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2017年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年02月

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利益を出す難しさ


後継社長を教育する二条彪氏はいいます。
『税理士や会計事務所,金融機関と話をしていると,節約節約と節約魔法にかかってしまうことがあります。彼らはお金を使わないアドバイスは,とてもよくできます。しかし,お金を使って儲けることについては,アドバイスしてくれません。なぜなら,儲けるアドバイスが一番難しいことであり,お金を使わないようなアドバイスは,簡単だからです。』

たしかに「儲ける」というのは容易ではありません。売上を増やすだけなら、簡単です。採算を度外視して、安売りすればいいだけです(どこかの業界でも、量欲しさに採算割れで拡販するのをよく見かけます、どこの業界とは言いませんが…)。もしくは、大きな宣伝広告費を使うのもあるかもしれません。しかし、会社に残る粗利がなく、社員は疲弊し、残業代や運賃が増加し、赤字だけが残ります。安売りで量を増やし売上を増やしても意味がありません。安売りする会社は、知恵を全く使わない会社です。「儲ける」「利益を出す」のは容易ではありません。安売りで量を稼ぐのでもなく、高い価格で少量生産では人件費などが賄えなくなる可能性があります。生産量と価格がちょうど見合うポイントを見つけなければなりません。安値の他社よりも多少高くても買ってもらうには、知恵が要ります。安く売るのは知恵が要りません。

お金を節約するのは、人員を減らして人件費等の固定費を減らして、製品の品質やサービスの品質を落として、納期遅れなどで顧客に迷惑をかけて、売上が減ることさえ気にしなければ簡単です。しかし、そうしたら企業はあっという間におかしくなり破綻へ一直線となります。

会社が苦しくなった時に、最初に経費削減をするのは社内の決定だけで削減可能なので簡単だからです。売上を増やす、客数を増やす、値上げをする、材料費や仕入商品の値下げ、等は全て相手があることなので、簡単ではありません。いかにして客数を増やすのか、いかにして粗利益率を引き上げるのか、いかに価格を引き上げるのか、いかに売上を増やして粗利益を増やして経費を抑えて利益を残すか、知恵の絞りどころです。これが一番難しい部分ですが、仕事では一番面白い部分で、仕事をする醍醐味だと思います。これらは社長や役員だけが考えるのではなく、社員一人一人が自分の出来ることを考えて実行してこそ可能になります。

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| お仕事 | 22時51分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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効果の高いインフルエンザ対策


今インフルエンザが大流行し、B型の比率が今年は高いそうです。B型は熱がA型ほど上がらないので、気付くのに時間がかかり他の人にうつす確率がA型より高いとの事。

医者が選んだ効果があると思う対策上位ランキングが公表されました。
1. 手洗いをする
2. 人混みに行かない
3. 睡眠・休養を取る
4. 予防注射(ワクチン)を打つ
5. 加湿をする
・手指についたウイルスが、特に鼻をさわることで上咽頭、鼻腔粘膜から感染することがわかっているので、マスクは、鼻や口を触る頻度が減るから次いで効果がある。
・通勤電車や職場、人込みなどで、他人から感染することが圧倒的に多い
・免疫力の維持とアップには睡眠と休息
・予防注射は罹患する確率が減ることと、罹患しても重症化する確率が低くて済む
・加湿しているとウイルスが活発にならないため

うがいが入っていません。20分あれば、喉のウイルスは体内に入ってしまうので、20分ごとにうがいをするのは困難。頻繁にお茶などで喉のついたインフルエンザウイルスを飲むと、胃酸でインフルエンザウイルスを殺すことが期待できるので、こまめに水分補給をしてのどを潤すのが良さそうです。

インフルエンザの疑いがある場合、病院へ行く前に最初にやるべきことは、次の通り:
1.「マスク」
2.「安静・休養」
3.「隔離」
4.「病院に電話して受診の相談」
5.「水分補給」

会社、学校、自宅で石鹸を使って手を良く洗う。電車やエスカレーターに乗る時は手袋をしてつり革やエスカレーターのガイドに直接手で触れない。人ごみに行く時はマスクを着用し、睡眠時間をしっかり確保し、水分補給をこまめにして、部屋の暖房と加湿をしっかり行う、事でかなり予防できそうです。
      *資料出所:ハフィントンポスト
おまけ
明日から都内の私立中学の入試が始まります。1日深夜から2日朝にかけて雪が降る可能性がありますが、芝生にうっすらと積もる程度のようです)。受験生の皆さん、寒い日ですがこれまでに蓄えた力を出し切ってください。

| いろいろ | 07時28分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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二条彪氏の「日めくりカレンダー」その8

『少しずつできるところから』
遠くの未来の大きな目標を立てると、まだまだと焦ってしまいます。なかなか成果も出ず、気が滅入ってしまいます。目標は、今すぐにでも出来るところから立ててみましょう。簡単なことで構いません。少しずつできるところから実行していくと、気が付くと大きな目標を達成しています。大きな一歩より、小さな一歩を大切に。

私も日頃から小さな成果を積み上げて、自信をつけていきましょう。いきなり大きな目標を立てて、出来ずに挫折するよりも良いと思っています。ただいとも簡単にできる目標ではあまり意味がありません。ちゃんと努力して初めて達成できる小さな目標が大事です。簡単すぎず、難し過ぎない目標が大事です。

オリンピックに体操選手として出場したいと思う選手は、その前の主要大会に目標を置き、新しい技をいつから取組むか決めて練習を始めます。

キヤノン勤務時代。私の所属する部署(中近東、アフリカ、東南アジア、共産圏に複写機を輸出販売する部門)の3年間の中期計画を立てました。最初の1年間はかなり詳細に、2年目3年目は傾向がわかる概算数字の計画でした。毎年3年計画を更新するローリング方式を採用していました。最初の1年間を、毎月国別、機種別、オプション、消耗品の予算を作成し、3か月ごとに見直すことの繰り返しでした。3年間の計画を立てると同時に、今月の売上目標を達成することが3年後の目標に近づく一番の方法でした。

1年後に達成したい目標を毎月の12個の目標に細分化し、可能であれば毎週の目標まで細分化する。そうすると予定通りに進んでいるのか、遅れているのかハッキリし、対策も早めに打てるようになります。早め早めにチェックするには、小さな目標を複数設定することが肝心です。

おまけ
明日1月31日皆既月食がみられるそうです。国立天文台によると日本全国で始まりから終わりまで、夜遅くない時間に1時間以上に渡って見られそうです。31日の夜、月は東南東の空で「部分食」が20時48分頃から欠け始め、21時51分に南東の空で「皆既食」となります。皆既食となった月は、「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれる赤黒い色に見えるそうです。その後、皆既食は1時間17分ほど続き、皆既食から再び部分食となって、日付の変わった0時12分頃に、南の空で部分食が終わります。
おまけ
昨日の安倍首相と麻生財務大臣の国会答弁は、不誠実極まりないものでした。丁寧に答弁すると約束した安倍首相。言う事とやっている事が違う、信用できない人物です。


| お仕事 | 07時33分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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売上を増やす5つの方法


私は売上至上主義者(売上を増やすことが最優先とする考え方)ではありません。売上を増やすことを最優先すると、安値で売上を増やして粗利益率が低下する(利益が残らない)、無理な製造をする(残業時間増加、社員の疲労増大)、資金繰りがひっ迫して借金を増やし支払利息が増加する、過剰在庫や不良在庫が増える、与信リスクが高まる、等のマイナスが多くなります。景気が良く経済成長率が二桁のような時代には通用しましたが、超低成長の時代には売上至上主義はあいません。私は粗利益率を上げて粗利益を大きくすることが大事だと思います。しかし、祖利益を稼ぐには、手段として売上が必要です。売上増加が目的ではなく、粗利益増加のために売り上げが必要となるだけです。では、売上を増やすにはどうしたら良いか?  5つの方法があります。
売り上げの公式とは?
 売上 = 顧客数 X 顧客単価 で表されます。
上記のように、売上は、顧客数に顧客単価を掛けて求めます。そして、売上を上げるには、顧客数を増やすか、顧客単価を上げるか、のどちらか(あるいは両方)しかありません。
顧客数は、以下のように分解できます。
 (新規顧客 + 既存顧客-流出顧客)X 購買頻度(顧客内シェアを高める) 
これは、顧客数を増やす公式です。お客様の数を増やすのと、お客様の購買頻度を高める、以外には顧客数は増えません。すなわち、顧客数を増やすには、以下の3つということになります。
① 新規顧客を獲得する(増やす)
② 既存顧客の流出を防止する(減らす)
③ 購買頻度を高める(顧客内シェアを高める)
顧客は思っている以上に入れ替わります。新規顧客を増やすこと誰でも考えますが、流出顧客のことは、意外と忘れられています。(新規顧客を増やすのは得意だが既存客が減り続ける会社があれば、新規顧客はなかなか増えないが既存客が減らない会社もあります)。
次に、顧客単価で、以下のように分解されます。
 顧客単価 = 買上点数 X 1点当たり価格
この計算式より、顧客単価を増やすには、以下の2つです。
④  買上点数を増やす(新商品受注、他社受注の品目をもらう)
⑤  1点(1商品)当たりの単価を上げる
こうして売上の基本公式を分解してみると、売上を増やすには、5つの方法しがないことがわかります。

新規顧客を増やすのはかなりの労力と時間が要ります。既存客維持だけでは売り上げは増えません。顧客内シェアを高めるのが容易で有効です。売上を増やす方法の中で、一番効率よく売上を増やせるのは価格を上げることです。営業マンに期待します。

| お仕事 | 07時26分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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週末雑感


・生産性改革
2018年は「生産性改革元年」といった報道を見かけます。日本は生産性が海外に比べて低く、その結果給与水準が上がらず、個人消費が盛り上がらないといった記事を見ます。しかし、生産性とは一体何か?どうすれば改革できるのか?そもそも生産性とは、生産に投入した機械設備や労働力を分母において、分子にその生産活動から生み出せる付加価値をおいて求められる数値だと思います。となると、付加価値を上げれば生産性が上がる生産性改革につながります。付加価値とは原価と売価との差額です。一番簡単な生産性改善は値上げをすることです。生産に投入する材料費や人件費が変わらなくても、価格が上がれば付加価値は上がり、生産性が改善されたことになります。もちろん、より品質を良くしたり、効率よく生産する努力をしなくて良いというわけではありません。様々な企業努力をしたうえで、価格を引き上げることが大事です。日本は、サービスや品質に対する対価(価格)が低すぎる国です。品質やサービスに対する妥当な価値を顧客が認めて、妥当な対価を支払う意識改革が必要です。

・投信ブロガーのファンド・オブ・ザイヤー
投資信託に投資する人たちがブログで様々な情報発信をしています。その投信ブロガーが2017年ファンド・オブ・ザイヤーを発表しました。第1位は楽天投信投資顧問が運用する「楽天・全世界株式インデックスファンド」です。日本、海外先進国、新興国の株式を投資対象とし、大型株式から小型株式までカバーします。投資銘柄数は7,907銘柄、上位銘柄はアップル、マイクロソフト、アマゾン等で、米国が50%超、日本が8%、中国3%等です。ネット証券で購入すると、販売手数料がゼロ、信託報酬0.24%程度と低コストです。まだ去年の10月から運用開始されたばかりで、規模が26億円と少額ですが、今後増加すると見込まれます。私も昨年12月から積み立て投資でこのファンドと3位にランクされた「楽天・全米株式インデックスファンド」を購入しています。これは米国株式全体をカバーする3,574銘柄に投資します。両方とも、全米で最大のインデックスファンドの運用会社バンガード社が運用するETF(上場投資信託)を買い付けるだけのシンプルな構造です。株式投資のインデックスファンドを考える方にはお勧めします。

| いろいろ | 07時25分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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