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FRBの金融政策

///経済・金融に興味がない方は、今回は飛ばしてください///
朝日新聞のサイトから引用
「日本の日銀に相当する米連邦準備制度理事会(FRB)は、25日午後(日本時間26日未明)、前日から開いていた金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表した。実質的なゼロ金利政策など、現在の緩和的な金融政策を据え置いた。 2008年12月から続けている実質的なゼロ金利政策を継続し、14年後半まで超低金利を続ける方針を維持した。短期国債を売って長期国債を買うことで長期金利引き下げを促す政策も予定通り続ける。」

以上の記事から立てられる仮説・予想:
●米国の景気は底割れしないものの過熱状況にはなく、緩やかな景気拡大が続く
●ドルの短期金利が2014年末まで低いということは、円の短期金利が上がると円高につながる為、日本の超低金利状態が2014年までは続く
●米国の長期金利が低い水準で推移するということは、日本の長期金利も低水準が続く(但し、S&Pなどの格付け会社が日本国債を大きく格下げすると金利上昇が起きるので要注意。また消費税増税論議の行方も影響を与えるので要注意)
●ドル安・円高状態が続く(さらに円高が大きく進行するかどうかは不透明)
●米国は低金利の時に株式市場が堅調に推移する傾向があるので、比較的堅調な株式市場が見込まれるが、日本株式市場は先行き不透明感が強く横ばい状態が続きそう

これらから、会社や個人はどのような行動をとればよいのか考えてみます:
●会社が銀行から資金を借りる場合、短期金利に連動する変動金利を続けて大丈夫
●金利が高い時に住宅ローンを組んだ人は、変動型に借り換えたほうが良い
●銀行預金の金利は低いまま。余裕資金が出来たら、住宅ローンの繰り上げ返済を行う
●海外の先進国株式に投資する投資信託に投資妙味があるかもしれない(保証できませんが…)
●FX(外国為替証拠金取引)をする人にとって、ドルロング(円を売ってドルを買う)は投資妙味が少ないと考えられる

「ひとつのニュースからどんなことが予想できるか(仮説を立ててみる)」を考えてみるのは、良い勉強になります。但し、もともと勉強して類推する根拠となる知識や理論を身に付けていなければなりませんが・・・・。

次回は5月1日です。

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| 経済・社会 | 07時32分 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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あなたの責任

よく他人を批判する人がいます。社員が仕事をしないと嘆いた大手コンピューターメーカーF社の元社長、奥さんの料理がまずいと文句を言うご主人、子供が親に反抗して非行に走ると悩む親・・・・・。

いずれも自分に責任はなく、他人に責任があるという考え方です。社員が仕事をしないと嘆く社長は、自分がそのような社員を採用した総責任者であることを忘れています。また社員教育を十分に実施しなかったことを無視しています。奥さんの料理がまずいと文句を言うご主人は、奥さんをおいしいレストランに連れて行っていないことを思いつきません。おいしい料理を食べたときに奥さんに「おいしいね」とほめることをしません。子供といろいろ話し合ったことがなく、真正面から子供と向かい合ったことがなく、両親の仲が悪いことに影響を受けていることに気付かない両親。

私は奥さんの愚痴を言う男性を見ると、そういう女性を奥さんに選んだのは貴方、結婚前に良かった奥さんを悪いと思うようにしてしまったのは貴方、と腹の中で思っています。

相手に100%責任があるということは非常にまれです。自分に元々の責任があるのが半分以上ではないか、と思います。他人を責める前に、自分に原因がないかまず考えましょう。自分が変われば、相手も変わります。奥さんをおいしいレストランに連れて行っておいしい料理を知ってもらう(何がおいしいかわからなければおいしい料理を作れません)、おいしい食事を作ったら「また食べたい」と心からほめる(人間はほめられればまたほめられたいと思う生き物です)、これだけで奥さんはおいしい料理を作るように努力するはずです。

ちなみに、原因は他人にあると考える人は心臓病になりやすいそうです。スウェーデンにて、約3000人の就労者を対象に行われた実験で、こんな結果が出たそうです。「自分の周りの人間を無能」だと思っている人は、そうでない人に比べて、心臓病のリスクが、24%も高いという結果が出ました。自分の感覚では、完璧主義の人は高血圧やうつ症状になる可能性が高いのではないかと思います。

| いろいろ | 07時24分 | comments:0 | trackbacks:2 | TOP↑

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ほめるのが苦手な上司・先輩が部下をほめられるようになるには


なかなか人をほめるというのは、簡単にはいきません。下手をするとギクシャクした印象を与えて逆効果になりかねません。自分の子供がそれまでできなかった逆上がりができるようになった時に心から褒めるのを思い出せばよいのですが、いざほめようと思うとうまくできません。その秘訣をいくつか書いてみます:

●褒められた部下の喜ぶ顔をイメージする(笑顔を思い浮かべる)
●人柄をほめる(やさしい、元気、明るい、など)
●外見、イメージ、行動をほめる(エネルギッシュ、若々しい、困った人を良く手伝う、早朝に全員の机の上の掃除をする、など)
●意欲をほめる(新しいことにチャレンジする姿勢、朝早く出社し仕事の段取りをする、など)
●成長をほめる(これまでできなかった作業ができるようになる、新規顧客開拓に成功した、改善のアイデアを多く出す、など)
●本人のいないところでほめる(目の前の本人をほめるのは照れても、他人に本人をほめる⇒その人物が本人に伝える、これは結構嬉しいものです)
●関心を持ってその人を良く観察する(毎日よく観察していれば小さくてもほめる事柄が見つかるものです)

おしゃべりな人がほめても感動は低いですが、口下手な人がボソッとほめると効果は絶大です。

是非、試してみてください。

おまけ
プロゴルファーの石川遼君が宣伝している英会話教材スピードラーニング。新聞の投稿にこんなのがありました。「スピードラーニングを寝る時に聴いていたら寝つきが非常に良くなったが、止めたら寝つきが悪くなった。」スピードラーニングは睡眠導入剤として有効かもしれません(笑)。私も日本で英会話を勉強した時は、当時の在日米軍の極東放送(FEN)を聞いていました。

| お仕事 | 07時25分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「あっこと僕らが生きた夏」

NHKがドラマ「あっこと僕らが生きた夏」を土曜日夜2回にわたって放送しました。これは実話に基づくドラマです。以下のあらすじはNHKのサイトからの抜粋に一部加筆しました:

大分県の由志館高校(実際は楊志館高校)野球部のマネージャー、あっこ(川島海荷)の頭の中は寝てもさめても野球部のことばかり。そんなあっこが高2の時「上咽頭がん」と診断される。命に関わる状態だと知らされショックを受けるが、甲子園を目指して練習する部員たちの姿に、自分も治療を頑張って、良くなって帰ってくることを誓う。また野球部全員もあっこを甲子園に連れて行くことを約束。由志館高校はノーシードから予選を勝ち抜き甲子園に出場、ベスト8まで進出。全員が「あっこのために」と頑張った結果でした。一時退院したあっこ(川島海荷)が野球部に戻ってきた。再会を喜ぶ部員たち。修学旅行に参加するなど束の間学生生活を謳歌するが、間もなくがんが背骨に転移。「死」を現実のものとして見つめるあっこ。治療を続けると次の夏も病院で暮らすことになると知らされ、あっこは治療を途中でやめて野球部のマネージャーを続け、家族と暮らす決断をする。再び甲子園を目指す野球部だが、エースピッチャー・良幸の肩に異変が。そして大会初日を迎える。残念ながら初戦でチームは敗退。その後、あっこはがんで亡くなり、葬儀の途中に練習グラウンドを家族が訪れ、監督、選手、マネージャー全員があっこを校歌で見送りました。

私は、ハードディスクに落とした映像を続けて見ました。よくあるお涙ちょうだいものかと思っていましたが、後編の途中から目が本当にウルウルし、最後のグラウンドのシーンでは思わず泣いてしまいました。選手は自分達のためにではなく、あっこを甲子園に連れて行くために頑張った結果が、甲子園出場、ベスト8でした。私は、人間はもともと弱い生き物で、自分のためではなく「大切な誰かのために」なら頑張れる生き物だとよく言います。妻のため、子供のため、家族のため、友人のため、大切な人のため、なら頑張れます。個人の競技よりも、駅伝やチーム競技に対してもっと感動するのは、チームメイトのために頑張る姿が心に響くのだと思います。会社という組織でも同じだと思います・・・・。

おまけ
郵貯が投資信託(手数料なしの投信は対象外)を50万円購入すると、3千円キャッシュバックというキャンペーンをやっています。でも、50万円の投信を購入すると最低でも4千円程度、高ければ1万2千円程度の販売手数料を払います。この一部を戻しているだけなのに、あたかも3千円プレゼントするような書き方です。金融機関が広告するおいしい話は、ほとんどがこういうものだと考えて間違いありません。おいしい話には、要注意です。

| テレビ番組 | 07時24分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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三浦しをん

先週、読書について書きました。そのつながりで書きます。
2006年に直木賞を受賞した36歳の若手作家です。最新作「船を編む」を読んで面白かったので、「風が強く吹いている」も読みました。ちなみに「船を編む」は書店の店員が選ぶ今年の本屋大賞を受賞しました。

「船を編む」は、新しい国語辞典の編纂に取り組む出版社の編集部員と周りの人々の姿を描いた作品です。登場人物のキャラクターがユニークで、面白く読めました。「船を編む」を読んで、国語辞典を新しく出すというのは十年単位の仕事だと初めて知りました。現代では、ネットで全てを調べてしまう時代になりましたが、やはり辞典(辞書)は捨てがたいです。私も会社の机の上に、英和辞典、和英辞典、国語辞典を常備しています。

「風が強く吹いている」は、寛政大学の清瀬灰二、蔵原走をはじめとする竹青荘の住人たち10人が、メンバーの大半が陸上未経験者という状況から箱根駅伝出場を果たし、予想以上に健闘する物語です。「それは無理だろう」「ありえないだろう」「小説だから」と思う部分はありますが、どんどん引き込まれていき、結末がどうなるか気になって一気読みしてしまいました。作者のストーリー仕立てが上手です。「ランナーズハイ」という言葉がありますが、それをうまく表現しています。久しぶりに一気読みした本です。「風が…」は文庫本になり、3年前に映画化されました。

二つの作品に共通しているのは、困難と思われる仕事や夢に挑み続ける若人の姿を描き、大変な仕事やトレーニングが次第に喜びにつながっていく点と言えるかもしれません。そして、一つの夢に向かって必死に努力する人を、周囲の人は応援したくなり、彼らの夢が全員の夢に変わっていくことです。結果がどうであれ(両作品とも結果を残すですが)、その夢に向かってチャレンジすることは大事だし、その過程において行った努力を評価したくなるものです。

さわやかな読後感が欲しい、清々しい青春小説を読みたいと思う人にはお勧めです。

おまけ
女房が文庫本は文字が小さく読みにくく、iPadでは文字を大きくできるしバックライトで明るく読みやすいと言い出しました。もっと本の電子書籍化が進むと、高齢者がiPadで本を読むパターンが急増するかもしれません。
おまけ
戦力を補強したジャイアンツが最下位、ダルビッシュが抜けて苦戦すると思われた日本ハムが首位。野球っておもしろいですね。

ダンボールのコーワ
埼玉のダンボールメーカー コーワ株式会社



| | 07時26分 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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