さんの口ぐせの「いい質問ですね」とおなじ「グッドクエスチョン」と言います。質問をするという事は、講演の中身を理解するだけでなく、自分なりの考えがなければ質問ができません。アメリカ人のファンドマネージャーは、「おろかな質問はない、質問をしないことがおろかなんだ」と言いました。
私が厚生年金基金の常務理事などに運用商品のプレゼンテーションをする時、あらゆる質問に対する回答を準備しておくのですが、実際はあまり質問が出ません。そういう場合、「良く聞かれる質問にこんなのがありまして…」と自分で話題を振りました。万が一、自分が想定していない質問が出たとしても、「わかりません」とは答えません。何らかの回答をして、「正式な回答はファンドマネージャーと確認して明日お答えします」と返します。うろたえてはいけません。説得力ある話をするには、こういった臨機応変な対応が必要になります。
営業マンが初めて訪問するお客様に、会社説明をして、何の反応もない、質問もない時には、自分から話題を振ることも必要です。と同時に、相手の会社の困ったことを聞きだす質問力が大切です。困ったことを聞き出せればしめたものです。その解決策をもってきますと、次のアポイントメントをその場で決めることができます。それには、相手の会社のホームページを訪問前にチェックして、こんな質問をしてみたらどうだろうかと事前準備をしておくと容易です。
おまけ
ピョンチャン五輪、終わっちゃいました。選手を応援して、感動と元気をたくさんもらいました。テレビ局はメダリストをスタジオに呼びインタビューしますが、4位は呼ばれません。4位でもすごいと思いますが、これが現実です。メダルを獲得した選手以外のすべての選手にも拍手を送ります。パラリンピックが3月9日から始まりますが、放送時間が少ないと思います。これも悲しい現実です。放送を見て、応援したいと思います。
| お仕事
| 07時28分
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2018年02月23日
●残業を減らすには
ある工場で残業がなかなか減らなかったのが、残業を撲滅した事例があるそうです。そこでは、工場長が代わっただけだそうです。前の工場長は、残業している部下に「ご苦労さん」と声をかけていたそうですが、新しい工場長は「何で残っているの?何で残業しなければならないの?何をしているのか?」と毎日言い続けたそうです。しつこく言われて部下の行動が変化。残りの仕事がどれだけあるのか、間に合うのか確認するようになり、工場長に相談したり、間に合わす手段を考えたりしたそうです。残業していて「ご苦労さん」と言われると、部下は、残業は良いことだと勘違いしてしまいます。
*出所元:モチベーション・アップ社資料
私が昔勤務した国内の投資信託運用会社。上司の常務が夕方になると、ソファで日経の夕刊を読みながら私たちに向かって「早く帰れよ」と言いますが、なかなか退社しません。私たちは「お前こそ早く帰れ」と思っていました。上司は残業を称賛しないで、「上司が早く帰る」「残業しないで済む手段を考えさせる」のが良いかもしれません。
●部下の「わかりました」は要注意
部下に作業の指示を出して、部下が「わかりました」と返事をしても、中身をよく理解せずに作業をする、勝手な判断で仕事を済ませてしまう、といった事例があります。返事は良いが、行動が伴わない社員がいたりします。たとえ、社員の性格が良くても、仕事を信用することは別物となります。指示を出した時は、「わかりました」と返事があっても、目的、納期、進め方、完成イメージ(例、表やグラフの形式等)を部下に確認させること、更に中間報告と進捗状況の確認でフォローする事が大事です。
●AIを活用した銀行融資
みずほ銀行が、中小企業を対象にしたAI融資を導入予定という記事がありました。同時に、19,000人を削減するという記事もありました。これまでの銀行融資でも、担当営業が決算書の数字をコンピューターに入力して財務状態を分析した結果を基に、融資の可否、融資金額と金利を決めていました。AIによる融資判断では、営業マンの持つタブレットに社長が様々な数字を入力して、融資結果がその場で即出るようになるのかもしれません。これなら、審査部の人員が削減できます。銀行マンが会社の成長性や強みを理解して、融資判断をして成長企業を応援するといった銀行業の醍醐味が無くなる気がします。
●社員研修
当社では、社外の社員教育専門会社に社員を定期的に派遣しています。1年間月一回12回の半日研修を受けます。この研修では「人は変われる」と教育をします。当社の参加者は初めは「そんな簡単に人は変われないよ」と思っていたそうですが、1年間研修を受け続けたら大きく変わっていました。同期の研修生や派遣会社の上司が多くいる前で、立派に自分の体験と変われた点、その結果どんな効果が周囲に生まれたか、を話し大きな拍手をもらいました。初対面で異なる業種、会社、職種、役職の人といろいろ話し合うのは勇気が要りますが、1年間で成長してくれたと頼もしく見ていました。
おまけ
昨日の大井競馬場。50円馬券が1億5千万円と300万倍に。人生おかしくなりそうです。
| いろいろ
| 07時27分
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2018年02月22日
現時点で60歳代以上は、年金保険料を支払った以上に年金がもらえる、いわば「納めトク」世代であるのに対し、それ以下はすべて、「払いソン」世代とも言われます。残念ながら、少子・超高齢社会の日本において「負担増」かつ「恩恵減」の傾向は今後も変わらないと言えます。そして、現役世代にとって、自分たちがリタイアした際にちゃんと年金がもらえるのか?と不安に感じる人も多いはずです。そこで、ある試算を紹介します(出所:プレジデントオンライン)。
若い頃から60歳までに毎月支払ってきた年金保険料の合計と、65歳から受給できる年金額(累計額)とで、「何年間、受給を受ければ元が取れるか」を計算したものである。
既婚会社員(国民年金+厚生年金)の場合
*月収はボーナスを含む50万円で試算(年収600万円)
●60歳までの支払い保険料=9万0910円(50万円×18.182%)×480カ月(12カ月×40年)=4363万6800円(全額)
●本人負担分(会社負担分と折半)=4363万6800円÷2=2181万8400円
●年間受給額=77万9300円(国民年金)+77万9300円(妻の国民年金)+131万5440円(厚生年金:50万円×5.481/1000×480カ月)=287万4040円
●元が取れる年数=2181万8400円÷287万4040円≒7.591年→約7年5カ月
元が取れる年数は約7年5カ月とさらに短縮され、65歳受給開始であれば72歳まで生きて受け取れば元が取れる計算になります。専業主婦の妻の年金も併せて受け取れることも大きい。今後の制度改正、経済状況、個人の状況などでこ、の数値は大きく変わる可能性があります。年金保険料の半分を会社が負担し、年金支給には税金が投入されており、8年前後での回収が可能となります。生保などの個人年金には、こういったプラス要素がないだけでなく、生保の社員の給与の一部を賄ったりしているので、公的年金に比べれば不利と言わざるを得ません。
将来の厚生年金の仕組みは存続を続けますが(廃止されることはありません)、年金支給額が減少していくことは間違いありません。将来が不安だなと思ったら、日本年金機構のサイト「ねんきんネット」では、条件を設定して年金支給額見込概算額を試算することができます。その結果、やはり思ったよりも少ないと感じたら、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)に加入して、個人で老後資金を積み立てる事をお勧めします。そのメリットは、掛金が全額所得控除できるので、年間30万円をiDeCoで投資すると税率20%の人は6万円節税できます。さらに、運用商品の運用益が非課税になります(通常なら利益に20.42%課税されます)。ただし、老後資金目的のため60歳まで引き出すことはできないので、住宅購入時等に引き出すことはできません。なので、月1万円といった無理のない範囲で始めることをお勧めします。教育費や住宅ローンでそんな余裕ないよと言わずに、iDeCoを始めてみたらいかがでしょうか?iDeCoで検索すれば、様々な情報を得られます。
おまけ
今日2月22日は、ニャンニャンニャン(222)で猫の日だそうです。ということは、1月11日はワンワンワンで犬の日?と思ったら、11月1日が犬の日だそうです。
おまけ
祝女子パシュート金メダル。実に綺麗なワンラインでした。
おまけ
俳優の大杉漣さん66歳が急死。ぐるナイ、相棒、バイプレイヤーズで元気な姿を見ていたのでびっくりです。合掌
| 経済・社会
| 07時32分
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