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2015年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年01月

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今日で仕事納め

今日、2015年の最終営業日となります。みなさんにとって、今年はどんな1年だったでしょうか? 私は下記の通りです:

会社の業績に関しては、不満足な年でした。生産販売量では伸びたのですが、価格が緩やかな下落傾向がここ数年続き、収益を圧迫しています。インフレ傾向を背景に、価格改定を行いたいところでしたが、非常に苦戦し、年初の計画を大きく下回り、残念でした。来年は全員の頑張りで良い年にしたいと思います。

社内では、社員が自ら様々なアイデアを出して自ら改善のための活動をするようになりました。私が入社する以前は、上から指示されただけを行う消極的な姿勢でしたが、今は自ら会社を良くするにはどうしたら良いか考え行動してくれるようになり、非常に嬉しく思います。自分が考えて行動して、結果が出ては喜ぶもしくは反省する、そのサイクルがあって成長できると信じているので、自ら色々考えて動いてくれるのは嬉しいです。

営業と製造部門と配送・業務部門。お互いに協力し合う姿勢は毎年高まり、チームワークはどんどん良くなっています。これも嬉しいことです。

自然災害が数多くあった年でしたが、私の家族、社員とその家族が大きな事故や病気に遭遇せず幸いでした。

若い社員が将来の生活設計を話してくれました。社員が幸せになることが会社を続けるうえで大きな目標ですから、大変嬉しく感じました。

当社が加入する厚生年金基金が解散することが5月末に厚労省より認可されました。実際の基金の最終的な解散業務が終わるのは2016年秋の予定です。当社が負担しなければいけない不足額が2年前に比べて大きく減額できたことは幸いでした。基金の解散を受けて、社員の老後の生活を支える上乗せ部分が無くなることに対応するために、生活を支援する会社独自の仕組みを作りました。

今年も私の拙いブログを読んで頂き、誠にありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。次回は1月5日です。良いお年をお迎えください。

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| いろいろ | 07時37分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ファンド運用と会社経営の違い

株式投資を担当するファンドマネージャーは、どのように評価されるかご存知ですか?日本株式を運用する場合、あらかじめ決められた株価指数のリターンをファンドのリターンが上回ることを目指します。株価指数で代表的なものは日経平均株価です。これは225銘柄から構成される株価指数で225銘柄の株価が反映されます。しかし、実際の運用では東証株価指数(TOPIX)という東京証券取引所一部に上場する全銘柄(約1800社)から構成される指数です(興味のある方は検索してください)。ファンドマネージャーは、一般的にTOPIXに勝つことを目指します。1年間でTOPIXが10%上昇したとしたら、ファンドマネージャーは10%以上の収益を上げたらよくやったと評価されます。しかし、TOPIXが10%下落した時に7%の下落に留めたら、損が出ていても良くやったと評価されます。投資信託を買った投資家は損をしても、ファンドマネージャーは優秀な成績を残したと言われます。株式の投資手法として、株式市場の動向に関係なく短期金利を上回る収益を得ようとする特殊な運用スタイルがあります(詳細を書くと長くなるので省略します。興味のある方はマーケットニュートラル運用で検索してみてください)。これは、TOPIXが10%上昇しても、10%下落しても1%~2%のリターンを得ることを目指します。株価が10%上昇しても10%といったリターンを狙えません。TOPIXに勝つ運用スタイルが主流で、マーケットニュートラルは数が少ないマイナーな商品です。

私は、会社経営はマーケットニュートラル運用のように、景気動向に関係なく安定的に利益を残すことが大事だと考えて経営しています。景気が良いと100億の売上で10億円の利益が出るが、景気が悪いと売上が80億円に減少し5億円の赤字になる会社と、売上が100億でも60億でも2億円の利益を残す会社では、どちらを選びますか?私は後者を選びます。景気が良ければ売上が増えて利益が出て、景気が悪いと売上落ちて赤字になるのでは、経営者としての能力は関係なく、景気動向といった外部環境に全て依存するだけです。景気動向に関係なく、黒字を確保するには知恵を出さなければ出来ません。経営をしていると、こちらの方がやっていて面白味を感じますし、社員のためにも、金融機関を含む取引先にとっても好ましいだろうと私は考えています。銀行に決算説明をする時には、私はよくマーケットニュートラルを目指しますと話します。資産運用会社で働いた経験と知識は、今の仕事に役立っていると思っています。

| お仕事 | 07時25分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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新聞を読む

今の若い人は新聞を読まなくなった感じがします。「新聞を読んでいる?」と訊くと、「ネットで見ています」という人が多いようです。30年前の朝の通勤電車の風景は、きれいに折りたたんだ日経新聞を読んでいるサラリーマンを多く見かけました。特に、金融業界に勤める人間は、日経は必須で、朝のミーティングで記事の読みあいなどをするくらいでした。20年前、多くの若いサラリーマンが漫画を熱心に見ているのを見て、日本の将来を心配しました。今、スマホでゲームをやるか、漫画を読む人が多く、新聞をきれいに畳んで読む人をほとんど見かけなくなりました。たしかに、ヤフーや新聞社のサイトでニュースを見ることが出来ますが、有料会員になっていないと詳細を読めない仕組みになっています。

私はビジネスマンには日経新聞を読みなさいと話します。日経には、ビジネスマンが必要とする多くの知識や情報が網羅されています。朝日、読売、産経等は家で読む分には良いと思いますが、ビジネスを考えると日経です。日経の科学の記事などは水準が高くなかなか理解できません。日経の記事全てを理解できる人は相当頭脳が優秀な人と断言できます。

ネットでは、自分が興味ある記事しか読みません。新聞では、自分が関心のない見出しを見るだけでも十分価値があります。私は毎週月曜日朝刊に一面を使って掲載される経済指標をチェックします。さらに、朝夕刊の新聞購読に加えて、ネットを千円で申し込み全ての記事を読めるようにしています。昔は、出張して日経が読めない時は保管しておいてもらってまとめ読みをしましたが、今は旅行中でもスマホで日経を読むので保管していません。

興味のある記事、自分が属する業界の記事などをスクラップする、もしくはノートに記録するなどを継続すると、それが記憶として残り、営業先での会話の中で使えたりします。他の営業マンとの差別化にもつながります。

ちなみに、主要新聞は東京にある本社で記事を作りますが、遠距離の新聞ほど「版」が若く、埼玉は13版で東京の14版が最終版になります(新聞の左上にあります)。特ダネ記事を載せる時には、14版まで待つそうです。13版に載せると、他社が14版で追随するリスクがあるからです。パソコンで記事を作ると、活版を作って輪転機で印刷して各地にトラックで配送します。それで、12版、13版、14版となります。最近ではジェットプリンターで印刷し、新聞の形まで仕上げる印刷機があるそうで、遠距離でもこの印刷機があれば最新の新聞が読める時代になりました。

おまけ
Have a joyful day 楽しいクリスマスイブをお過ごしください

| お仕事 | 07時34分 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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金融リテラシー

「金融リテラシー」とは、お金に関する正しい知識を理解して、社会人として経済的に自立するためのスキルを指しています。日本では、子供に対して「お金」の話をすることはタブー視されてきましたが、健康に関する知識と同様に、お金も生活の上で必要不可欠という考えから、米国や英国では、金融リテラシーが義務教育の中に組み込まれるようになっています。ただし、金融教育は新しいカテゴリーで、学校の教員でも指導するのに十分な金融知識を持っているわけではありません。まず、教員が金融の基礎知識を学ぶ必要があります。

「金融リテラシー」教育の基本的な項目には、以下のようなものが含まれます:
○家計の仕組みについて(収入と支出のバランスによる黒字と赤字)
○カード破産、多重債務に陥らないための知識
○お金の稼ぎ方と殖やし方について
○金融商品についての知識(株式、投資信託、保険、住宅ローン、その他)
○生涯を通した生活設計の組み立て方(学歴や職業別)

人生で一番大きな買い物は「マイホーム」です。現金で買える人はまずいません。長期に渡る住宅ローンを組むのが普通です。住宅ローンには固定、変動とあり、それぞれ長所短所があります。また将来の金利動向を読む力も必要になります。
「マイホーム」の次に大きな金額は「生命保険」になります。保険会社のセールスウーマンの薦める保険にそのまま加入したら大変なことになります。適切な保険に入るには自ら勉強する必要があります。
「教育費」もやりだすと非常に大きな金額になります。
「株式投資や投資信託への投資」も勉強しないで証券会社や銀行の窓口に行っておすすめ商品を買うことは絶対避けなければなりません。勉強した人には、うかつなことを窓口の人間は言えません。
リスクが低くて儲かる金融商品はありません。これは勉強していればすぐわかることですが、勉強していないと騙されてしまいます。特に高齢者は金融教育を全く受けなかった人が多いので、詐欺話に騙される人が多いです。「損するリスクがなく、必ず儲かる商品」があれば、他人に教えずに、自分だけでやります。こんな簡単な基本さえ身に付けておけば、騙されることは避けられます。

金融リテラシーを身に付けることはちょっと面倒かもしれませんが、一生で見ると身に付けた人と身に付けてない人との損得の差は大きいと断言できます。初心者でもわかりやすく解説した本や雑誌があるので、まず読んで頂きたいと思います。間違っても、何も知らないうちに金融機関のセミナーなどに出席しないようにして下さい。

おまけ
東芝の1万人規模のリストラ実施。昔は、東芝、ソニー、シャープに入社出来たら一生安泰だと思った人がほとんどでした。

| 経済・社会 | 07時29分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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会社の資金の殖やし方


会社は黒字でも現金残高がマイナスになったら潰れます(黒字が出ても売上代金を回収する期間が長くて現金が不足する、不動産会社で大量の土地在庫に資金が寝てしまい現金不足になる等)。赤字が続いても現金があれば会社を続けることは何とかできます(スーパーのように支払いが遅く、現金で売上を回収できると赤字でも会社を一定期間続けることが出来ます)。

では資金(会社が使える現金総額)を殖やす方法にはどんな方法があるか?
・(無駄な)経費の削減(基本です)
・材料や仕入れ商品の支払いを遅く、売上代金の回収を早くする(これも基本です)
・在庫の削減(在庫はお金が寝ているのと同じです)
・値上げなどによる粗利益率の向上(利益を増やすことが資金を増やす最上の方法です)
・原価管理の徹底による粗利益率の向上(同上)
・顧客の入れ替え、見直しによる粗利益率の向上(不採算の顧客との取引を止める)
・固定費(一番大きな固定費である人件費をむやみに増やさない)
上記の方法は会社のが生み出す現金を殖やす方法です。下記は外部からの資金調達によって現金を殖やす方法です。
・銀行借入を適切に行う(過剰な借入はNG)
・銀行借入を使って設備投資する代わりにリースを活用する(現金を設備に寝かさない)

営業担当者が受注欲しさに長い代金回収期間を安易に受けてしまうと、仕入れ代金の支払を先に行い、代金回収がその後だと手許現金を減らします。
翌日納品が取引条件にあり、製品在庫を大量に抱えるとお金が製品在庫になることになります。受注製造に条件を変更して、在庫をゼロにすればお金を在庫に寝かさず、手許現金を殖やすことになります。
粗利率を引き上げると、営業利益につながり、現金を生み出します。赤字は手許現金を減らします。
一般的に月商3か月までの銀行借入は健全と言われます。借り過ぎはだめですが、無理のない範囲で借入れを行い、手許現金を潤沢に持つことは必要です。
大型設備投資を手許現金や銀行借入で行うと、手許現金を減らし、銀行借入枠を減らします。リースを活用すると、手許現金を維持し、銀行借入枠を残すことが出来ます。

資金を殖やして会社を継続するには、粗利率を改善し、経費を抑えて利益を残し、支払いは遅く回収は早く、在庫を減らすことが中心となります。

おまけ
毎日の挨拶のコツ
”あ” 明るく
”い” いつも同じ状態で
”さ” 先に
”つ” 続ける一言  

| お仕事 | 07時28分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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