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傍観者効果


日産自動車、神戸製鋼、スバルの不正問題。日本製品の信頼を揺るがしかねない事件です。

どうして、このような不正が起こったのか?また何十年も続いたのか?
「傍観者的効果」という言葉。他者を助けるべき状況であっても、周囲に多くの人がいることによって、自分が助けなくても良いのでは?と思ってしまう状態です。その場にいるのが自分だけであれば、援助行動が行われる確率が高くなり、反対に、周囲にいる人が多ければ多いほど援助行動は抑制されるとされています。綱引きもそうです。集団だと自分が力を入れなくても問題ないと思うのに対し、1人で走るリレー競争では必死に走ります。
傍観者効果が生じる原因には、「責任の分散」「聴衆抑制」「多元的無知」があると言われます。
「責任の分散」とは、自分がしなくても誰かが行動するだろう、もしくは他者と同じ行動をすることで責任や非難が分散されるだろうと判断してしまうことで、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という心理状態。
「聴衆抑制」とは、行動を起こして失敗した際の、他者のネガティブな評価に対する不安から、援助行動が抑制されるというものです。自分が不正行為を避難、告発することで
降格処分に合ってしまうのではないかと心配する心理状態。
「多元的無知」とは、周囲の人が何もしていないのだから、援助や介入に緊急性を要しないだろうと誤って判断してしまうことです。永年にわたって行っている不正に対して、是正活動何もなかったので、問題がないだろうと思ってしまう、という心理状態。

社内に、まじめに仕事をして利益が出せない人より、多少の不正をしてでも利益を出す人を評価する雰囲気がある会社、社内に、これまでこの方法(不正行為)でやってきて何も問題がなかったからOKという雰囲気がある会社、社内にベテラン社員や上司に対してものが言えない雰囲気がある会社は、危ないと言われます。
結果最優先で、手段を問わないという社風の会社ですね。相手をだましても、自分の成績を上げるのが一番大事と思うようになったら最後です。これらの社風は、全て経営者の責任です。経営者がこのように考えて、それに基づいて社員を評価したら、絶対危ない会社になります。このような会社に、当社をしたくありません。

明日はお休みします。次回は11月20日です。

おまけ
11月11日、中国の独身の日。ネット通販の宅配の個数が8億5千万個と報道がありました(一部には10億個以上との説もあります)。昨年の日本の総宅配個数が40億個だったので、たった1日で日本全体の2割以上に相当します。宅配業者が、あまりの多さに嫌気をさして、足で箱を蹴飛ばしている動画が流れました。

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| 経済・社会 | 07時32分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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働き方改革の影響


『民間シンクタンクの「北見式賃金研究所」(名古屋市)は、政府の働き方改革関連法案による残業時間の制限が全労働者に厳格に適用された場合、全国で総額10兆円の残業代が減るとの試算をまとめた。北見昌朗所長は「多くの労働者にとって、残業代は給料の一部に組み込まれており、このままでは、働き方改革が家計を直撃することになる」と訴える。
労働基準法の改正案では、年間360時間以内とする残業規則について、違反した場合の罰則を設ける。月平均では30時間超の残業が対象となる。国の2016年度の統計から同研究所が推計したところ、約2900万人のフルタイム労働者のうち、31%が月30時間超の残業をしていた。年収区分ごとの平均的な残業時間と、時間当たりの残業代を掛け合わせ、月30時間を超えた分の残業代を試算すると国全体では10兆円に達し、東北6県の労働者の給与総額を上回ったという。
改正案でも残業時間の上限は「臨時的に、特別の事情がある場合」に限り、労使の合意に基づき年間最大720時間まで伸ばせる。専門家には「ただちに全企業が年間360時間超の残業をできなくなるわけではない」との見方もある。ただ、北見所長は「残業時間の延長はあくまで特例。法令を遵守すれば、かなり厳しい規制になる」と指摘。地方の中小企業に多くみられる年収300万~400万円台の男性労働者では、30時間超の残業をする割合が35~40%に達しており、残業代が減る影響は大きいとみている。
北見所長は「働き方改革の方向性には賛同するが、中小企業の現状を変えなければ、働く人の年収が50万円も減るケースも考えられ、かえって不幸な結果を招くだろう」と話す。アベノミクスによる大企業の利益の増加分を取引価格の改善などで中小まで波及させなければ、働き方改革の成果は上がらないという。』
      出所:中日新聞11月4日

10兆円の個人の収入が減り、その分個人の支出が減るということは、GDP総額500兆円の内約6割の300兆円を個人消費が占めており、10兆円のマイナスは個人消費を3%減らし、GDPを2%削減することになります。残業時間の多い中小企業の社員は10%以上減収になる可能性もあります。平均給与の高い大企業は残業を減らすために外注に仕事を出しますが、仕事を受ける中小企業の残業時間は増えて、上限の時間を超えてしまいます。大企業は、加工賃の引き上げも納期を伸ばすことも認めません。本当に、働き方改革を実現するには、製品価格の引き上げを大企業が認め中小企業の従業員の給与を引き上げて残業代の減少を補い、残業をしなくても済む長めの納期を大企業が受け入れる。こういったことまで、政府が踏み込まなければ、絵に描いた餅に終わり、真の働き方改革は出来ません。

おまけ
「究極の風見鶏」小池都知事。希望の党が泥船化すると、さっさと逃げました。さすが「自分ファースト」です。東京都議会も公明党が連携を止めるので、過半数に届かず。都知事としても力を失います。オリンピック、築地豊洲問題、大丈夫でしょうか?

| 経済・社会 | 07時33分 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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身の丈を知った拡大路線


「実践!社長の財務」というメルマガに掲載された文章を引用させていただきます。

『企業は、成長発展を目指していかなければいけません。これはどんな企業であっても、そうだと思っています。成長発展とは、社員数が多くなる、売上が多くなる、というような、規模が大きくなることとは限りません。作っている製品の機能や質の向上、どんどんお客様の役に立つ製品を作っていけるようになることもそうです。サービスの質がどんどんすばらしくなっていくことも成長発展です。

うちは今のままを維持していければいいんだよ、という考えの現状維持というのは、結局は衰退につながっていきます。世の中は変わっていきますし、お客様も変わっていきます。
ずっと同じお客様がいてくれる、ということはないでしょう。個人であれば寿命がありますし、相手が法人なら中の人間はどんどん変わっていますし、成長発展しない企業とは付き合い続けていかないでしょう。現状維持でというのは、そこから抜けていくことが多くなるので、結局は衰退ということです。ですから企業は常に、今あるものを改善していく、新しいものを作っていく、新しいお客様を開拓していく、ということをし続けていく必要があります。これを拡大路線というかはわかりませんが、やはり拡大していこう、という気概が必要なのではないでしょうか?経営トップに、もっと大きくしていこう、とか、成長発展していこう、という気持ちがないと、企業は衰退の道を辿ってしまうのです。

ただし、拡大路線は身の丈を知って行う、ということも同時に大事なことです。経営トップの身の丈以上の拡大を、急激に進めようとすると、企業破綻の道を突っ走ってしまうことがあります。これはもう社長自身が自覚するしか、ないですね。突っ走っている時は、恐らく社長は回りの言うことを聞かないでしょう。企業は社長の器以上には、大きくならない、と言います。自分の器を見極めるのは難しいことですが、「常に謙虚にして驕らず」という姿勢が重要なのでは、と思います。』

私は、売上・規模の拡大、シェア(市場占有率)のアップ、利益追求を目指しません。製品品質がより良くなり、社員がより成長し、お客様からの信頼がもっと増え、小粒でも財務が健全で破綻せずに、社員の雇用を守れる会社になることを目指します。利益はあくまでも、目指すことを達成するための手段であって、会社の目的・目標ではありません。11月2日に書いた金融危機は、日本全体が謙虚さを失い、身の丈知らずの投資・投機を行った結果だと思います。


| お仕事 | 07時30分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「はたらくきほん100」松浦弥太郎、野尻哲也著 マガジンハウス


7回目です

『「悩む」と「迷う」は、いずれも心が揺らぎますが、本質的に違うもの。悩みとは、本当に答えが見つからない状態。根本的に解決できないから「もう悩まない」と自分で決めてしまえば、そこが出口です。迷いとは、いくつもの選択肢から選ぶことができない状態。迷ったら、選択肢がたくさんあることを喜びましょう。それでいて選ぶことができないなら、どれも似たようなものと思って、さっさと決めて出口に向かいましょう。』
⇒ 社長は、いつも悩み、いつも迷う職業です。

『自信は誰かに持たせてもらうものではありません。自分で作りだし、自分で世話をして、自分で育てていくものです。小さく挑戦して成功したら、それは自信の種まきになります。
大事に育てていきましょう。もしも失敗して、自身の芽が枯れそうになったら、ていねいに水をやり、生き返らせましょう。自信は人から与えられるものではなく、自分で持つものです。』
⇒ 小さな成功を積み重ねることが自信につながります。「やる気」も人から与えられるものではなく、自分で生み出すものです。

『苦労なく、ぱっと成果を出し続けられれば、どんなにスマートでしょうか。しかし現実には、ほとんどありえないことです。だから「うまくやってやろう」なんて、決して思わないこと。かっこつけるほど、必要な努力を怠るようになります。どんな仕事でも、びっくりするくらい泥臭く、地道な努力が必要です。楽して成功しても、それは一過性のものと心得ましょう。仕事とは、そもそもうまくいかないものなのですから。』
⇒信用金庫や信用組合の職員が自転車に乗って一軒一軒の家を回って、積立預金を集めた時代がありました。これを昔は「どぶ板営業」と呼びました。泥臭い仕事ですが、金融機関にとって基本となる仕事でした。

| | 07時27分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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週末雑感


1. 意外
網の入ったガラスは防犯ガラスではない。本当の目的は防火対策で、ガラスが割れても脱落せず、延焼を食い止めることができる、ということだそうです。
マジックミラーは中から外が見えて、外から中は見えないガラスと思います。しかし、マジックミラーは、暗いところから明るい方が見えて、明るい方から暗い方が見えなくなるガラスとの事。従って、昼間はいいが、夜になると暗い外から明かりをつけた室内が良く見えてしまうガラスとのこと。

2. 薄暮時間
暗くなるのが早い季節になりましたが、夕方に徐々に暗くなり始めた時に、車のヘッドライトを早めに点灯しましょう(早朝のうす暗い時も同じです)。
JAFのサイトの文章を引用します。
『薄暮時はものが見えにくくなり、見落としを原因とする交通事故が多発する時間帯となっており、ヘッドライトを点灯して自分の存在を知らせることが事故防止に有効となります。しかし、本年8月にJAFが実施した「ヘッドライトに関するアンケート調査結果」では、早めのライト点灯が「スモールライト点灯」に留まるドライバーも多く、またその判断基準はそれぞれが感じる「周囲の暗さ」であることから「点灯タイミングが明確でないことに困る」とするドライバーが多いことが判っています。』
バイクはエンジンをかけると、安全のためにライトが自動で点灯します。北欧の自動車も同じです。私は車のヘッドライトを「オート」に設定しています。周囲が多少暗くなると自動的にヘッドライトが点灯します。他の車が点灯していなくても、私の車は点灯します。暗くなってもヘッドライトを点灯しない車がいると、ヒヤッとすることが良くあります。欧州では、スモールライトはほとんど使用しません。自分の車を認識してもらうにはヘッドライトの点灯が重要です。最近の車では、ヘッドライトが自動点灯のものが多くなっています。是非、活用しましょう。

3. 最新の歯磨き事情
(1)歯ブラシは歯磨き前に水洗いしても大丈夫(テレビで前の水洗いはNGと放送)
(2)1度ちゃんと歯磨きをした後、新しい歯磨き粉を塗るように2回目の歯磨き
(3)口をゆすぐのは軽く1回、ゆすぎ過ぎるとフッ素効果が薄れる

おまけ
明日11月11日は中国の独身の日です。ネット通販での購入が巨額になり、物流業者がてんてこ舞いする日です。

| いろいろ | 07時24分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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