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2013年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年07月

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責任を持つ

「責任を取る」というと降格、減給といったネガティブなイメージが浮かぶ人がほとんどだと思います。「責任を持つ」というとポジティブなイメージが浮かぶと思います。責任を国語辞典で引くと、①引き受けてしなければならない任務、②自分の行為について、他人もしくは社会から法律上の不利益または制裁を負わされること、とあります、どうも、「責任を取る」は②の意味合い、「責任を持つ」は①の意味合いになるようです。

レストランやケーキ屋さんで料理長やオーナーの名前を付けるお店が多くあります。これは「全て私が責任を持ちます」という意思表示です。一方で、人は「責任を持つ」ことに対して心理的な抵抗感を持ちます。何故なら、②の「不利益や制裁」を思い浮かべるからです。しかし、全く責任のない仕事というのはあり得ませんし、責任のない仕事をしても達成感もありませんし、楽しくもありません。

責任を持って仕事をするにはどのようにすれば良いか?
・仕事の持つ意義を理解していること
工賃稼ぎのレンガ積みvs.教会を建てるための基礎づくりのレンガ積みでは、責任の感じ方が全く違います。
・自分が裁量権を持って決定した仕事
上司から突然割り振られた営業の目標vs.自分がいろいろ選ぶ権利を持ちじっくり検討した結果出した目標では、目標達成に対する責任感やモチベーション(やる気)は大きく異なります。
・責任に対応する権限が与えられている
責任だけ負わされて、実行のための権限が全く与えられなかったら責任感を持つことは困難です。

では、「責任を取れ」といわれる仕事の結果はどんなものでしょうか?
・当初の目的(目標)が達成されなかった、という結果100%の判断
・目的(目標)が達成されず、なおかつ仕事をいい加減にやっていた。これは責任を取れと言われます。
・目的(目標)が達成されなかったが、仕事の過程において一所懸命全力で取り組んでいたのを周囲の人が認めている。これは責任を取れとはあまり言われません。これに該当するのが、今年の春のWBCで重盗に失敗した内川選手です。彼を責める人はあまりいません。内川選手が全力で頑張っていたのを多くの人が認めていたからです。私はあのような重要な場面で「いけたらいけ」と選手に判断を任せた山本監督に責任があると思います。

責任を果たすのは容易ではありませんが、やりがいがあり、達成感を感じ、自分が成長するための一番の方法です。

おまけ
「どんなに本気になっても、もっと本気になれる」
おまけ
下馬評の低かったプロ野球パリーグのロッテが頑張っています。今年は首脳陣がガラリと変わり、元西武の伊藤監督が就任して、若くて無名の選手が頑張っています。伊東監督曰く「常にベストを尽くしているかどうかをチェックしている」。伊東監督はしっかりとプロセスさえ踏んでいれば、結果うんぬんは問いません。それよりも試合に臨む姿やベンチにいる時の姿勢などを重視しているのです。だからこそ、途中出場の選手がパッと活躍できるのです。プロセスがやはり大事です。

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| お仕事 | 07時23分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マナーの悪さ、規律・けじめのなさ

最近、駅のホームや道路上でスマートフォンの使う人のマナーの悪さが目立ちます。例えば、電車を降りてホームを歩く人や階段を下りる人のスピードが遅いと思うとスマートフォンを見ています。周囲の人のペースと異なるので、ぶつかる危険性があります。先日は、救急車がサイレンを鳴らしながら交差点を曲がろうとすると、スマートフォンを見ながらゆっくり横断歩道を歩いている若い男性を見かけました。思わず「どけ」と怒鳴りたくなりました。スマートフォンを見ながら自転車に乗る人を多く見かけます。命より大事なメールやニュースがあるとは思えません。

駅のホームで、小型のキャリーケースを後ろに傾けて歩く人を多く見かけます。周囲の人に迷惑をかけているのを構わずに、かっこいいでしょうと言わんばかりにひいている人がいます。大きなリュックを背中に背負って混んだ電車に乗る人も周囲に対する気配りのできない人ですね。講演会で、携帯をマナーモードや電源をオフにせずに受信音が鳴って周りに迷惑をかける人も良く見ます。客先を訪問しているのに、携帯の電源をオフにしない人がほとんどです。マナーモードにしていても、受信するとメールや発信元をチラッと確認します。これも失礼な話です。逆に、来客中にもかかわらず、外部や社内の電話を優先して席を外す人も失礼です。わざわざ来ていただいた人よりも、電話で用事を済まそうとする人を優先する気がしれません。

規律・けじめのない人は信頼されにくいです。若い人はなぜそんなことで腹が立つの?と思うかもしれません。世代のギャップがあればあるほど価値観や、常識に対するレベルに差が出ます。しかし、お客様との大切な場面で大失態を演じる可能性もあります。「マナー・規律・けじめはビジネスにおいては重要で守るべきもの」と理解させる必要があります。

こういう事に腹を立てるのは私が歳をとったせいでしょうか・・・・?

おまけ
「問題は解決するものではなく、感動に変えるもの」
おまけ
ラジオで言っていた言葉。「クスリはリスク」逆から読んでも「クスリはリスク」。良く効く薬は副作用などのリスクがあります。

| いろいろ | 07時28分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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財務アタマ


これは会計事務所のアタックス社が使用する言葉で、「会社を絶対潰さないために、リストラを考えなくてもいいようにするため、事前に手を打っておくための財務的英知」と同社は定義します。

これでは分かりにくいので、具体例を出して考えます。
●月次決算を早く出して、危険信号を早く見つけ、早く改善策を打つ
月次決算を見ない社長がいるそうです。また月次決算を社員に開示しない社長が多いそうです。予算と実績を比較して、何かおかしいところがないかチェックする。おかしいところがあれば、原因を分析し対策を打つ。早め早めに手を打てば、リストラをしなくて済みます。
●製品売価を5%値下げしたら、5%量を増やせばOKと考える営業マンを作らない
顧客の言うがままに5%値下げしたら、それまでと同じ加工賃(粗利)を稼ぐには10~15%(粗利率によって異なる)量を増やす必要があります。こういった基本を理解しない営業マンを育ててしまうと、その会社は危うくなります。
●先々を見て会社の資金繰りを早め早めに手当てする
現金が不足することに気付いてから銀行に融資を申し込むのでは遅いです。会社は赤字でも現金があれば倒産しませんが、黒字でも現金が不足すれば会社は倒産します。先を見て、余裕を持って対応できるようにすることが大切です。
●売上至上主義は会社を滅ぼすことを理解する
売上金額最優先で企業活動を行うと、給料を支払うもとになる粗利が不足する結果になりかねません。低加工賃で売上が増えるという事は会社を運営するのに最低限必要な資金(運転資金と呼び、銀行から短期で借入する)が増える割に、利益が出ないという事になります。
●バランスシート(貸借対照表)重視の経営
社長は利益が出ているか気になるので、損益計算書ばかり見てバランスシートを見ない人が多くいます。損益計算書で黒字でも、現金が不足すれば会社は倒産します。会社を続けるには、強いバランスシートが必要です。バランスシートを良くするための経営が、会社を継続し社員の雇用を守る最善の方法です。

まだまだあると思います。

こういった数字やお金に絡む知識、考え方を社員が理解している会社とそうでない会社では、会社存続の可能性が前者は高く、後者は低いことになります。財務に関する知識は会社の存続に大きな影響を及ぼします。コーワは上述の項目をキッチリやっていると私は考えています。

おまけ
「最も美しいのは、夢に挑戦している人の姿」
おまけ
全柔連、NPB、相撲協。スポーツの協会は何故ガバナンス(企業統治)がお粗末なのか?
おまけ
鳩山元首相がまたまた「中国寄りのとんでも発言」をしました。懲りない人、学習しない人です。

| お仕事 | 07時31分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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差別化戦略


会社が競合他社と競う場合は、3つの項目で競争します(以前にも類似した内容を書いたことがあります)。
・価格  どこよりも安価
・品質  どこよりも高品質
・販売力 
価格と品質はわかりやすいです。安さでは、セブン&アイグループのプライベート商品、100円ショップ。品質では、エルメス、ルイ・ヴィトン、ロレックスといったブランド品、等非常にわかりやすいです。しかし、販売力というとちょっと曖昧模糊とします。

販売力として挙げられる項目は、以下のような項目挙げられるでしょうか:
1. 販売員の数
2. 販売員の質
3. 営業拠点の数
4. 広告宣伝費の支出額
5. アフターサービスの良さ
6. ブランド力
7. スピード
8. 提案力
9. 顧客密着度

販売員や営業拠点が多いに越したことはありませんが、人件費や家賃などの固定費が増加するためより大きな売り上げが不可欠になり、バランスを取ることが必要です。
販売員の質は、対人商売の中でも高額な商品(住宅、車、生命保険)ほど重要になります。優れた提案をできる高いレベルの知識が必要です。
広告宣伝費は個人消費者向け商品では重要かもしれませんが、費用対効果が計測しにくい欠点があります。コーワのように企業が客先の場合、広告宣伝費は重要な項目にはなりません。
アフターサービスは、自動車・家電製品等の商品では重要ですし、万が一クレームが発生した場合は個人・法人問わず、適切な対応力が大事になります。
ブランドとは、その会社もしくは会社の製品に対する信用度と言って差し支えありません。大手企業だからブランド力があるとは限りません。大手であることに胡坐(あぐら)をかいて、顧客から反発されることもあります。ブランドを作るのは、会社ではなく個々の社員一人一人の行動です。
スピードが遅いと顧客は他社に行ってしまいます。スピードはコストが余りかからずに他社と差別化できる要因で、各人の心がけで可能な項目です。
提案力は、作業の改善提案、コストの削減提案、ファッションコーディネイトの提案、等で相手を喜ばせることに役立ちます。
顧客密着度は、顧客をより深く理解し、かゆいところに手が届くサービスを提供できることとも言えます。

中小企業は大手企業との競争する場合、安さと品質で打ち勝つのは容易ではありません。上の項目の1~4は大手企業の方が優位でしょう。しかし、5~9は中小企業でも十分競うことが出来ます。逆に小回りが利くから、5~9は中小企業の方が有利だと考えます。特に、スピード、提案力、顧客密着度では大手企業には絶対負けないという意気込みで注力して欲しいと思います。

おまけ
「未来の種はすべて、今日という一日にある」

| お仕事 | 07時21分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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得意先から一生選ばれる会社になる


先月の日経MJ新聞にあるクリーニング店のことが書かれていました。クリーニング店の一番のお客さんはサラリーマンのワイシャツ、スーツ、コート類です。そのお店は技術に定評があり評判も良いお店です。しかし、一番の得意客であるサラリーマンが定年退職すると、パタッとクリーニングに出なくなります。当然、売上も落ちてしまいます。しかし、このお店はクリーニングや防水スプレーといった衣類に関連するアイテムだけでなく、地元の取れたて野菜、各地の名産物、デザイン雑貨、映画のDVDなどクリーニングからかけ離れた商品を店主が気に入ったものだけ販売しており、クリーニングに出さなくても来店するお客がいて、売上を維持しているそうです。店主は、せっかくいい関係が出来ているので、クリーニングだけにこだわっているともったいない結果になる。新しい視点での品ぞろえにも注力して、業種の垣根を超えることになり、売上を維持できることにつながります。このお店のテーマのひとつは「お客さんから一生選ばれるお店になる」ことだそうです。

コーワは企業との取引なので、個人相手の商売とは違うのでクリーニング店のようなやり方は合わないと言ったら、そこで頭は思考停止になります。このクリーニング店のように、段ボールと関連のない商材であっても、お客様である相手企業が喜んでくれるなら取り扱って構わないと思います。コーワが紹介する商材なら間違いないだろうと思ってもらえるだけの信用・信頼感を得ていれば可能なのではと思います。零細工場では、従来は企業向けの製品を製造していたが、その技術を異分野に応用して新製品を考案し、新製品の売上が既存製品を上回る状態になった会社も多いと聞きます。「得意先から一生選ばれる会社」になる為には、いろいろなアイデアを出して得意先から重宝される会社、ないと困ると言われる会社になることだと思います。

おまけ
「可能性より決意」

| お仕事 | 07時26分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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