ざるそばと天ぷらそば、どちらが太りにくいか?
夏バテで食欲がなく、お昼をざるそばで簡単に済ませてしまうサラリーマンは多いと思います。
菊池真由子、管理栄養士によれば、ざるそばよりも天ぷらそばの方が太りにくいそうです。
『カロリーが低いメニューを食べる―じつは、それだけではやせません。「カロリーがすべてではない」、まずはその事実を知ってください。たとえば、「ざるそば」と「天ぷらそば」を比べてみましょう。ざるそばは、284キロカロリー。天ぷらそばは、459キロカロリー。明らかに天ぷらそばのほうが、カロリーが高いです。じつは、ここに落とし穴があります。ざるそばは、麺だけというシンプルなメニューですから、当然、低カロリーです。一方、天ぷらそばは、天ぷらがある分、カロリーが高くなります。カロリーが高くなる原因は、天ぷらが揚げものだからです。揚げものは揚げ油をたくさん吸収しているので、油の量が多くなります。油の脂肪量が多いと、その分、カロリーも高くなります。ざるそばは、カロリーが低いと同時に消化に時間がかかりません。これは消化に時間がかかる脂肪分がないからです。つまり、ざるそばは胃の中にとどまっている時間が短いのです。天ぷらそばは、カロリーが高いと同時に消化に時間がかかります。これは脂肪の消化に時間がかかるからです。ある調査によると、消化のために胃の中にとどまっている時間は、そばだけなら約2時間半程度、えび天ぷらは約4時間です。ざるそばは早く胃がカラになります。胃の中に食べものがなくなると空腹感が出てきます。空腹になれば当然、食欲が湧いてきますから、つい、おやつ……となります。こうして、いつのまにか摂取カロリーが増えてしまうのです。天ぷらそばはどうでしょう?天ぷらは胃の中に長い時間とどまっています。胃の中に食べものがあると、満腹感が持続します。満腹感が長持ちすると、次の食事までムダな食欲が湧きません。食欲が湧かなければ、間食を食べたい気持ちも起こらないのです。ざるそばのように、シンプルな麺のほうがよさそうに思えますが、実際は天ぷらそばのように、具がのったメニューのほうがよいこともあるのです。具が多いほど胃の中にとどまっている時間が長くなり、消化に時間がかかる分だけ、ムダな食欲を抑えることができます。しかも、具の種類が多ければ、それだけ摂取できる栄養素も増えます。えび天そばなら、ざるそばにはない、タンパク質を摂取できます。野菜の天ぷらなら、ビタミン・ミネラル、食物繊維を一緒にとることができるのです。食物繊維は消化が悪いため、満腹感が持続するというメリットもあります。様々な栄養成分が揃うと栄養のバランスがとれます。栄養バランスがいいと、余分なカロリーが体の脂肪になりにくいのです。これは、麺類に限らず、あらゆる料理に共通して言えることです。カロリーが低いメニューではなく、具の多いメニューを食べる――。これが、ムダな食欲を消し、自然にやせるコツです。
ちなみに、私がおすすめする具だくさんの外食メニューを紹介します。
1位 石焼きビビンバ、2位 五目ラーメン(タンメン)、3位 冷やし中華です。
一度にたくさんの食品、特に野菜が使われているので、手軽に栄養のバランスがとれるのです。ただし、ビビンバはご飯の量が多いのがたまにキズ。ご飯は小盛りに頼むようにしましょう。』
当社の昼食でおそばが出ます。その時には必ず野菜のてんぷら数種類が用意してあります。更に五目飯も…(中年男性は控えたほうが良さそうですね)。菊池氏の説によれば、営業マンが昼食を外で食べる時は、主菜、副菜(野菜)、味噌汁、等が付く定食も好ましいことになり、ごはん控えめの肉野菜炒め定食なんかが良いことになりそうです。
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| たべもの | 20時38分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑