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社長の教科書 金言編


標題は日経トップリーダー編の小冊子で、名経営者の金言を紹介しています。そこからいくつか紹介します。

●「俺は絶対にできる!」 三森久美(大戸屋創業者)
三森氏は弱気になった時、自己顕示をかけた。朝、鏡に向かって「俺は強い」「俺は絶対にできる」等と口に出し自分に言い聞かせた。カラ元気でもよいから自分に暗示をかける。ネガティブな思いを打ち消す言葉が大事。
⇒ 営業マンも予算に届かないのを嘆くのではなく、カラ元気でもよいから毎朝やってみましょう。但し、あんまり大きな声でやると家族や近所に迷惑をかけるので要注意です。
●「あきまへんな」と口にしない 樋口武男 大和ハウス工業会長
悪い材料を探そうと思えばなんぼでも出てくるが、あきまへんなと言っていると本当に自分自身が駄目になります。「叶う」という字は「口ヘン」に「プラス」と書く。プラス思考の言葉を口にしていたら、言っていることは叶うものです。
⇒ いつもポジティブすぎるとやり過ぎですが、大変な困難に直面した時ほどポジティブな言葉を意識して出すようにしたいものです。
●「世の中は基本的にうまくいかない」 矢野博丈 大創産業社長(ダイソー)
世の中は基本的にはうまくいかないという哲学を持っている。うまくいくのはありがたい、偶然なんだと思うようにしている。
⇒家族みんなが健康で、毎日会社に出社して仕事をいつものようにして、自宅で夕食を家族と一緒に食べる。こんな幸せなことはありません。病気になって初めて取り留めもない普通の事がどれだけ幸せな事なのか理解できます。
●「しょうがないという言葉は使わない」 松浦元男 樹研工業会長(小型精密部品製造)
私は一個の経営者です。経営者というのは、国がどうなろうが、地震が来ようが、従業員のために会社を絶対に守らんといかんのです。不況だからしょうがない、天災だからしょうがない、そんな甘えは経営者に許されないのです。
⇒東京電力の経営者に聴かせたい言葉です。頭でわかっていても、使ってしまう言葉です。
営業マンは得意先の売れ行きが落ちているからしょうがない、と予算未達でも思ってしまいます。それを言ったら、そこでお終いです。
●「人に感謝 物に感謝」 梅野重俊 梅の花会長(和食店梅の花)
物事がうまく運んでいる時、人は全て自分の力によるものだと勘違いすることがある。しかし、自分を取り巻く人や物に感謝の気持ちをなくすと、運命は逆回転を始めるのだ。
⇒天狗にならず、絶えず周囲に感謝の気持ちを忘れない。「成功は自分のおかげ、失敗は社員のせい」と思う社長の会社は絶対長続きしないと思います。

次回は、GW明けの5月8日です。

おまけ
コンビニが相次いで消耗品の値下げを発表。価格を下げるという事は景気が悪い証拠です。

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| お仕事 | 07時35分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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モノの言い方


野球で好投手が投げていると、打撃コーチが「低めを打つな」と打者にアドバイスすると「低めの球に手を出してアウト」というパターンをよく見ます。こういう時は「高めの球だけ狙え」と指導する方が効果的だそうです。「低め」という言葉が頭に残り、逆に低めを意識しすぎるようです。この場合は、「低めを打つな」と否定の言葉をつかっています。「高めだけを狙え」と肯定の言葉を使う方が効果的です。

何かアドバイスする時も、「これが出来ていない」「データが不十分だ」といった否定だけでアドバイスすると、アドバイスされた方はどうしたら良いかわからず頭が混乱してしまいます。「ここをこう変えたら、もっと良くなる」「このデータを追加したら言いたいことがハッキリ伝わる」と具体的かつ肯定的な表現をすると、相手も受け入れやすく、何をすればよいか理解しやすくなります。

奥さんが新しい料理を作った時、部下が提案書を作成した時に注意すべき言い方。否定的な表現だけで話すのは絶対避ける。最初に誉める「野菜の美味しさが良く出ている」「レポートが簡潔にまとまっている」等々。最後に、「ここをこうしたらもっとおいしくなる」「ここにこういう資料を入れたらもっと相手に言いたいことが伝わる」といった肯定的なアドバイスをする。そうすると、奥さんも部下も気持ちよくあなたのアドバイスを聞き入れてくれます。ダメ出ししか言わなければ、奥さんも部下も「あなたのためにもっと頑張ろう」とは思いません。

同じことを伝えるのでも、モノの言い方は様々です。一番簡単なのは、こんな言い方を自分がされたら、反発するか、納得するか、考えてみることです。

おまけ
ニューヨークダウ工業株30種が21,000ドルを回復しています。30年前の1987年末は1,938ドルでした。10.8倍です。同時期の日経平均は21,564円に対し、2日の終値が19,289円。0.89倍。1987年末のドルは144.6円、直近は110円、NYダウは1987年末28万円だったものが、今では231万円と8.25倍に成長。日経平均は0.89倍。10倍近い差が付きました。雲泥の差です。

| いろいろ | 07時39分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Kindle Paper White

アマゾンが販売している電子書籍です。自宅では、Kindle Fireというタブレット(iPadみたいな端末)と、電子書籍専用のKindle Paper White(以下KPW) を3台(一人1台)所有しています。最近は本を読む場合、紙の書籍ではなくKPWで読むようにしています(電子書籍化されている本の場合)。以前は、電子書籍化されない本の比率が高かったですが、最近はかなり上がっています。KPWで本を読むメリットとデメリットを列挙してみます。
メリット
1. 紙の本よりも安価で、かつ次の購入に使えるポイントが付与されることがある
2. WiFiが付いており、本をすぐダウンロードできて待つ必要がない
3. 宅配便を使わず、宅配便ドライバーの負担を減らせる
4. 文字を大きくできて老眼の目にやさしい、暗い場所でも読みやすい
5. 紙の場合、同時に二人が読むことはできないが、電子書籍はできる
6. 大量の本を保管する必要がなく、またKPW1個で数百冊を手に納められる
7. 受領時に初期設定がされており、IT音痴の私でも扱いが簡単
8. 立ち読みの代わりにサンプルをダウンロードして読んでから購入を決められる
9. 読者の書評が参考になる
10. 在庫切れがない
11. 坊ちゃん、走れメロス等の古い名作が無料で読める
デメリット
1. 前の部分をちょっと読み返したい時に探すのが面倒
2. 紙の生産を減らすので、紙パ業界にとってはマイナス
3. 雑誌はPDFで読むので、読みにくい
4. 作者によっては電子書籍を許可しない人もいる
5. 街の本屋さんを減らす結果になりかねない
6. 立ち読みで従来関心がなかったが面白そうな本を探す楽しみがない(KPWは私の購入履歴で好みそうな本を推奨はしてくれます)

単行本や文庫は電子書籍と紙の本を組み合わせて読みますが、雑誌は紙に限るというのが私の結論です。

| いろいろ | 07時33分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「現在地、行き先、行き方」


突然ですが、百貨店で迷子になって泣いている子供がいるとしましょう。なぜ迷子は泣いているのでしょうか。その理由は3つあります。
1)今どこにいるのかが分からない(現在地)
2)どこに行けばよいかわからない(行き先)
3)どのようにして行けばいいかが分からない(行き方)
お父さん、お母さんとはぐれた子供は今、何階にいるのか、何売り場にいるのかが分からず泣いています。つまり、「今どこにいるのかが分からない(現在地)」のです。もし表示などを見て、今3階にいるとわかったとしましょう。しかし、お父さん、お母さんが何階にいるのかが分からいのでまだ泣き続けます。つまり、「どこに行けばよいかわからない(行き先)」のです。もし、お父さん、お母さんとの会話を思い出して5階にいるとわかったとしましょう。しかし、どのようにして3階から5階に行けばよいのかが分からないのでまだ泣き続けます。つまり「どのようにして行けばいいかが分からない(行き方)」のです。

多くの会社でこれと同じことが起きているかもしれません。社員が自らの会社が今どのような状態かがわからないとすれば、「今どこにいるのかが分からない(現在地)」
社員が、会社がどのような方針なのかわからないとすれば「どこに行けばよいかわからない(行き先)」
社員がどのようにしてその方針を達成するのがわからないとすれば「どのようにして行けばいいかが分からない(行き方)」
このような状態を「迷子の経営」といいます。社員が迷子になっているのです。社員が迷子になっている会社が儲かるはずがありません
   *出所 ハタコンサルタント株式会社

現在地が分るようにするために、月次決算を私は全社員に公開しています。外資系企業に勤務した時代、会社の決算状況が社員に開示されずいきなり給与カットや人員削減等が実施されました。もし知っていたら、働き方が違ったもの(より積極的)になっていたと思います。その経験があるので、社員に会社の状況(「現在地」)を知ってもらうようにしています。会社の現状を知らせずに、社員に考えろと言っても考えるベースがありません。
そして「行き先」を明確にするために、年度の方針を明らかにし、予算と目標を管理職に開示します。「行き先」を判らずに乗組員(社員)が船(会社)を動かすことはできません。向かうべき方向を明らかにします。さらに「行き方」を明確にするために、各部門が行なうべき実施計画を部門責任者に策定してもらい、全社員に開示します。目的地に向かうのに、複数の「行き方」があるとすれば、どの「行き方」を選んだのか開示します。

おまけ
落語の三遊亭円歌死去。私には歌奴(うたやっこ)時代の「山のあなあな…」の方が記憶に残っています(50代以上でないと分かりません)。当時は、林家三平と三遊亭歌奴が落語のツートップでした。合掌。

| お仕事 | 22時48分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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のれん代と減損処理


新聞で時々「のれん代」「減損処理」という言葉を聞きます。「のれん代」とは居酒屋の入口にある暖簾(のれん)ではありません。A社がB社を買収した時に、B社の純資産(解散価値とも呼ばれます、建物・機械・在庫・現預金等の総資産から借金や仕入代金等の負債を差し引いた金額)を上回ってB社を購入します。例えば、B社の純資産1千億円に対し購入金額が2千億円とすると、差額の1千億円がのれん代となります。のれん代は、ブランド力、多く抱える優良顧客、商品開発力、有能な社員と技術力等を含むとします。企業は、20年かけて1千億円を償却、すなわち毎年50億円を経費計上します。しかし、買収後顧客を失った、有能な技術者が退社した、等の要因で1千億円の価値がないと判断すると、未償却の950億円を損失として計上します。これを減損処理と呼びます。

最近、減損処理のニュースを多く見ます。先週の日本郵政が買収したオーストラリアの物流会社を減損処理することを検討するというニュース。大手商社は買収した海外の資源会社ののれん代を、資源価格が急落したとして減損処理をして巨額の損失を計上しました。資源価格が買収当時の価格から半分に下落したとすると買収金額を半分にしないと合わないことになります。例えば、年間100億円の利益が見込めると考え1千億円ののれん代を含めて買収したら、50億円の利益しか出ないと判明したら、1千億円を500億円に評価を変える必要があり500億円を減損処理します。東芝、楽天等数多くの企業が減損処理をしています。

なぜ減損処理が急増しているのか? まず、人口が減少を続ける国内の設備投資を控えている企業が多く、その代わりに海外企業の買収に多額の資金を振り向けています。買収する際には、どうしても高く買うようになってしまいます。他社も買収しようとすれば価格を上げなければならない、買収相手が価格を釣り上げる等の要因です(株式投資でも買う時は高く買い、売る時は安く売るようになってしまいます)。海外の企業買収に慣れていない日本の大手企業が高値掴みをしてしまうというのが実情です。

国内でも、後継者不在や業績不振から会社を売却したい、買い取って欲しいという話(M&A)を良く聞きます。もしのれん代1億円払って買収した企業から優良顧客が去ってしまった、有能な営業マンが退社した、想定していたよりも資産が悪化していた、といったことが発生すると、毎年500万円を償却するのではなく減損処理をするというパターンがあり得ます。業績不振企業の場合、買収決定をする前の事前調査(デューディリジェンスと呼びます)をキチンと実施することが大事です。

おまけ
20日にオープンしたギンザシックス。地下の食品売り場が一番人気とか。アパレルなどは高価すぎます。

| 経済・社会 | 07時36分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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